注目のスタートアップ

開発不要のチャットボットの構築基盤「Anybot」の開発元が7,000万円調達!

company

エボラニ株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

開発不要のミニ・アプリの構築基盤「Anybot」を開発・提供しています。

ミニ・アプリとは、中国・テンセントが運営するメッセージング・アプリ「WeChat」上で動作する、アプリ内アプリです。

WeChatとアカウントを持つ企業は、アカウントにWebやアプリと同等の機能(EC、決済、予約等)を簡単に付加し、メッセージングアプリ上で簡単で効率的に顧客管理をすることが出来るというものです。

「Anybot」は、世界トップクラスの機能性を持つミニ・アプリ構築基盤に加え、多言語・多プラットフォーム・柔軟な外部API連携を特徴としています。

代表者 宋 瑜氏のコメント

エボラニ株式会社 代表者の宋 瑜氏からコメントが届きました。

ー起業の経緯について教えてください。

私は15歳からプログラミングを始めまして、19歳に中国のインターネットの黎明期に150名の大学生を集め企業向けのパッケージを販売しました。
今まで様々な領域で100個以上のプロジェクトを回していく中で、4年前に起こったある出来事によってインターネットへの認識を覆しました。Wechat(日本でいうLINE)の登場です。

当時持っていた中国の開発会社で現地の企業向けにWebやアプリを提案する際に、お客さんが急に「うちはもうウェブもいらない、アプリも要らない、人の最も集まるWechatで自社の看板を出せば良い」と言われました。なぜなら、Webのリード手段は今の皆さんが段々使わなくなる電話かメール、後追いができないからです。

一方で、アプリは製作も集客も高いのに、ユーザーが殆ど落とさない。
こんな状況の中、WechatやLINE、MessengerなどのAPI公開によって、ウェブやアプリでしか出来なかったEC、予約などもWechatやLINEなどでできるようになりました。
中国はすでに1000万以上の企業と100万以上のアプリがWechat内で立ち上げています。僕らはこのトレンドが日本や世界中で広がることを確信し、人類の進化を前に押し続けるため、Evolany(Evolution + Anytime/Anything)を創業しました。

ー今回の資金調達の目的はなんでしょうか?

創業以来の数ヶ月間で100社以上へのヒアリング/提案の結果、ニーズの存在が確認でき、国内外の地名企業獲得し、大学の1ジャンルで初年度200社確定しました。しかも、6ヶ国からの入社希望者は20名を超えていて、皆さんは様々なジャンルの上級者。人類を進化させる共通の夢を持っています。

今回の資金調達によって、プロダクトのクオリティ向上、横展開及びビジネスデベロップメント一気に加速させたいです

ー今回の資金調達について、反響はありましたか?

数十件の問い合わせが来ていますが、それよりは既存にすでに各業界のパートナーや検討中の顧客がいます。

日経などでプレス打つことによってよりベンチャーへの不信感を減らすことで、顧客の導入意識決定を加速させたり、パートナーのやる気を上げたりするのはゴール。これは見事に実現しています。

ー起業家へのメッセージをお願いします。

我々はグローバルのチームなので、常に海外のスタートアップのボリューム感、スピード感、クオリティを意識しながらやっています。

今までは日本のメーカーがローコスト、ハイクオリティで世界中からの信頼を得て、輝かしい過去を作っていたが、未来につなぐIT時代に美味しい領域は殆ど外資に支配されています。
検索はGoogle、ECはAmazon、動画はYoutube、SaasはSalesforce、。。。パソコン/OS/スマホ/インターネットのほぼ全領域に負けています。

一方で国内はスタートアップと言いながらも、小さい領域に目をつけてロークオリティで国内の会社同士と戦ってる場面が殆どで、ものを作るなら、トヨタやユニクロなどのように世界一流を目指さないと個人の小さな成功以外に意味ないと考えています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EC スマホアプリ
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「yutori」がバーチャル・インフルエンサー・モデル・エージェント「VIM」を設立
株式会社yutoriは、「VIM(ヴィム)」を設立したことを発表しました。 「VIM」は、バーチャル・インフルエンサーのみが所属するモデル・エージェントです。 所属するバーチャル・インフルエンサーのプ…
ECプラットフォーム「ecforce」を提供する「SUPER STUDIO」が14億円調達 オフライン市場進出に向けて始動
2023年10月17日、株式会社SUPER STUDIOは、総額約14億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SUPER STUDIOは、ECプラットフォーム「ecforce(イーシーフォース)…
EC自動出荷システム「LOGILESS」を提供する「ロジレス」が8.6億円調達
2025年2月28日、株式会社ロジレスは、総額8億6000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ロジレスは、EC自動出荷システム「LOGILESS」を提供しています。 OMS(受注管理システム…
ブロックチェーン・プラットフォームの「スマートアプリ」が資金調達
株式会社スマートアプリは、株式会社セレスとの資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 これにより、5,000万円の資金調達を実施しました。 スマートアプリは、仮想通貨ウォレット・Dappsブラウ…
ストレッチ専門店「Dr.stretch」やテニスポータルサイト「tennis365.net」などを展開する「nobitel」が資金調達
2023年8月31日、株式会社nobitelは、独立系投資会社ロングリーチグループが設立する買収目的会社LFP Holdings, L.P.からの資金調達を完了したことを発表しました。 また、併せて資…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集