注目のスタートアップ

自動野菜収穫ロボット開発の「inaho」が資金調達

2019年8月28日、inaho株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

自動野菜収穫ロボットと、そのロボットを活用したSaaSモデルのサービスを開発しています。

今回の資金は以下の点の強化に充当されます。
・自動野菜収穫ロボットの製造・対応作物の拡大
・高度なエンジニア人材の採用
・市場開拓やアライアンス強化を目的としたマーケティング施策

inaho株式会社 代表取締役 菱木 豊氏のコメント

今回のニュースにつきまして、inaho株式会社 代表取締役 菱木 豊氏よりコメントが届きました!

菱木 豊
鎌倉生まれ、鎌倉育ちの鎌倉っ子。
不動産投資コンサルタント会社に入社し、4年後に独立。2014年に株式会社omoroを大山らと設立し、不動産系Webサービスを開発運営後に売却。AI導入のコンサルティングや、InstagramのマーケティングWebサービスを開発運営。地域活動のカマコンの運営。最新テクノロジーに関するTheWave塾の事務局等、幅広い分野で活動
ーこの事業を始めた経緯について教えてください。

菱木:AIに関する勉強会の事務局に携わる機会があって、近い将来、AIを活用してビジネスをしたいと考えていました。勉強会の中でアメリカの企業が開発しているレタスを自動で間引くロボットの動画を見て、その翌日に鎌倉野菜の農家である友人に会う機会がありました。そこで、その動画の話をしたところ、「畑の雑草を抜く機械を作って欲しい」という反応が返ってきました。実際に、畑に行って雑草を抜く作業を体験したところ、腰をはじめとする身体への負担がとても大きいことを実感しました。その後、全国の農家さんに「雑草を抜くロボット」のニーズがあるか話を聞いていくと、九州のアスパラガス農家さんから収穫作業にかなり時間がかかっていることを聞き、アスパラガスの収穫ロボットを開発することを決めました。

ー今回の資金調達について、どのような反響がありましたか?

菱木:既にいくつかのメディア様にご紹介いただき、記事を見た方からお問い合わせを頂いています。
お問い合わせいただく方は、投資先となるベンチャーキャピタルや協業の可能性がある企業など、業種は多種に渡ります。注目していただけるということは、それだけ収穫作業の自動化にニーズがあるということ。ロボットを望む農家さんに早くお届けできるように開発や事業を進めていきます。

ー今後どのような事業展開をしていきたいと考えているか、教えてください。

菱木:現在の対応作物はアスパラガスのみですが、キュウリやトマト、ナス、イチゴなど、人の目で見て収穫適期かどうかを判断しなければならない選択収穫野菜に広く対応していきます。また、ロボットの生産台数は今年中に数十台、2020年に数百台、2022年には約1万台を目標とし、新たに拠点も開設していきます。農家の高齢化や人手不足は日本に限った課題ではありません。世界の国々でも同様の課題が起きており、私たちはこの世界的な課題に挑戦すべく、今後グローバル展開を目指します。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ inaho SaaS ロボット 株式会社 自動収穫 資金調達 農業
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

パーソナル美容レッスン「blush」を提供する「palplat」が1.1億円調達
2023年11月2日、palplat株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 palplatは、パーソナル美容レッスン「blush(ブラッシュ)」を運営しています。 …
野菜を育てる人と野菜が欲しい人をつなぐプラットフォーム「grow SHARE」運営の「プランティオ」が2.3億円調達
2020年4月24日、プランティオ株式会社は、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、野菜を育てる人と野菜が欲しい人をつなぐプラットフォーム「grow SHARE(グロウ…
コミュニティの設計・運営をデザインとテクノロジーによって支援する「station」が資金調達
2024年4月10日、station株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 stationは、場・コミュニティを設計・運営する事業などに向け、コミュニティデザイン、ブランディング、システム…
民間学童保育事業を展開する「ウィズダムアカデミー」が2.35億円調達
2020年7月6日、株式会社ウィズダムアカデミーは、総額2億3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 “学べるアフター・スクールをテーマに、民間学童保育・幼児保育事業を展開しています。 …
働き方改革・組織改革支援システム提供の「Qasee」が3億円調達
2021年12月24日、Qasee株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 働き方改革・組織改革支援システム「Qasee」を提供しています。 従業員ごとの業務状況を可視化・分析し…

大久保の視点

「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…
(2024/3/2)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】