心を刺激する!経営者たちの名言25選

創業手帳

成功した経営者たちの名言から学べることは多い!


日本や世界で活躍する経営者は、名言を残しています。その名言に心を打たれる人は少なくありません。
また、その名言を座右の銘にして、偉大なる経営者を目標に努力する人もいます。

経営者の名言には学べることが数多くあり、成功のヒントを得られるかもしれません。
この記事では、ビジネスで成功や独立起業を目指す方の心を刺激するような経営者たちの名言を紹介します。

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日本を代表する経営者の名言15選


日本には、世界に誇る商品や技術を創出している企業がいくつもあります。そのような企業のトップに立つ経営者の名言から紹介します。

本田宗一郎(ホンダ創業者)

「嫌いなことなんてやっても伸びない。どうせ一度の人生なら、好きなことをとことんやるべきだ。そうすりゃ、それがやがて社会の役に立つ」

「ホンダ(本田技研工業)」の創業者である本田宗一郎(ほんだ そういちろう)氏の名言です。
本田氏は嫌なことや不得意なことは一切やらずに、得意なことだけをやるようにしていましたが、これは嫌なことを長々とやっても伸びる可能性が低いからです。

そして、一度きりの人生だからこそ、悔いのないように好きなことに多く取り組んだほうが良いと考えていました。
それは、自分が好きで取り組んだことのほうが、社会の役に立つ可能性もあるからです。
好きなことを仕事にしたいを思っている人の背中を押してくれる名言です。

松下幸之助(パナソニック創業者)

「『それは私の責任です』ということが言い切れてこそ、責任者たりうる」

「パナソニック(旧松下電器産業)」の創業者である、松下幸之助(まつした こうのすけ)氏の名言です。
責任者は、何かトラブルが起きた際にそれを背負う覚悟が求められます。
この言葉を言える覚悟がないのであれば、まだ責任者としては不十分だといえます。

松下氏も相当な覚悟を持って経営をしてきたからこそ、誰もが知る電機メーカーとして成長できたのでしょう。
責任のある立場に立つ人は、この名言を心に留めておくことをおすすめします。

井深大(ソニー創業者)

「多くの人たちに利用されてこそ、技術である」

「ソニー」創業者のひとりである井深 大(いぶか まさる)氏の名言です。
井深氏は偉大な技術を生み出すこと以上に、多くの人に利用されるほど価値のある技術を生み出すことを重視していました。

何をするにも、目標や目的が必要です。
「自分が作ったもので何を実現したいのか」という目的を持って取り組んでいくことが、もの作りや経営で重要な考え方と理解させられる名言です。

安藤百福(日清食品創業者)

「順調な時ほど危機が訪れる」

「日清食品」の創業者である安藤百福(あんどう ももふく)氏の名言です。
安藤氏は22歳で起業し、順調に事業を進めていきましたが、苦難が続いて全財産を失った経験があります。
そして、47歳で再起を図るために開発されたものが「チキンラーメン」でした。

安藤氏は実体験をもとに、順調な時ほど危機感を持ってべきという教訓を得ました。
自分のビジネスがうまくいっても自信過剰にならず、常に慎重な判断やリスクに備えておくことが大事です。

孫正義(ソフトバンク社長)

「成功する者と失敗する者の違いは、頭の差より性格の差のほうが大きい」

「ソフトバンクグループ株式会社」の社長である孫正義(そん まさよし)氏の名言で、これは頭の良し悪しよりも、性格の良いほうが成功しやすいことを表しています。
性格が悪いと人から距離を置かれやすく、チャンスを逃す恐れがあります。

反対に、性格の良い人は人から好かれ、チャンスを掴む機会も多くなるということです。性格は努力次第で変えることもできます。
成功したい人は今からでも性格を磨き、人望のある人を目指してみてください。

小林一三(阪急電鉄創業者)

「必要な人になることが肝要で、どっちでもいいと云ふ人間になっては駄目」

「阪急電鉄」の創業者である小林一三(こばやし いちぞう)氏の名言です。
小林氏は、人は社会の中で3段階のステップアップをすると考えていました。それは、第1段階が便利な人、第2段階が必要な人、第3段階が特色ある人というものです。

小林氏が語る“必要な人”とは、自分のスキルや知識で周りの人の役に立てる人物を指します。
社会で生き抜くためには、人の役に立つ知識やスキルを身につけ、周りから必要な人と思われるようになることが重要だと教えてくれる名言です。

柳井正(ファーストリテイリング社長)

「成功の陰には必ず失敗がある。」

「ファーストリテイリング」の社長である柳井正(やない ただし)氏の名言です。
今では海外進出も果たした巨大企業を経営していますが、柳井氏は今までのどのビジネスも失敗の連続で唯一の成功が「ユニクロ」だったと語っていました。
上記の名言は、その実体験に基づいた内容になっています。

どれほど偉大な成功も裏には失敗が必ずあり、失敗もひとつの経験であり、試行錯誤の上に成功が成り立つものだと考えられます。

似鳥昭雄(ニトリ創業者)

「私は喜んでリスクを取るようにしている。リスクのないところには、利益も成長もないから」

「ニトリ」を創業した似鳥昭雄(にとり あきお)氏の名言です。似鳥氏は、不況や逆境を成長の糧にする信条を持っています。
実際、2008年9月のリーマン・ショックで業績に悩む企業が多い中、同社は6回にわたって商品の値下げを行い、結果的に増収増益を記録しました。

日頃からリスクを回避することは大事です。しかし、利益や成長につながるのであれば、リスクが高いことにも思い切ってチャレンジする心意気も必要です。
ただし、成功につなげるためには、十分な計画性が求められます。

市村清(リコー創業者)

「人生というものは、たとえいかなる逆境・悲運に遭遇しても、希望さえ失わなければまったく消えてしまうものではない。」

「リコー」の創業者である市村清(いちむら きよし)氏の名言です。営業力に優れていた市村氏は当時開発されたばかりの理研感光紙を販売していました。
その当時、メーカーから冷遇されて辛い経験もたくさんあったそうです。

しかし、希望を捨てず努力し続けたことで本社から「理研感光紙」部門を独立させ、のちのリコーとなる「理研感光紙株式会社」の社長に就任した経歴があります。
辛く苦しい状況の時こそ、市村氏のように希望を持って前に進むことが成功につながる秘訣です。

谷口義晴(日本セラミック創業者)

「小さい会社だったからこそ、細かな注文に確実かつ迅速に応えられたのです。」

「日本セラミック」の創業者である谷口義晴(たにぐち よしはる)氏の名言です。
同社は、大手クライアントが工場に訪れた際、その場で要望を聞き、徹夜で作業して翌日にサンプルを出す対応をしました。
この素早い対応により、大型受注を成立させた実績があります。

谷口氏は小さい会社ゆえに苦い思いも多く体験してきましたが、機動力を武器に逆境に打ち勝ってきました。
ビジネスで成功するには、素早い対応を心掛け、顧客の信頼を得ることが重要です。

吉田秀雄(電通4代目社長)

「摩擦を恐れるな。摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと、君は卑屈未練になる。」

「電通」の4代目社長である吉田秀雄(よしだ ひでお)氏の名言です。この名言は、吉田氏が唱える「電通鬼十則」のひとつです。

人との関わりの中で、誰しも大小問わず摩擦は必ず生じます。しかし、その摩擦を恐れていては成長につながらず、卑屈や未練につながることを表しています。
時には相手と衝突して、本音を知ることや理解を深めることが大事です。

鳥居信治郎(サントリー創業者)

「やってみなはれ。やらな、わからしまへんで」

「サントリー」の創業者である鳥井信治郎(とりい しんじろう)氏の名言です。この言葉は2代目社長の佐治敬三氏から相談を持ち掛けられた際に発言したそうです。
鳥井氏は、当時の日本では難しいとされていたウイスキー製造を成功させた実績があります。その経験から、夢の実現には挑戦する心構えが大切だと痛感していました。

成功するかどうかは、実際にやってみないとわかりません。鳥井氏の言葉のとおり、まずは行動を起こすことが大事です。

正垣泰彦(サイゼリヤ創業者)

「そんなのラクしたいから言っているだけ。『心を込めて作っているから高くていい』なんて、お客さんは思っていないもの。」

「サイゼリヤ」を創業した正垣泰彦(しょうがき やすひこ)氏の名言です。
ファミリーレストラン「サイゼリヤ」は、手頃な価格でイタリアン料理を食べられることから、幅広い層から人気を集めています。
どんどん料理を値下げしていく同チェーン店は、飲食業界からは良く思われていませんでした。それに対して、正垣氏は上記の名言を放ちました。

正垣氏は、業界からの批判は軽い妬みと捉えたのでしょう。できるだけ安く食べたいという顧客のニーズを優先した結果、人気店となりました。
業界の常識以上に顧客ニーズを的確に捉え、反映することが経営の成功に必要不可欠といえます。

矢野博丈(大創産業創業者)

「自分に能力も運もないことが気づけたら、ありがたいもんです。」

「大創産業」の創業者である矢野博丈(やの ひろたけ)氏の名言です。矢野氏は多額の借金や夜逃げ、倉庫の放火、社員の離反など様々な苦労をしてきました。
その中で、運も才能もなかったことに気付かされます。

それでも成功に至ったのは、運や才能のない代わりに圧倒的な行動力で苦難を乗り越えてきたからです。
運や才能がなくても、行動次第で道を切り開けることを気付かせてくれる名言です。

高田明(ジャパネットたかた創業者)

「できないと決めているのは誰かというと自分自身なんです。人は決めませんから。」

「ジャパネットたかた」の創業者である高田明(たかた あきら)氏の名言です。
できないという感情は人が決めつけているのではなく、自分で勝手に思い込んでしまっていることを表しています。

しかし、その「できない」がチャンスを狭めている恐れがあります。
何が成功するかがわからないからこそ、臆せずチャレンジしてみることが大事だと勇気づけてくれる名言です。

世界で輝く!経営者の名言10選


世界をまたにかけて活躍する経営者も多く存在します。ここからは世界で輝く経営者の名言をご紹介します。

ラリー・ペイジ(Google共同創設者・元CEO)

「アイデアに価値はない。それを実行できて初めて価値になる。」

「Google」の共同創業者で元CEOのラリー・ペイジ氏の名言です。何かを始めるには、アイデアが必要です。しかし、ただアイデアを出しただけでは意味はありません。
アイデアは実行により初めて意味を成します。すでにいろいろとアイデアを考えているのであれば、次は計画を練って、実現に向けて行動してみてください。

ジェフ・ベゾス(Amazon共同創設者・取締役会長)

「イノベーションを実行するのであれば、誤解されることさえ積極的であるべきだ。」

「Amazon」の共同創業者で取締役会長を務めるジェフ・ベゾス氏の名言です。何か新しいことを起こそうとする時に、周りから誤解や批判を受けることがあります。
ベゾス氏はそれに恐れず向き合い、突き進んでいく姿勢を大切にしています。何かをやり遂げようと思った時は、誤解や批判を恐れない姿勢を持つことが大事です。

スティーブ・ジョブズ(Apple共同創設者・元CEO)

「すばらしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない。安住してはいけない。
心の問題のすべてがそうであるように、答えを見つけた時には、自然とわかるはずだ」

「Apple」の共同創設者で元CEOのスティーブ・ジョブズ氏の名言です。
挫けずに仕事を続けていくためには、その仕事が好きという気持ちを持つことが大切であることを伝えています。
好きな仕事を見つけられていないのであれば、諦めず探し続けることも重要です。諦めず続けることは大変だからこそ、好きな気持ちを持って取り組むことが必要です。

ジョン・ピアポント・モルガン(モルガン財閥創始者)

「できるだけ遠くへ行こう。そこに着けば、もっと遠くの景色が見えるはずだ。」

「モルガン財閥」の創始者であるジョン・ピアポント・モルガン氏の名言です。成長し続けるためには、常に目標を持って歩み続けることが大事です。
夢が叶った時、最初にいた場所とは違った景色に見えるはずです。そこからさらに目標を立てて上を目指せば、また新しい景色と出会えます。
常に目標があれば、仕事のやりがいや楽しみを維持しながらどんどん成長できます。

マーク・ザッカーバーグ(Meta共同創業者・会長・CEO)

「僕は毎日のようにこう自分に問いかけている『今、僕は自分にできる一番大切なことをやっているだろうか』」

「Meta」共同創業者であり会長兼CEOを務めるマーク・ザッカーバーグ氏の名言です。自分にとって一番大切なことをやれているのであれば、悔いのない人生を送れます。
反対に大切なこと、やりたいことを後回しにしているのであれば、悔いを残す人生になる場合もあります。

人生は有限です。豊かな人生を送るためにも、自分が一番大切だと思ったことは積極的にチャレンジしていくべきでしょう。

アンドリュー・カーネギー(カーネギー鉄鋼創業者)

「現状に不満を持つことはいいことだ。」

「カーネギー鉄鋼」創業者のアンドリュー・カーネギー氏の名言です。不満がない人は現状維持の状態が続き、これ以上の成長は望めない場合があります。
反対に、不満がある人はそれを改善することで自分自身の成長につながります。何か不満を持った時こそ、成長のチャンスだと教えてくれる名言です。

ハワード・シュルツ(スターバックスCEO)

「あなたのやりたいことがはっきりしたら、同じことをやった経験のある人物を見つけることだ。」

「スターバックス」CEOのハワード・シュルツ氏の名言です。この名言は後輩起業家に向けたアドバイスです。
すでにやりたいことが見つかっているのであれば、その経験がある人物を探し、考えや手法を参考にすることが実現への近道となります。

ビル・ゲイツ(Microsoft創業者)

「度々直感が頼みの綱になる。」

「Microsoft」の創業者であるビル・ゲイツ氏の名言です。ゲイツ氏のように自分の直感を信じて行動している経営者は少なくありません。
この直感は当てずっぽうではなく、長年の知識や経験に基づいて、瞬時に判断する力を指します。

いきなり直感力が身につくわけではありません。いろいろなことを経験し、知識を身につけることで、経営者の必要な直感力は磨かれていきます。

ヘンリー・フォード(フォード・モーター創業者)

「成功の秘訣というものがあるとしたら、それは他人の立場を理解し、自分の立場と同時に他人の立場からも物事を見ることのできる能力である」

「フォード・モーター」の創業者であるヘンリー・フォード氏の名言です。成功のために、まず必要となるのは他人の立場を理解することです。
そうすることで自分の立場と他人の立場から同時に物事を見ることができ、本当に求められるニーズが明確になっていきます。
相手のニーズを的確に捉えて応えることが成功の秘訣のひとつです。

ウォルト・ディズニー(ディズニー創業者)

「夢見ることができれば、それは実現できる。いつだって忘れないでいてほしい。」

「ウォルト・ディズニー・カンパニー」創業者のウォルト・ディズニー氏の名言です。ウォルト氏は周囲の反対を押し切って、ディズニーランドを造りました。
叶えたい夢があったからこそ、実現に至ったのでしょう。

大小を問わず夢があれば、それに向かって努力する意識が高まり、実現につながります。モチベーションを保つためにも、常に夢や目標は持つことが大事です。

創業手帳代表大久保の名言集

『起業のガイドブック』として起業家や経営者の方に向けて、今日から使えるノウハウなどを提供している創業手帳の代表 大久保幸世も、Twitterにて様々な名言を残しています。

大企業、有名ベンチャーの経営者やっていた73歳の経営者の人がまたゼロから業界の慣行をぶち壊す事業をはじめ、サービスが普及すると日本がこんな良くなるみたいなことを熱心に語っていて「死んでる暇がない」と言っていてかっこよかったです
https://twitter.com/Kosei_okubo/status/1540145519967629312
成功した人をみて「あのアイディア実は自分も考えてた」っていう人がいますよね。良いアイディアは、少なくとも100人は同じことを考えており、そもそも実行するのが重要かつ大変なのであって。
実際にやった人、やり遂げた人が偉いです。
やったもん勝ちなので、だから一歩を踏み出してほしいです。
https://twitter.com/Kosei_okubo/status/1566688214835900417
「起業なんてやめろ」と言っていた人の多くは成功したらコロッと変わって「やっぱり成功すると思っていた」「応援した」「アレはワシが育てた」と言ってくれるはずですよ。自分の道は自分で決めましょう。
https://twitter.com/Kosei_okubo/status/1571282099667177472
起業家は打たれ強い。
でも打たれるのが好きなわけではない。
https://twitter.com/Kosei_okubo/status/1485405127414796290
「世に無い商品は最初の一人を取るのがめちゃくちゃ大変。1件取れるとあとは急に楽になった」
と取材で3人連続で言われました。
日本の大手向け市場では前例を必ず聞かれるのでそこの突破が鍵になる。
日本の起業における不変の真理のようです。
https://twitter.com/Kosei_okubo/status/1536505521477664768

まとめ

成功した経営者の名言は、どの名言も人に勇気や希望を与えてくれる言葉ばかりです。ビジネスだけではなく人生の参考にもなるのではないでしょうか。
気に入った名言があればその言葉を心に留め、ビジネスや生活の中で活かしてみてください。

創業手帳の冊子版(無料)は、起業や創業、資金調達など経営者を目指す人に役立つノウハウ・情報を提供しています。日本や世界を代表する経営者のようにビジネスで活躍したい方は、ぜひお役立てください。
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(編集:創業手帳編集部)

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