【2024年最新まとめ】Copilot for Microsoft 365(コパイロット)とは?使い方は?特徴や何ができるかなどを徹底解説!

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Copilot for Microsoft 365(コパイロット)でビジネスの効率化&生産性UP!

この記事のAI要約!

Copilot for Microsoft 365とは:Word、Excel、PowerPointなどのMicrosoftアプリで生成AIを活用し、業務効率化できる。
多彩な機能:データ分析(Excel)、メール作成(Outlook)、プレゼン作成(PowerPoint)などがAIの指示で作成できる。
新機能追加(2024年9月):自律型エージェントやリアルタイム共同作業の「Copilot Pages」など。
料金プラン:法人向けは月額4,497円、個人向けの「Copilot Pro」は月額3,200円。
ChatGPTとの違い:特定業務に最適化され、各アプリと連携し高精度の成果物を自動生成可能。

Copilot for Microsoft 365(コパイロット)をご存知でしょうか。

WordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft製品を生成AIの機能を通じてサポートしてくれる機能のことです。この機能が2023年11月1日(米国時間)に正式にリリースされ、話題を呼んでいます。

本記事では、Copilotfor Microsoft 365とは何か、その特徴やできること・使い方などについてまとめてご紹介します。

また、個人向けにリリースされた「Copilot Pro」の詳細・料金体系など、2024年の最新情報をお届けするので、ぜひ最後までご覧ください。

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【2024年9月】Copilotアップデート&新機能を発表

Microsoft社は2024年9月17日に、「Microsoft 365 Copilot Wave2 」と題して、Copilotの最新アップデートを発表しました。

アップデートでは、Microsoft 365 アプリとCopilot連携の強化だけでなく、「Copilot エージェント」「Copilot Pages」といった新機能も実装されています。

具体的なアップデート内容をまとめましたのでご覧ください。

アップデート内容

詳細

Microsoft 365

Excel

・「Copilot in Excel with Python」の導入
自然言語での入力のみで高度なデータ分析が可能

・高度な関数・ピボットテーブルやチャートのカスタマイズ・条件付き書式設定などにも対応

・数値だけでなくテキストのデータに対しても分析が可能

PowerPoint

・「Narrative Builder」の導入

プロンプトからプレゼンテーションのアウトラインが作成可能

・「Brand Manager」の導入

企業毎のガイドラインに沿ったプレゼンテーションを自動で作成可能

Word

・データ参照機能の強化

Web上のデータ・PDF・PowerPoint・Wordファイルの参照が可能

また、暗号化されたドキュメントやメール・会議議事録なども参照可能

Teams

・議事録機能の強化

会議中の音声・チャットを同時に分析可能

全体像を把握し、議題の見落としを減らせる

Outlook

・「Prioritize my inbox」の導入

重要なメールを優先的に表示

長文メールを自動的に要約

OneDrive

・OneDrive内のファイル分析機能

必要な情報をすぐに探し出せる

・ファイル同士の比較機能

最大5つまで比較可能

要約や比較結果を素早く得られる

Copilot エージェント

・指示無しで作業を自動的に遂行してくれる仮想従業員

・自律型AIエージェント作成機能(agent builder)

「Copilot Studio」にて作成可能 

・「Visual creator agent」機能

画像・デザインの生成が可能

将来的には動画も作成可能に

Copilot Pages

・複数人が同時にAIと作業できるプラットフォーム

生成したコンテンツは編集・追加・共有可能

・社内データの取得、資料作成が可能

GPT-4o

・GPT-4 TurboからGPT4oに変更

全体的なパフォーマンスが向上

このようにWave2では、さまざまな機能がアップデート・リリースされました。

特に、Microsoft365アプリに追加された機能を使いこなすことができれば、作業効率化・成果物の質向上が実現できるでしょう。

発表当時には利用できなかった機能も、徐々に利用可能になってきているため、実際に使用して業務への利用を検討してみてください。

個人向けcopilotは改悪か

iPhoneのMicrosoft Copilotアプリは、定期的にアップデートを繰り返していますが、一部仕様が使いにくくなった点があります。

それは、トップ画面のインターフェースです。

一見、さまざまな選択肢が提示され使いやすいように思えますが、自分の知りたい内容が選択肢と完全一致するケースはほとんどないでしょう。

というのもCopilotをはじめとしたチャットAIは、明確な悩み・目的があって利用するユーザーがほとんどのはずです。

そのため、関係ない選択肢が並んでいる現在のUIは、初期のシンプルなUIに比べ、改悪されたと感じる方もいるでしょう

Copilot(コパイロット)for Microsoft(マイクロソフト)365とは?何ができるの?

Copilot for Microsoft 365とは、Microsoft製品の Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams などの一般的な Microsoft 365 アプリと連携して動作するAI支援機能のことです。
生成AI機能(OpenAI社のGPT-4をベースにした大規模言語モデル)が搭載されており、テキストで指示するだけでメールの下書きを作ったり、スライドや図表を作ったりなど、さまざまなことが可能になっています。

OfficeツールにCopilot(コパイロット)が搭載されることによって、スライド作成・議事録作成・メール作成など、さまざまな業務がよりスピーディーかつ高品質にできるようになり、仕事の生産性が劇的に向上することが期待されています。

Copilot for Microsoft 365(コパイロット)の使い方・アプリでできること

Copilot for Microsoft 365(コパイロット)の使い方を、それぞれのMicrosoftアプリごとにご紹介します。

どのような機能によって、作業が効率化できるのかみていきましょう。

Microsoft 365 Copilot(コパイロット)の使い方を、それぞれのMicrosoftアプリごとにご紹介します。

Copilot in Word

Wordにおいては、出力する文書の形式などを指示することで、それに沿った文章の雛形を出力したり、データを与えてそれに沿った図表や提案書などを作ったりすることが可能です。また、長い文章の要約もできます。

既存の社内文章やファイルをたたき台にして、それを提案書の形にした文章を作成する、といった使い方も便利です。

Copilot in Excel

Excelでは、データに基づいて図表を自動作成できる他、未来の数値のシミュレーションや、図表を解説する文章についても出力することができるようになりました。

図表からわかる相関関係やトレンドの分析などもしてくれます。

Copilot in PowerPoint

PowerPointがMicrosoft 365 Copilot(コパイロット)と最も相性が良いかもしれません。文章で枚数やトーン、内容を指示するだけで自動でスライド作成が可能です。また、修正したいことも、直接作業者が修正するのではなく、文章で指示して修正してもらうことができます。

Copilot in Outlook

Outlookでは、作成したいメールの内容やトーン、宛先などを指示するだけで、メールが自動で簡単に作成できます。また、すでに受け取っているメールの内容を踏まえて、返信内容の下書きを作成してもらうこともできます。定型文でなんとかなるようなメールの内容であれば、ほぼ全自動でメール作成が可能になりそうです。

Copilot in Teams

Teamsでオンライン会議をしている際に同時並行でCopilot(コパイロット)がその会議の要点を整理してチャット欄に表示してくれたり、会議が終わった後に自動で議事録を作成してくれたりします。Teamsで会議をすれば、人間がイチから議事録作成の仕事をする必要はもうありません。

Copilot in Viva Engage

Copilot in Viva Engageは、Microsoft 365のTeamsに追加されたモジュール「Microsoft Viva」において、社員の満足度を向上させるため、学習・コミュニケーション・福利厚生などの管理を行うAIサポート機能を提供します。

この機能では、上司と部下の間でのコミュニケーションを促進し、職場内のコミュニティ形成を支援します。

具体的には、社内の会話やコミュニティからトレンドを検出し、それに基づいて会話の糸口やコミュニケーションのアイデアを提案可能です。

新入社員や中途社員、または途中参加のメンバーとの適切なコミュニケーションを促進し、職場のコミュニティを活発にすることができるでしょう。

Copilot in OneNote

Copilot in OneNoteは、ドキュメントの作成や管理を効率化する機能が利用できます。

ユーザーが簡単なプロンプトを入力するだけで、AIが自動でコンテンツを生成。

たとえば、ノートの内容をまとめて箇条書きにする、原稿の校正を行う、強調表示やフォーマット調整を行うなど、多岐にわたる作業が簡単に実行可能です。

資料作成やドキュメントの管理・共有・表データの更新などの業務が効率化できるでしょう。

Microsoft 365 Chat(旧Business Chat)

Microsoft 365 Chat(旧Business Chat)は、Copilot for Microsoft 365によって提供される新しい作業体験です。

この機能によって、Microsoft 365の各種データやツールを横断的に活用して、業務効率化と生産性向上を実現できます。

Microsoft Graphの機能を活用し、ドキュメント・プレゼンテーション・メール・カレンダー・メモ・連絡先など、さまざまな情報源にアクセス可能です。

積極的に活用することで、チーム内での認識のズレを防ぎ、共通の認識を持って業務を進めることができるでしょう。

たとえば、ある顧客に関するメールのやり取りやその後の報告書を一つのドキュメントにまとめたり、過去の会議資料や売上データから問題点を洗い出したりといった作業が簡単に行えます。

複数のツールからの情報収集が効率化され、チーム全体での問題点の可視化と共有が可能です。

Copilot in Loop

Copilot in Loopは、コラボレーションツール「Microsoft Loop」にAI機能を統合し、チームの共同作業をサポートするサービスです。

この機能では、チームプロジェクトにおけるブレーンストーミングやコンテンツの下書き生成など、アイデア出しを支援します。

また、Teams・Outlook・Microsoft Whiteboard・WebのWordなど、さまざまなMicrosoft製品と連携することで、チームの共創を促進可能です。

たとえば、プロンプトの共同作成やドキュメントの自動更新、さらにはプログラミングコードの作成支援など、さまざまな業務を効率化できます。

Copilot in Loopにより、プロジェクトは常に最新の状態で進行し、効率的なチームワークを実現できるでしょう。

【使ってみた】Copilot for Microsoft 365(コパイロット)アプリで何ができる?

Bingに組み込まれていた「Copilot」が、「Microsoft Copilot」という単独のアプリでリリースされ、スマホ上で簡単にCopilotのAIチャット機能が利用できるようになっています。

単純なAIチャット機能だけでなく、質問を元にパーソナライズされたトピックの提案など、「悩みを解決する」という点において優れた機能が利用可能です。

また、Microsoft Copilotでは、画像生成機能も無料で使うことができます。

Microsoftアカウントを作成し、アプリ上でログインするだけで、誰でも簡単に画像が生成できてしまうのです。

さらに、Microsoft Copilotは、音声入力にも対応しています。

会話するように話しかけるだけで、すぐにAIが音声付きで回答を生成してくれます。

どこでも手軽に利用でき、プロンプトの手入力もいらないなど、益々利便性が上がってきているアプリです。

Copilotの無料版と有料版の違い

Copilotには、「Copilot for Microsoft 365」と「Microsoft Copilot Pro」2種類の有料プランがありますが、機能にどのような違いがあるのでしょうか。

Copilot Proとの違いを表でまとめましたのでご覧ください。

Microsoft Copilot Pro
(有料)
Microsoft Copilot
(無料)
最新モデルへのアクセス 優先アクセス ピーク時以外の時間帯
画像生成 1日あたり100ブースト 1日あたり15ブースト
新AI機能へ早期アクセス ×
独自のCopilotGPTを構築 ×
Microsoft365でCopilot を使用 ×
ドキュメント作成を効率化
(Word)
×
受信トレイを効率化
(Outlook)
×
プレゼンテーションの
グレードアップ
(PowerPoint)
×
短時間でデータをまとめる
(Excel)
×
メモをパワーアップ
(OneNote)
×

Copilot Proでは、GPT-4 Turboへ優先的にアクセスでき、ExcelやPowerPointなどと連携することが可能です。

また、Copilot for Microsoft 365では、Copilot Proの機能にくわえ、情報源を社内データにするといったカスタマイズができます。

Copilot for Microsoft 365(コパイロット)の料金(価格)はいくら?

Microsoft 365 Copilot(コパイロット)の料金は、日本円で月額4,497円です。

Copilot for Microsoft 365は、以下の法人プランで利用できます。セキュリティ要件をクリアした法人企業向けサービスです。

・Microsoft 365 E5
・Microsoft 365 E3
・Microsoft 365 Business Standard
・Copilot for Microsoft 365 Business Premium

上記のプランにアドオンとして追加するため、プラン費用+Copilot for Microsoft 365のプラン費用がかかりますので注意しましょう。

個人ユーザー向けに「Copilot Pro(コパイロットプロ)」がリリース!

Microsoft 365 Copilotは、企業に対してのみリリースをしており、個人が使うことはできませんでした。

しかしMicrosoftは2024年1月15日(米国時間)に、個人版に相当するAI拡張機能「Copilot Pro(コパイロットプロ)」を提供開始。

「Microsoft 365 Personal/Family」を契約しているユーザーは、Copilot Proプランを追加することで、Copilotの機能を個人でも利用できるようになります。

具体的には、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、OutlookにおいてCopilot機能を利用可能です。

また、OpenAIの「GPT-4 Turbo」を優先的に利用できるため、ChatGPTの代わりにCopilot Proを追加するという人も多く出てくるでしょう。

「Copilot Pro(コパイロットプロ)」の料金(価格)はいくら?

現時点での価格は、日本円で月額3,200円です。

EntraIDは必要なく、Microsoftアカウントを持っていれば誰でも契約できます。

ただし、Microsoft 365 アプリで Copilot を利用する場合は、「Microsoft 365 Personal」または「Microsoft 365 Family」どちらかのプランを契約した上で追加する必要がある点には注意しましょう。

プラン名 プラン金額 +Copilot Proした金額
Microsoft 365 Personal 1,490円/月 4,690円/月
Microsoft 365 Family 2,100円/月 5,300円/月

いずれの場合でも、Copilot Proの利用には月毎に5,000円前後の費用がかかります。

Copilot for Microsoft 365では利用できる、TeamsやMicrosoft Graphグラウンディング、エンタープライズグレードのデータ保護など一部の機能が利用できないため、費用とともに契約前にしっかりと確認しましょう。

詳しい金額等は以下の記事を参照ください。

Microsoft Copilot Studio(コパイロット スタジオ)の使い方について、詳しくはこちらの記事を>>
Microsoft Copilot Studio(コパイロット スタジオ)の使い方!

Copilot for Microsoft 365(コパイロット)はいつから使える?

Microsoft 365 Copilot(コパイロット)の無償版は、2023年9月26日からWindows 11の無償アップデートとして提供を開始しています。

また、企業向けの有料版については2023年11月1日に一般提供開始となっているため、追加契約することでCopilot for Microsoft 365をすぐに使い始めることが可能です。

さらに今年の秋以降に、BingやEdgeなどのMicrosoft製品にも随時、Microsoft 365 CopilotなどのAIの機能が追加されることが発表されています。

Copilot for Microsoft 365(コパイロット)は日本語版対応済み

Copilot for Microsoft 365の対象言語は、日本語はもちろん、アラビア語・中国語 (簡体字)・繁体字中国語・チェコ語・デンマーク語・オランダ語・英語 (英国)・英語 (米国)・フィンランド語・フランス語 (カナダ)・フランス語 (フランス)・ドイツ語・ヘブライ語・ハンガリー語・イタリア語韓国語・ノルウェー語 (ブークモール)・ポーランド語・ポルトガル語 (ブラジル)・ポルトガル語 (ポルトガル)・ロシア語・スペイン語・スペイン語 (メキシコ)・スウェーデン語・タイ語・トルコ語・ウクライナ語・ウェールズ語に対応しています。

リリース当初から日本語でもサポートが提供されているため、現時点で問題なく利用できるでしょう。

Copilot for Microsoft 365(コパイロット)とChatGPTの違い

Microsoft 365 Copilot(コパイロット)とChatGPTの大きな違いは、機能はもちろんですが、それぞれの使用者に対してオーダーメイドされているかどうかです。

ChatGPTは文章で指示すると、文章の答えを返してくれる生成AIですが、Copilot for Microsoft 365(コパイロット)は、ExcelやPowerPointなどとも連携し、図表の作成などにも対応しています。

また、Microsoft 365 Copilot(コパイロット)は、それぞれの使用者に蓄積されている情報をたたき台にして、新たな文章や図表などを作成してくれるので、ChatGPTよりも、自社に沿った最適な文章や図表を作成することがより得意です。

ChatGPTを使ってできることについて、詳しくはこちらの記事を>>
ChatGPTを使ってできることは?ビジネス&プライベートでの使用例一覧をご紹介

Copilot for Microsoft 365(コパイロット)を使いこなそう


以上、Copilot for Microsoft 365の概要や、いつから使えるかなどについてまとめてご説明しました。

Microsoft 365 Copilot(コパイロット)はWordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft製品をサポートする生成AIです。文章で指示するだけで、すぐに提案書やメール、プレゼンテーションなどを自動で作成できます。今後、このCopilot(コパイロット)を利用している人と、そうでない人の差はどんどん開いていくでしょう。ぜひ使ってみてください。




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(編集:創業手帳編集部)

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