創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2018年11月21日開発不要のチャットボットの構築基盤「Anybot」の開発元が7,000万円調達!
![company](https://sogyotecho.jp/wp-content/themes/techo-web/images/news_top_banner_promising_companies.webp)
エボラニ株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
開発不要のミニ・アプリの構築基盤「Anybot」を開発・提供しています。
ミニ・アプリとは、中国・テンセントが運営するメッセージング・アプリ「WeChat」上で動作する、アプリ内アプリです。
WeChatとアカウントを持つ企業は、アカウントにWebやアプリと同等の機能(EC、決済、予約等)を簡単に付加し、メッセージングアプリ上で簡単で効率的に顧客管理をすることが出来るというものです。
「Anybot」は、世界トップクラスの機能性を持つミニ・アプリ構築基盤に加え、多言語・多プラットフォーム・柔軟な外部API連携を特徴としています。
代表者 宋 瑜氏のコメント
エボラニ株式会社 代表者の宋 瑜氏からコメントが届きました。
私は15歳からプログラミングを始めまして、19歳に中国のインターネットの黎明期に150名の大学生を集め企業向けのパッケージを販売しました。
今まで様々な領域で100個以上のプロジェクトを回していく中で、4年前に起こったある出来事によってインターネットへの認識を覆しました。Wechat(日本でいうLINE)の登場です。
当時持っていた中国の開発会社で現地の企業向けにWebやアプリを提案する際に、お客さんが急に「うちはもうウェブもいらない、アプリも要らない、人の最も集まるWechatで自社の看板を出せば良い」と言われました。なぜなら、Webのリード手段は今の皆さんが段々使わなくなる電話かメール、後追いができないからです。
一方で、アプリは製作も集客も高いのに、ユーザーが殆ど落とさない。
こんな状況の中、WechatやLINE、MessengerなどのAPI公開によって、ウェブやアプリでしか出来なかったEC、予約などもWechatやLINEなどでできるようになりました。
中国はすでに1000万以上の企業と100万以上のアプリがWechat内で立ち上げています。僕らはこのトレンドが日本や世界中で広がることを確信し、人類の進化を前に押し続けるため、Evolany(Evolution + Anytime/Anything)を創業しました。
創業以来の数ヶ月間で100社以上へのヒアリング/提案の結果、ニーズの存在が確認でき、国内外の地名企業獲得し、大学の1ジャンルで初年度200社確定しました。しかも、6ヶ国からの入社希望者は20名を超えていて、皆さんは様々なジャンルの上級者。人類を進化させる共通の夢を持っています。
今回の資金調達によって、プロダクトのクオリティ向上、横展開及びビジネスデベロップメント一気に加速させたいです
数十件の問い合わせが来ていますが、それよりは既存にすでに各業界のパートナーや検討中の顧客がいます。
日経などでプレス打つことによってよりベンチャーへの不信感を減らすことで、顧客の導入意識決定を加速させたり、パートナーのやる気を上げたりするのはゴール。これは見事に実現しています。
我々はグローバルのチームなので、常に海外のスタートアップのボリューム感、スピード感、クオリティを意識しながらやっています。
今までは日本のメーカーがローコスト、ハイクオリティで世界中からの信頼を得て、輝かしい過去を作っていたが、未来につなぐIT時代に美味しい領域は殆ど外資に支配されています。
検索はGoogle、ECはAmazon、動画はYoutube、SaasはSalesforce、。。。パソコン/OS/スマホ/インターネットのほぼ全領域に負けています。
一方で国内はスタートアップと言いながらも、小さい領域に目をつけてロークオリティで国内の会社同士と戦ってる場面が殆どで、ものを作るなら、トヨタやユニクロなどのように世界一流を目指さないと個人の小さな成功以外に意味ないと考えています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | EC スマホアプリ |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年6月1日、株式会社KEYCREWは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 KEYCREWは、発送代行サービス「STOCKCREW」を提供する株式会社STOCKCREW、EC物流…
2023年11月27日、フルカイテン株式会社は、株式会社日本政策金融公庫からスタートアップ支援資金の新株予約権付融資によって3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の調達は20…
平成29年8月16日、株式会社モンスター・ラボは、総額7億円の資金調達を実施しました。 アプリ開発のクラウドソーシングを展開する「セカイラボ」の親会社です。 今回の資金調達により、欧米企業からの受注の…
2020年11月24日、株式会社ロジレスは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 EC物流効率化SaaS「LOGILESS」を開発・提供しています。 物流業務の効率化に欠かせないOMS(…
2021年6月2日、株式会社バトンズと、グループ会社の株式会社日本M&Aセンターは、株式会社いつもと、3社間での協業を開始したことを発表しました。 バトンズは、M&A総合支援プラットフォーム「BATO…
大久保の視点
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
今年のIVSは何が違うのか スタートアップの代表的なイベントである「IVS(アイブイエス)」が、7月4日から6日まで京都市で開催されました。IVSの中で実施…
日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。 優勝(スタートアップ京都国際賞)…