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細胞培養スタートアップの「インテグリカルチャー」が8億円調達

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2020年5月25日、インテグリカルチャー株式会社は、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました

独自開発の低コスト細胞培養技術「CulNet System」を用いた様々な事業展開を推進しています。

「CulNet System」は、汎用性の高い細胞培養プラットフォーム技術で、動物体内の細胞間相互作用を模した環境を擬似的に構築する装置です。

今回の資金は、独自開発原料を活用したアンチ・エイジング向けコスメD2C事業や、培養肉事業などの開発などに充当されます。

2020年夏に、食品グレード培養液の調味料である「スペースソルト」の上市を予定しています。

細胞培養は、再生医療やタンパク質危機などの大きな社会課題を解決することに役立ちます。

しかし現在の細胞培養は、培養に必要となる培養液の単価が高いことや、効率的な培養をする技術が未熟であり、大量に培養したりすることが難しいという問題があります。

インテグリカルチャーは、体内に似た環境を構築することで、大幅なコスト・ダウンを可能にしています。

また、体内に似た環境は、肌などの細胞を増やす成長因子などの有用物質を大量に作ることもできます。

スタートアップは医療や食糧危機などの社会課題を解決する可能性を秘めています。しかし社会課題解決型ビジネスは、ビジネスとして成立させるのに高いハードルがあります。「冊子版創業手帳」では、起業家のインタビューを掲載しています。先人がどのように困難を乗り越えてきたかを知ることは、ビジネスの成長につながるはずです。

カテゴリ 有望企業
関連タグ インテグリカルチャー 培養 株式会社 細胞 資金調達
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