注目のスタートアップ

産業用ロボットと自律移動ロボットのための技術を開発・提供する「アセントロボティクス」が10億円調達

company

2022年1月20日、アセントロボティクス株式会社は、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。

産業用ロボットと自律移動ロボットのためのインテリジェントソリューションを開発・提供しています。

プロダクトとしては、複雑なプログラミングなしで簡単に導入できるロボットピッキングのためのソフトウェアベースのシステム「アセントピック(Ascent Pick)」を提供しています。

他には、ファクトリーオートメーションにおける特定の課題に合わせたカスタムソリューションの提供、産業用ロボットのためのAI開発、自律移動システムの開発などを行っています。

今回の資金は、デジタルツイン時代に向けた各種センシング技術の開発の加速や、人材採用の強化などに充当されます。

新型コロナウイルス感染症の流行によって、DX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が加速している中、製造業においても単なるデジタル化ではなく、変化の激しい時代を生き抜いていけるような企業への変革が求められています。

製造業においてAIやIoTなどの先端技術は、生産性の向上や品質の確保など様々な恩恵を与えます。

人手不足にある製造業では生産性の向上や省人化が求められており、デジタル化はその一助となるものとして、導入が進んでいます。

たとえば、物流倉庫では、自律走行が可能なロボットが導入され、荷物の移動の自動化を実現しています。

また安価な機材で導入できるソリューションも増えており、たとえば農家などの小規模な現場においても、仕分けなどの作業を効率化・自動化するシステムやロボットが導入されはじめています。

一方、工学・ロボティクス分野で注目されている最新技術に“デジタルツイン”があります。

デジタルツインとは、物理空間のデータを集め、仮想空間上にデジタルなコピーとして再現し、未来をシミュレートする技術です。

たとえば製造業においては、設備のデジタルコピーから未来をシミュレートし、設備の故障を事前に予測することが可能です。

他にも試作品の製作や気候変動など災害管理など、様々な活用法ができる技術であり、大きな成長が予測されています。

最新技術を活用したプロダクトの開発には豊富な資金が必要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI テクノロジー ものづくり ロボット ロボティクス 技術 株式会社 産業 産業用ロボット 製造業 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

2.5次元IPのプロデュース・マネジメントを手がける「Blackbox」が7500万円調達
2025年5月21日、株式会社Blackboxは、7500万円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は1.5億円となります。 Blackboxは、2.5次元IPのプロデュース・マ…
日本酒開拓をサポートするアプリ提供の「サケアイ」が資金調達
2020年12月10日、株式会社サケアイは、資金調達を実施したことを発表しました。 日本酒開拓をサポートするアプリ「サケアイ」を提供しています。 日本酒の記録・投稿や、ユーザーに合う日本酒のレコメンド…
「Arinos」が最大1年間給与を負担する「事業家給与保証制度」をスタート
2020年1月9日、株式会社Arinosは、「事業家給与保証制度」をスタートすることを発表しました。 「事業家給与保証制度」は、全国の起業を目指す若者に向けて最大1年間給与を負担するサービスです。 若…
AIによる対話エンジンを開発する「Nextremer」が4.7億円調達!
平成29年8月8日、株式会社 Nextremer は、総額4億7000万円の資金調達を実施しました。 人工知能を用いたマルチモーダルの対話エンジン「minarai」を開発しています。 今回の資金は、コ…
都市型立体ロボット倉庫システムを提供する「Cuebus」が資金調達
2022年9月12日、Cuebus株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Cuebusは、リニアモーターを活用した都市型立体ロボット倉庫システム「CUEBUS(キューバス)」を提供していま…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集