注目のスタートアップ

肝疾患治療用細胞シートの実用化を目指す「カノンキュア」がサイバニスク技術の「サイバーダイングループ」と資本業務提携

company

2021年8月5日、カノンキュア株式会社は、CYBERDYNE株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

また、CYBERDYNEの子会社であるCEJキャピタル株式会社が運用するサイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合(CEJファンド)からの出資も受けています。

カノンキュアは、有効な治療法が存在しなかった非代償性肝硬変を対象とした肝疾患治療用細胞シートの実用化に向けた開発に取り組んでいます。

この肝疾患治療用細胞シートは、肝硬変の線維成分を著明に減少させ、肝臓再生の推進、肝細胞癌の発生を抑える効果などが期待されています。

今回の資金は、細胞シート製造の技術移管、非臨床試験、及び臨床試験(治験)準備の加速に充当されます。

非代償性肝硬変とは、肝硬変のうち肝臓が機能しないほど悪化している状態をいいます。

肝硬変がさらに進行すると、肝がんにまで進展することがあるほか、最終的には肝不全となり死に至る場合があります。

肝臓は自覚症状が出にくい臓器であるため、早期発見・早期治療が難しいという特徴があります。

そのため、非代償性肝硬変の一刻も早い治療法の確立が求められています。

研究開発型のビジネスは、資金調達が非常に重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ CYBERDYNE カノンキュア 実用化 株式会社 治療 肝疾患治療用細胞シート 資本業務提携 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

特許評価AIシステム開発の「AI Samurai」が4.7億円調達
2019年7月31日、株式会社AI Samuraiは、総額約4億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 特許評価AIシステム「AI Samurai」の開発と、AI特許審査シミュレーショ…
心臓再生医療の「メトセラ」が14.2億円調達
2022年6月28日、株式会社メトセラは、総額14億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 メトセラは、心不全向けの新しい再生医療等製品をできるだけ安価に提供することを目的に研究開発を…
メディカルセキュリティクラウドサービス「Mowl」を提供する「MTU」が3.8億円調達
2024年4月1日、MTU株式会社は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 MTUは、メディカルセキュリティクラウドサービス「Mowl(マウル)」や、AIメディカルデータサー…
東南アジア産直EC運営の「SECAI MARCHE」が1.5億円調達
2021年5月18日、株式会社SECAI MARCHEは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 生産者と消費者をダイレクトにつなぐ東南アジア産直ECプラットフォーム「SECA…
汎コロナウイルスワクチンなど開発の「エピトマップ」が3億円調達
2021年12月16日、エピトマップ株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本全薬工業株式会社と、動物アレルギー検査株式会社です。 エピトマップは、理化学研究所人工…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集