中小機構によるアクセラレーションプログラム「FASTAR」2次公募が開始 1/24〆切

subsidy

2021年12月8日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「FASTAR」の2021年度支援先企業の2次公募を開始したことを発表しました。

「FASTAR」は、IPOやM&Aを視野に入れ、ユニコーン企業や地域有力ベンチャーを目指すスタートアップや個人に対し、資金調達や事業提携などによって成長の加速化を支援するアクセラレーションプログラムです。

「支援内容」
・中小機構の専門家が専任メンターとして、事業戦略や経営課題解決のためメンタリングを約1年間継続的に行い、事業計画のブラッシュアップを伴走支援
・事業戦略の解像度をより高めるための外部メンターのオンデマンドメンタリング
・セミナー・ワークショップの開催による、スタートアップの成長に必要なナレッジの提供
・中小機構の支援メニューを活用した、実証実験やテストマーケティングのパートナー探索、PoCの検証のサポート
・VCや大企業へのピッチ機会の提供や個別のマッチング等による、資金調達や事業提携の機会の創出

「支援対象」
グローバル規模での社会課題解決や成長産業の変革を目指している一方、経営面での人材やナレッジ、ネットワーク等に悩みを抱えているスタートアップ、または起業予定の個人。

公募期間
2021年12月8日(水曜)から2022年1月24日(月曜)

ユニコーン企業とは、評価額が10億ドル以上で未上場のスタートアップ・ベンチャー企業のことを指します。

アメリカ・中国にはユニコーン企業が200社以上存在していますが、日本には10社程度しか存在しません。

要因としては、米中と比べるとベンチャーキャピタル(VC)の投資額が少ないことが挙げられます。

また、新興企業向けの株式市場であるマザーズは上場基準が緩いため上場するベンチャー企業が多くなっています。このことも日本にユニコーン企業が少ない要因であるといわれています。

グローバルに成長するベンチャー企業の創出は、日本の成長や経済の牽引のためにも重要であるため、国は成長企業創出のための取り組みをいくつも行っています。

そのなかでもアクセラレータープログラムは重要な存在です。

国だけでなく自治体が主催するアクセラレータープログラムも増えており、アイデアを持ったベンチャー企業の発掘や成長の支援を通じて、地方の課題を解決しようとしています。

またベンチャー企業にとってもアクセラレータープログラムは、実証実験の場など外部のリソースを活用できる貴重な機会でもあります。

アクセラレータープログラムなどでは、他企業との協業もメリットです。自社にはないリソースを活用できるため、ビジネスを大きく成長させることもできるでしょう。「冊子版創業手帳」では、協業できる会社を見つけるための一歩として、人脈を作るためのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ FASTAR アクセラレーション・プログラム アクセラレーター・プログラム スタートアップ ベンチャー 中小企業基盤整備機構 中小機構 支援
詳細はこちら

~全国のスタートアップにおける成長加速化を支援~ 2021年度 アクセラレーション事業「FASTAR」二次公募を開始

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

デジタル病理支援AI搭載クラウドシステム「PidPort」を提供する「メドメイン」が4.7億円調達
2024年4月18日、メドメイン株式会社は、総額4億7000万円の資金調達を発表しました。 メドメインは、デジタル病理支援AI搭載クラウドシステム「PidPort」を開発・提供しています。 デジタル病…
次世代移動サービス支援ソリューション開発の「MaaS Tech Japan」が資金調達
2020年3月12日、株式会社MaaS Tech Japanは、資金調達を実施したことを発表しました。 MaaS(Mobility as a Service、次世代移動サービス)に関する対外的な情報発…
次世代キャリア支援プラットフォーム「BaseMe」を運営する「アレスグッド」が4.6億円調達
2024年8月28日、株式会社アレスグッドは、総額4億6000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アレスグッドは、次世代キャリア支援プラットフォーム「BaseMe(ベイスミー)」を運営してい…
IoTオーケストレーション・サービス「enebular」運営の「ウフル」が資金調達
2020年1月28日、株式会社ウフルは、資金調達を実施したことを発表しました。 IoTオーケストレーション・サービス「enebular(エネブラー)」を運営しています。 IoT製品・サービスづくりを包…
「起業支援ファンド」
「起業支援ファンド」のご案内です。 独立行政法人中小企業基盤整備機構のファンド出資事業です。 国内の創業または成長初期段階にある有望なベンチャー企業(中小企業)が新事業等に取り組む際、ファンドによる資…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集