注目のスタートアップ

農業用収穫ロボット開発の「AGRIST」が資金調達

company

2021年3月3日、AGRIST株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

宮崎県を拠点に、農業用自動収穫ロボットの開発を行っています。

開発する収穫ロボットは、ワイヤーをつたってビニール・ハウスのなかを移動し、10aあたり1台で年間収穫量の20%を収穫することができます。

ロボットは1台あたり初期導入日150万円のレンタル形式を予定しています。

2021年3月現在、6人の農家とともに、収穫ロボット6台を活用した稼働実証を行っています。

今後、ピーマンの生産地として有名な茨城県神栖市でピーマン自動収穫ロボットの実証実験を開始する予定です。

また、埼玉県深谷市が主催する「DEEP VALLEY Agritech Award(ディープバレーアグリテックアワード)」で最優秀賞を受賞しており、深谷市ではきゅうり自動収穫ロボットの導入を予定しています。

Mordor Intelligenceによる市場調査レポート「農業用ロボットおよびメカトロニクスの世界市場:成長率、動向および予測分析」によると、農業用ロボット・メカトロニクス市場は、2020年~2025年に24.2%の年平均成長率(CAGR)を記録すると予測されています。

この市場では、屋外で使用される農機具の種類・数のほうが屋内に比べて多いため、UAV・ドローン分野が最大のシェアを占めると推定されています。

屋内で使用される収穫ロボットなどはシェアが少なくなるとみられています。

しかし、近年の気候変動の激しさにより、環境に左右されない農業として、植物工場が研究開発されています。

この植物工場は全自動もしくは半自動で運用されることが想定されているため、工場内で稼働するロボットが必要です。

医療や農業など、様々な社会課題が喫緊の問題として迫ってきていますが、AIなどの最新技術の台頭や、スマートフォンなどの普及により、アイデア次第で社会課題をスマートに解決できる状況となっています。「冊子版創業手帳」では、社会課題をビジネスで解決することを目指している起業家のインタビューを掲載しています。先人の思考や手法を知ることは、新たなビジネスの創造に役立つでしょう。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AGRIST ロボット 収穫 株式会社 自動収穫 資金調達 農業
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

組込みに特化したディープラーニング・フレームワーク「KIABER」など提供の「ディープインサイト」が資金調達
2020年7月29日、ディープインサイト株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 エッジ端末側AI処理技術を活用したソリューション事業を展開しています。 具体的には、 ・画像認識のエッジAI…
SNSを活用したグロース・ハック事業展開の「Bsmo」が資金調達
2020年4月23日、株式会社Bsmoは、資金調達を実施したことを発表しました。 調達額は、数十億円規模だと発表しています。 企業から依頼を受け、国内外においてSNSマーケティングを実施し、広告運用か…
「efit」のAI投資プラットフォーム「QUOREA」が「GMOコイン」に対応
2020年12月10日、株式会社efitは、「QUOREA(クオレア)」において、新たに「GMOコイン」に対応したことを発表しました。 「QUOREA」は、資産運用を強力にサポートする高度な投資AIロ…
ワークシェア・サービス提供の「タイミー」が20億円調達
2019年10月31日、株式会社タイミーは、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ​応募や面接不要で、すぐに働くことのできるワークシェア・サービス「タイミー」を展開しています。 201…
産業用ドローンの製造・販売やドローンソリューションを手掛ける「イームズロボティクス」が2億円調達
2022年12月16日、イームズロボティクス株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 イームズロボティクスは、国産ドローンの開発・製造・販売や、ドローンを活用したソリューション…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集