注目のスタートアップ

シンセティックデータ(合成データ)を生み出すシンセティックAIを活用した事業を展開する「データグリッド」が3億円調達

company

2021年11月29日、株式会社データグリッドは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

合成された動画像や音声データなど(シンセティックデータ)を生成するAIであるシンセティックAIの開発や、シンセティックAIを活用したソリューションを展開しています。

シンセティックAIを活用したプロダクトとして、全身写真をアップロードすることで瞬時にアパレル商品の試着イメージを生成する「kitemiru」(クローズドβ版)や、ストックフォトサービスを展開するイメージナビと共同で人物の合成データ(デジタルヒューマン)を人物素材として提供する「INAI MODEL」などを提供しています。

今回の資金は、さらなる技術開発や、新事業開発の強化などに充当されます。

AIの開発には学習が欠かせません。

学習には大量のデータが必要となりますが、様々な事情により利用が制限されているデータもあります。

たとえば個人情報は流出した際のリスクが高いですし、法律による制限もあります。

この課題を解決するため、学習に利用できるシンセティックデータ(合成データ、フェイクデータ)というものが登場しました。

シンセティックデータは、コンテンツやデータを自ら生成するAIの開発の発展によって生まれたものです。

たとえばグリッドデータのシンセティックAIは、実在しない人間の高解像度の全身像を生成することができます。

このシンセティックデータを利用することで、プライバシーの問題を排除しながらAIの学習を行うことができます。

また、企業に眠っている様々な事情で利用できないデータをシンセティックデータに置き換えることによって、データの流通なども進んでいくと考えられています。

AIは様々な領域でサービスを高度化させています。業務効率化に大きく貢献するサービスもあるため、自社に最適なものを導入すると良いでしょう。「冊子版創業手帳」では、社内システムの構築のノウハウについて詳しく解説しています。業務効率を向上させるツールを導入し、ビジネスを加速させましょう。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI シンセティック・データ シンセティックAI データ データグリッド デジタル・ヒューマン 合成データ 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「早稲田大学ベンチャーズ」がダイアモンド半導体デバイス開発の「Power Diamond Systems」に1億円を出資
2022年11月2日、早稲田大学ベンチャーズ株式会社は、株式会社Power Diamond Systemsに1億円の創業投資を行ったことを発表しました。 Power Diamond Systemsは、…
製造業特化AIサービス提供の「スカイディスク」が8.6億円調達
2019年4月18日、株式会社スカイディスクは、総額8億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 自動車・化学業界をはじめとする多くの製造業や、パートナー企業との共創により、製造現場にた…
「SBIホールディングス」と「Preferred Networks」が次世代AI半導体開発等に向け資本業務提携
SBIホールディングス株式会社と、株式会社Preferred Networksは、資本業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表しました。 Preferred Networks(PFN)は、AI技…
つけっぱなしが可能な配管減肉モニタリングシステム展開の「CAST」が4,000万円調達
2022年4月4日、株式会社CASTは、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CASTは、熊本大学の研究成果である「ゾルゲル複合体圧電デバイス」技術を活用した耐熱性とフレキシブル…
「コウダプロ」が自治体ランキング・サイト「自治体四季報」の使い方マニュアルを公開
2020年12月15日、株式会社コウダプロは、自治体ランキング・サイト「自治体四季報」の使い方マニュアルを公開したことを発表しました。 「自治体四季報」は、コウダプロが運営する、全国1,741の自治体…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集