注目のスタートアップ

中高生向けデジタル教材プラットフォーム提供の「Libry」が資金調達

company

2021年11月17日、株式会社Libryは、資金調達を実施したことを発表しました。

中高生向けデジタル教材プラットフォーム「Libry(リブリー)」を提供しています。

大手出版社・教科書会社と提携し、既存の教科書や問題集をそのままデジタル化していることや、学習データにもとづいて生徒ごとに最適な問題をレコメンドする機能などを特徴としています。

また生徒向け機能だけでなく、教員向けには宿題管理ツールを提供し、宿題の配信・回収・集計を自動化し業務効率化を支援しています。

今回の資金は、プロダクト開発・営業体制の強化に充当されます。

文部科学省初等中等教育局の資料「いわゆる「教員不足」について」(平成30年8月2日)によると、11都道府県・指定都市にアンケートをとったところ、小学校では11自治体で266人の常勤・50人の非常勤の不足、中学校では10自治体で101人の常勤・153人の非常勤の不足が明らかになりました。

また、中学校の教科担任については、3自治体で34人が不足しており、教員不足は非常に深刻な事態となっています。

教員が不足している大きな理由に、特別支援学級が増えたこと、産休・育休取得者が増えたことなどが挙げられます。

これらは教育環境、教員の労働環境の改善のために推進されたことであるため、これ以外の取り組みによって教員数を増やす、業務効率化を図ることが必要です。

そのため教育xテクノロジーであるEdTechはとても大きな期待が寄せられています。

特にAI技術の向上は大きく、これにより簡単かつ安価に生徒の個別学習が実現できるようになりました。

2021年4月から、生徒ひとりひとりに端末を支給するGIGAスクール構想が始まっており、教育領域でのデジタル改革はこれから加速していくと考えられます。

デジタル教材についても、文部科学省は予算22億円規模で「学習者用デジタル教科書普及促進事業」を実施し、学校現場において導入が進んでいないデジタル教材の推進を行っています。

人手不足は様々な領域で深刻なものとなっています。そのためデジタルツールの導入による効率化が重要です。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備のノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EdTech Libry エドテック デジタル デジタル化 プラットフォーム リブリー 学習 教材 教育 株式会社 業務効率化 自動化 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産仲介業者向けDXツール「速いもんシリーズ」を提供する「iimon」が4億円調達
2022年7月28日、株式会社iimonは、4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ファブリカコミュニケーションズです。また、ファブリカコミュニケーションズとは業務提携契約を…
ネット不動産投資サービスブランド「RENOSY」を手がける「GA technologies」が4億円の融資契約を締結
2024年6月26日、株式会社GA technologiesは、株式会社千葉銀行が提供する「ちばぎんSDGsリーダーズローン(サステナビリティ・リンク・ローン型)」において4億円の融資契約(無担保・無…
ラグジュアリーファッションのシェアリングプラットフォームを展開する「HIVE Collective」が1.2億円調達
2022年11月16日、株式会社HIVE Collectiveは、総額約1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 HIVE Collectiveは、ラグジュアリーファッションのシェア…
タンパク質の網羅的解析技術「プロテオミクス」を開発する「aiwell」が資金調達
2020年7月29日、aiwell株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ヒト・動物のタンパク質のデジタル画像(プロテオミクス画像)をもとに、タンパク質の変異をAIで的確に判断する「AIプ…
デジタル・クリエイティブ・スタジオ「Sun Asterisk」が10億円調達
2020年3月3日、株式会社Sun Asteriskは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 国内外に総勢1,500名のエンジニア、デザイナー、戦略コンサルタントなどを抱える、デジタル…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集