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フリーランス向け報酬即日払いサービス「yup先払い」β版がリリース 併せて資金調達も

2019年9月26日、yup株式会社は、「yup(ヤップ)先払い」のβ版を同日にリリースしたことを発表しました。

また、資金調達を実施したことも併せて発表しました。

「yup先払い」は、フリーランス向けの報酬即日払いサービスです。

取引先に送った入金前の請求書情報をアップすることで、報酬を最短60分で受け取ることができるサービスです。

yup株式会社 代表取締役社長 阪井 優氏のコメント

今回のニュースにつきまして、yup株式会社 代表取締役社長 阪井 優氏よりコメントが届きました!

阪井 優
1989年大阪府堺市生まれ。智辯学園高等学校、大阪教育大学卒業後、NTTドコモ、コイニー(2018年に「hey」のグループ化)を経て、2019年2月にyupを創業。友人のフリーランスの資金繰りの大変さに衝撃を受けたことを原体験として、フリーランス向け報酬即日払いサービス「yup 先払い」の開発・運営を行う。
ーこの事業を始めた経緯について教えてください。

阪井:私の友人がフリーランスで、資金繰りに苦労している姿を見ており、フリーランスを取り巻く資金繰りの問題を解決したいと思ったことがきっかけです。日本ではまだフリーランスや中小事業者向けのFintechサービスに取り組んでいる起業家が少ないと感じていたため、私がやるしかないと考えました。

ー新サービスを始めた経緯について教えてください。

阪井:従来、日本の商習慣では発注側の立場が強い事から、仕事の報酬の受け取りまでに30~90日ほど待たされることが当たり前でした。yup先払いを使うことで、報酬を即日で受け取ることができ、フリーランスの人々の資金繰りに悩む時代から、付加価値を作りだす時代を創りたいと思ったからです。

ー今回の資金調達や新サービスについて、どのような反響がありましたか?

阪井:β版リリース後にTechCrunchやTHE BRIDGEに紹介していただき、かなり多くの問い合わせをいただいています。事前登録の段階で100件以上の登録があったこともあり、今回のリリースでエンジニア、デザイナー、コンサル、作家など、様々な業種の方からご登録がありました。

ー今後どのような事業展開をしていきたいと考えているか、教えてください。

阪井:まずは『yup(ヤップ)先払い』が、フリーランスの人々の資金繰りに悩む時間を付加価値を作りだす時間に変えることができるサービスの一つになることを目指します。その後、クレジットカードの発行・銀行口座の開設が難しいといった、商売に関わるお金の課題を解決できるサービスをyupが提供していけたらと考えています。今後国内だけでなく、台湾、ベトナム、フィリピンといったアジア諸国で事業展開できればと考えています。これらの事業を通し、yupのミッションである「商売をカッコよく、楽しく、前進させる」を実現していきたいと思います。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
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