注目のスタートアップ

オンラインスペース「corom」提供の「workeasy」が5,000万円調達

company

2021年12月15日、workeasy株式会社は、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

コミュニティアプリ「corom(旧workle)」を開発・提供しています。

気軽に音声でのコミュニケーションを行えるオンラインの部屋を作ることができるコミュニティアプリです。

ルーム内でアイコンを動かしその距離によって音声の変化するため、その場にいるように同時に複数人で会話を行うことができます。

またアイコンを重ねるだけで1on1の会話を行うことができます。

Webブラウザだけでなく、iOS・Androidアプリから利用することができます。

新型コロナウイルス感染症の流行により、企業では急激にテレワークが普及しました。

テレワーク環境ではいくつもの課題が生じましたが、一番大きなものがコミュニケーションの課題です。

ビデオ通話を利用したWeb会議も普及しましたが、ビデオ通話は同時に複数人が喋ってしまうと会話が埋もれてしまうことや、良い通信環境を用意しなくてはならないことが課題であり、現実のオフィスと同等の質のコミュニケーションを実現することはできません。

そこで登場したのが、「oVice」などのオンライン空間で音声コミュニケーションを行えるサービスです。

アイコンを自分の分身として自由に移動できる平面の部屋に入室し、同じ部屋にいる人と音声によるコミュニケーションを行うことができるサービスです。

オフィスでのコミュニケーションを再現することを目的としており、アイコンの距離によって音声の音量が変わり、近くの人の話している会話が聞こえてくるため、必要に応じて会話に加わることができます。

また誰が部屋にいるのかがひと目でわかるため、話しかけることへのハードルが下がることなどがメリットとなっています。

「corom」は当初ビジネス目的で提供されていましたが、一般利用も多くなってきたため、リブランディングを行い、iOS版・Android版のアプリもリリースしています。

コロナ禍は社会に様々な影響を与え課題をもたらしましたが、「corom」のようにコミュニケーションを革新するようなものももたらしたのです。

workeasy株式会社のコメント

今回のニュースにつきまして、workeasy株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

採用とマーケです。
来年早々に東南アジアへの進出が決定してますので、そちらのマーケ費用も目的です。

・今後の展望を教えください。

来年早々に東南アジアにリリースします。その後欧米に進出し、福岡から時価総額1兆円の会社を作ります。

・読者へのメッセージをお願いします。

弊社の記事を拝見していただきありがとうございます。

coromは「弱い人のためのインターネットを作る」という弊社のビジョンのもとに作られました。

コロナ以前から働き方の変化もあり、好きな時間と場所で仕事をしていく事が一般的になった一方、人と人との関係性が薄くなり、孤独や虚無感といった心の問題を抱える人が増えています。

多くの人は何かしらのソリューションでオンライン上に居場所を持っているが、ITリテラシーが低い方は、それらのツールを使いこなす事ができないので日常的な居場所にはならない。

クラブハウスが分かりやすい例ですが、既存のSNSって基本的に社会的に強い人が発信してるんですよね。
既に何かで有名、成功者が発信してるんです。

それだとそうでない方々はそこに居場所を作ることは難しい。

目指しているのは、既存のSNSやコミュニケーションツールを使いこなせなかった人達の「居場所」を作ることです。

coromを利用することで、仲間・自己肯定感・安心感といった人生で大切な事と出会える体験を提供し続けていきたいと考えています。

その結果、今まで埋もれていた才能ある人たちがより社会で活躍できるようになり、日本や世界の発展に繋がることを願っています。

そして誰もが、いつの日か死ぬ時に「生まれてきて良かった」と思える世界を実現していきます。

テレワークなど新たな働き方のためにはコミュニケーションツールなどICTツールの導入が必要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における社内システムの構築について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ corom workeasy workle オンライン コミュニケーション スペース 会話 株式会社 空間 資金調達 音声
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

Web3スキャム(詐欺)防止ツールを提供する「KEKKAI」が5,000万円調達
2023年2月22日、株式会社KEKKAIは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 KEKKAIは、NFTとFT詐欺、盗難防止ツール(ブラウザ拡張機能)「KEKKAI」を提供して…
タレントの肖像をサブスクリプションモデルで提供する「ビジネスブースト」が提供開始
2022年10月24日、ナレッジスイート株式会社は、2022年10月24日よりナレッジスイート株式会社100%子会社であるブーストマーケティング株式会社を設立し、タレントテック事業を立ち上げることを発…
ブランドコスメをお得に購入できる会員限定通販サイト「Pantrii」運営の「Parchie」が1.2億円調達
2022年10月6日、株式会社Parchie(代表取締役:神崎陸)は、総額約1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Parchieは、ブランドコスメをお得に購入できる会員制通販サイ…
ナス機能性食品事業やナスサプリメント事業展開の「ウェルナス」が資金調達
2022年2月8日、株式会社ウェルナスは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社リバネスキャピタルです。 機能性成分ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)を高含有するナス機能性食…
積算業務の自動化システム「AI積算」を提供する「H2Corporation」が3.1億円調達
2024年8月22日、株式会社H2Corporationは、総額3億1000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 H2Corporationは、積算業務の自動化システム「AI積算」や、現場の予…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集