注目のスタートアップ

目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH」提供の「グラフ」が2,000万円調達

company

2021年10月15日、株式会社グラフは、総額2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH(グラフ)」を2021年9月末に正式ローンチしたこともあわせて発表しました。

「GRAPH」は、営業担当者ひとりあたり1日2~3分のデータ入力で、蓋然性の高い予実管理が可能となるクラウドサービスです。

また、多様な業態での営業管理経験をもつエキスパートによる導入~活用定着支援も行うため、企業・組織に営業マネジメント人材がいない場合でも導入することができます。

今後、ビッグデータを活用した営業マネジメント支援や、表彰機能、他社CRMとの連携機能などの追加を予定しています。

今回の資金は、プロダクト開発や機能拡充に充当されます。

デジタル化は様々な領域で進んでいます。

特にアナログでの作業が多く、属人的になっている領域では効果が高いため、人手不足にある時代ではデジタル化の優先度が高いといえるでしょう。

そのような領域としてはまず営業が挙げられます。

旧態然とした営業では、営業担当者の能力や体力が重要でした。営業マンそれぞれがノウハウを持っており、若手の育成についても課題がありました。

属人的となったままでは、もし有能な営業担当が退職してしまえば、そのノウハウの一切が失われてしまうことになります。

同じだけのスキルを持つ営業担当を採用するということは難しいでしょうし、採用できたとしても引き継ぎができないということにもなります。

そのため営業領域でのデジタル化では、個人のスキルに頼ることなく、若い人材でも効率的に成果をあげていくことのできる仕組みを構築することを目指すことが一般的です。

このような意識から営業領域でのデジタル化は進んでおり、SFA(セールスフォースオートメーション、営業支援システム)などは多くの企業が導入しています。

しかし、営業の予算・実績を管理する予実管理は多くの場合、ExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトで行われています。

予実管理では数字の入力と、数字の把握、グラフ表示などが行えればよいため、たしかに表計算ソフトでもよいかもしれません。

しかし複雑な計算式・関数を利用している場合、担当者しか作業ができなかったりなど属人的になってしまいます。

また入力の手間がかかるほか、入力ミスなどが発生することがあり、目に見えないコストがかかってしまっています。

営業の予実管理に特化したツールを導入することにより、このような無駄を削減することも、営業のデジタル化では必要となってきています。

営業は、企業の売上を向上させるために必要な業務です。しかし、リソースの足りない創業期は、満足できる営業を行えないかもしれません。「冊子版創業手帳」では、少しでも営業の成功率を上げるため、営業ツールの導入や、販路開拓の方法などのノウハウを提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 営業 支援 株式会社 管理 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

製造業向けプロセスインフォマティクス事業を展開する「アイクリスタル」が4.5億円調達
2025年9月19日、アイクリスタル株式会社は、総額4億5000万円の資金調達を発表しました。 アイクリスタルは、AIを活用したプロセスインフォマティクスで半導体製造プロセスを始めとした製造業の製造プ…
「SCIVAX」と「大日本印刷」が資本業務提携 生産管理を担う合弁会社「ナノインプリントソリューションズ株式会社」を設立
2023年4月3日、SCIVAX株式会社と大日本印刷株式会社は資本業務提携を行い、合弁会社「ナノインプリントソリューションズ株式会社(Nanoimprint Solutions Co., Ltd.)」…
介護領域に特化した動画・SNSメディア・介護職コミュニティ「ケアきょう」を運営する「カイゴメディア」が資金調達
2023年5月19日、株式会社カイゴメディアは、資金調達を実施したことを発表しました。 カイゴメディアは、介護領域に特化した動画・SNSメディア・介護職コミュニティ「ケアきょう」の運営、介護向け人材紹…
ロボアドバイザーの「ウェルスナビ」と「中京銀行」が業務提携 ハイブリッド型投資一任サービス提供へ
2021年6月29日、ウェルスナビ株式会社は、株式会社中京銀行と、2021年6月17日付で業務提携契約を締結したことを発表しました。 ウェルスナビは、全自動の資産運用サービス(ロボアドバイザー)「We…
「gooddaysホールディングス」が飲食・小売向け注文システムプラットフォーム「NEW PORT」などを手がける「スカイファーム」の株式を取得(持分法適用関連会社化)
2023年7月20日、gooddaysホールディングス株式会社は、スカイファーム株式会社が実施する第三者割当増資全ての引受けにより、持分法適用関連会社化することを決議したことを発表しました。 スカイフ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集