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精神疾患向けのVRを活用した治療手法を開発する「BiPSEE」が2.5億円調達

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2021年10月7日、株式会社BiPSEEは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

VR技術と医学的エビデンスにもとづいた、精神疾患治療向けの「VRデジタル治療薬」を開発しています。

「VRデジタル治療薬」はプログラム医療機器の一種で、VRによって患者の心理に対し働きかける治療を通じ、精神疾患の治療を目指すものです。

BiPSEEは、ネガティブな感情・事柄をくり返し考えてしまう症状である“反芻”に着目し、VR空間での没入やインタラクションにより“反芻”を抑制するために必要な自己肯定感を醸成することで、精神疾患の治療を目指しています。

2021年10月現在、高知大学医学部と共同研究を行い、臨床試験を進めています。

精神疾患は他の疾患と比べると薬物療法では上手く奏功しないことがあります。

そのため薬物療法とは別の治療法である、認知行動療法が活用されるケースがあります。

認知行動療法とは、対象者の認知に働きかけることで気持ちを楽にしたりすることを目指す心理療法のひとつです。

この認知行動療法に、VR(バーチャルリアリティ)技術を応用しようとする動きもあります。

この治療は主に認知行動療法の発展型であり、医療機関側に認知行動療法を実施する時間がない、実施するスタッフがいない、ノウハウがないといった課題を解決するものでもあります。

最新技術を活用したプロダクトには研究開発が伴います。多くの資金を必要とするため、VCなどからの資金調達をすることとなるでしょう。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
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