創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年4月15日防犯・見守りAIカメラ「JUSTY」提供の「JUSTICEYE」が8億円調達
2022年4月14日、株式会社JUSTICEYEは、総額約8億円の資金調達を実施したことを発表しました。
JUSTICEYEは、防犯・見守りAIカメラ「JUSTY」を提供しています。
「JUSTY」は人感センサーやモーションセンサーを搭載した高性能・超小型の防犯カメラです。撮影した映像はスマートフォンの専用アプリから、いつでもどこでも確認することが可能です。
マイク・スピーカーを内蔵しているため、スマートフォンのアプリから双方向の通話を行うことができます。これにより被介護者や、留守番する子どもなどを見守ることができます。
防犯カメラ自体は無料で提供し、さらに導入費無料・1台あたり月額550円~という安価を実現することで、日本における防犯カメラの普及を目指しています。
2022年秋ごろにはアプリケーションのアップデートを行い、必要箇所以外をAIによってモザイク処理をするプライバシー保護機能を追加する予定です。
今回の資金は、「JUSTY」のプロダクト開発、アプリケーションなどのソフトウェア開発、マーケティング、人材採用の強化に充当されます。
—
ひったくり、路上強盗、車上荒らしなどの犯罪は年々減少傾向にあります。その理由としては急速に設置が進む防犯カメラの効果が大きいと推測されています。
実際に、警察庁は2019年に検挙した刑法犯19万1,191件のうち、防犯カメラなどが容疑者特定の主なきっかけになったのは10.2%であったことを発表しています。
防犯カメラにはドライブレコーダーなども含まれていますが、防犯カメラやドライブレコーダーの普及が進んだのは、これらデバイスの低廉化が大きな要因であると考えられます。
また、防犯カメラはインターネットに(常時)接続されるIoTカメラのものも多くなってきています。スマートフォンからいつでも手軽にカメラの映像を確認できるため、防犯以外の用途でも活用されています。
たとえば、被介護者・留守番をする子ども・ペットの見守り機能としての活用がそのひとつです。部屋に取りつけたカメラや、カメラを搭載したコミュニケーションロボットにより、出先から遠く離れた部屋とそこにいる人の状況を確認することができます。
また、AIによって行動を分析しなんらかのトラブルがあった場合に通知をするといった機能などにより活用の幅はいくらでも広げられるため、IoTカメラは業務効率化などにおいても大きく注目されています。
JUSTICEYEの提供する防犯・見守りカメラ「JUSTY」は、安価であること、マイク・スピーカーを搭載していることを大きな特徴としています。子どもにはスマートフォンなどのコミュニケーションツールを持たせていないこともありますが、「JUSTY」を導入することで一方向の見守りだけでなく、双方向のコミュニケーションを安価に実現することができます。
今後のプライバシー機能の実装により、自宅介護においてホームヘルパーなど家族以外の者が安心して活用できるようになると考えられます。
デジタル時代において企業の利益を最大化させるためには、IoTなどのテクノロジーを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AI IoT JUSTICEYE カメラ コミュニケーション セキュリティ プライバシー 介護 子ども 映像 株式会社 監視カメラ 見守り 資金調達 通話 防犯 防犯カメラ |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年9月26日、WOTA株式会社は、水ing株式会社から出資を受けることが決定したと発表しました。 WOTAは、持ち運べる水再生プラント「WOTA BOX」・水循環型手洗いスタンド「WOSH」の…
平成30年5月24日、MAMORIO株式会社は「MAMORIO FUDA」を平成30年6月1日より販売開始することを発表しました。 「MAMORIO FUDA」は、シール型置き忘れ防止IoTデバイスで…
2019年6月27日、株式会社ミツモアは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 地域の事業者と依頼者を結ぶオンライン・プラットフォーム「ミツモア」を運営しています。 カメラマン・士業・ク…
2023年7月5日、株式会社RECEPTIONISTは、資金調達を実施したことを発表しました。 RECEPTIONISTは、クラウド受付システム「RECEPTIONIST」や、法人向け日程調整ツール「…
ペガサス・テック・ベンチャーズの代表パートナー兼CEOのアニス・ウッザマンは、シリコンバレーを中心に世界投資を行っている。日本の大学を卒業し、世界で活躍するアニス氏は、CVC(コーポレートベンチャーキ…
大久保の視点
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…