注目のスタートアップ

パブリック・ブロックチェーン「Plasm Network」の開発をリードする「Stake Technologies」が資金調達

company

2021年3月2日、Stake Technologies Pte Ltdは、資金調達を実施したことを発表しました。

この資金調達は、世界的な暗号資産取引所であるOKExが組成した約100億円ファンドである「Block Dream Fund」からのものとなります。

Stake Technologiesは、日本発のパブリック・ブロックチェーン「Plasm Network(プラズムネットワーク)」の開発を主導しています。

「Plasm Network」は、パブリック・ブロックチェーンのもっとも重要な問題である、スケーラビリティを飛躍的に向上させるレイヤー1(基盤となるブロックチェーン)のブロックチェーンです。

2021年2月9日の資金調達の発表後、以下の技術的な進捗があります。
・世界初、Polkadotのコア機能となるクロスチェーントランザクションをテストネットで成功
・Web3財団の助成金プログラムに採択されたスケーリングソリューションであるZK Rollupsの実装を行いマイルストーン1を提出
・EthereumとPolkadotのブリッジを実装開始、Secret Network(旧エニグマ)とPolkadotのブリッジのデモを発表
・ハードウェアウォレットのPolkadot、Plasm Networkへの対応を実装

ブロックチェーンには、スケーラビリティ、ファイナリティ、セキュリティの3つの克服しなくてはならない課題があります。

このうちのスケーラビリティとは、どれだけ多くの取引記録を同時に処理できるかの値のことです。

既存のブロックチェーン技術は従来のデータベースよりもスケーラビリティが低いため、仮想通貨取引などにおいて、送金遅延や決済の承認がされないなどの問題が発生します。

そのため、ブロックチェーン技術を、普段の購買活動などにおいて活用するためには、スケーラビリティの問題を克服しなくてはなりません。

研究開発系のビジネスは、資金量が開発の成長に直結します。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ OKEx Plasm Network Stake Technologies スケーラビリティ データベース プラズムネットワーク ブロックチェーン 仮想通貨 研究開発 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

肝疾患治療用細胞シートの実用化を目指す「カノンキュア」がサイバニスク技術の「サイバーダイングループ」と資本業務提携
2021年8月5日、カノンキュア株式会社は、CYBERDYNE株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、CYBERDYNEの子会社であるCEJキャピタル株式会社が運用するサイバ…
フリーランス向け報酬即日払いサービス「yup先払い」β版がリリース 併せて資金調達も
2019年9月26日、yup株式会社は、「yup(ヤップ)先払い」のβ版を同日にリリースしたことを発表しました。 また、資金調達を実施したことも併せて発表しました。 「yup先払い」は、フリーランス向…
がんリスク検査「マイシグナル」を開発・提供する「Craif」が「豊田合成」「トヨタ紡織」から資金調達
2024年3月5日、Craif株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、豊田合成株式会社と、トヨタ紡織株式会社です。 Craifは、がんリスク検査「マイシグナル」シリーズを開発・提…
商業用不動産データ分析基盤「estie pro」を提供する「estie」が金融機関からの長期借入などにより16億円調達
2023年4月19日、株式会社estieは、商工中金、三菱UFJ銀行など複数の金融機関より長期借入及びコミットメントライン(融資枠)等による総額16億円の資金調達(融資枠を含む)を実施したことを発表し…
MEO対策SaaSなどを提供する「ロカオプ」が1.5億円調達
2024年10月29日、株式会社ロカオプは、総額約1億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ロカオプは、MEO対策SaaS「ロカオプ」の提供や、ローカルエリアマーケティング事業、サイト…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集