インバウンド旅行者向けプライベート・ツアー・サービス「otomo」が関西圏にエリア拡大

2019年3月6日、otomo株式会社は、関西圏にサービスの提供エリアを拡大することを発表しました。

otomo株式会社は、インバウンド旅行者向けのプライベート・ツアー・サービス「otomo」を運営しています。
国内各地域の外国語スキルを持つ人材(外国語人材)をガイドとして紹介する、というサービス内容です。
ガイドは、18歳以上で一定レベル以上の外国語スキルを有していれば、国籍や職業、資格を問わず、誰でも登録することができます。

今回のエリアの拡大により、大阪府・京都府・奈良県・兵庫県において、合計60種類以上のツアー・プランでプライベート・ツアーを提供します。

otomo株式会社 取締役COO 北川 朝輝氏からコメントが届きました!

今回の提供エリア拡大について、otomo株式会社の取締役COO 北川 朝輝氏からコメントが届きました!

北川 朝輝(きたがわ ともき)
otomo株式会社 取締役COO

1991年6月高知生まれ。早稲田大学商学部在学中より、ベンチャー企業での新規事業立案や、外資系コンサルティング会社でのリサーチ業務などを通じてビジネスに携わる。
新卒でPwCコンサルティングに入社し、一貫して戦略領域のコンサルティングに従事。海外市場進出戦略策定や、新規事業戦略策定など、戦略及び新規事業を中心とした数多くのプロジェクト経験を有する。
趣味は国内旅行で、特に京都は年に数回訪れる。京都だけでなく、日本各地の観光資源を活用し、日本のインバウンド観光を活性化させたいという想いから、otomo株式会社を創業。
ー今回のサービス拡大につきまして、目的は何でしょうか?

目的は、大きく分けて2つあります。

1つ目は旅行者ニーズに応えるためです。
日本を訪れる旅行者の行き先は多様化している中、関西圏はインバウンド旅行者に最も人気なエリアの1つで、いずれの府県も日本国内において人気の訪問先となっています。関東圏のみのサービス提供では旅行者のニーズに応えきれないと判断しました。

2つ目は、弊社の事業コンセプトを実現するためです。
弊社は「地域に存在する未だ知られていない魅力的なスポットに焦点を当てる」というコンセプトを掲げており、関西でもそういったツアープランを数多く準備しました。
特に大阪や京都ではオーバーツーリズム(観光地が耐えられる以上の観光客が押し寄せる状態(過剰な混雑)のこと)が深刻化し、旅行者の満足度低下や市民生活への影響といった問題が顕在化しています。今回の関西展開によって、少しでもオーバーツーリズムの解消に貢献したいと考えています。

ー今回のサービス拡大につきまして、反響はありましたか?

既に関西にお住まいのガイドの方々や各種企業、自治体の方からお問い合わせを頂いております。
関西圏の方々とは、今回の発表を行う以前からツアープランの作成等でコミュニケーションしてきましたが、地域を盛り上げようという意思を関東以上に感じることもしばしばあります。
今回の発表を皮切りに、関西のガイドの方はもちろん、自治体や地域企業の方々との取り組みも積極的に進めて行きたいと考えております。

ー今後の展開について、教えてください。

今後も引き続き日本各地へのエリア拡大を進める予定です。
その際、関東、関西と異なり、地方ではインフラの外国語対応が未整備であったり、ガイド人材の不足といったハードルがあります。
そのため、それぞれの地域が持つ特徴を活かしたツアープランの作成はもちろんのこと、ガイドへのサポートや地域との連携がより一層重要になると考えています。
これまでの事業運営で培ったノウハウを活かし、各地域で上記の課題を乗り越え、旅行者に満足いただけるサービスを日本全国で提供できるよう取り組みを進めていきます。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 観光
関連記事はこちら

インバウンド旅行者向けプライベート・ツアー・サービス「otomo」が正式リリース

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

株式会社たびふぁん 西岡貴史|温泉レコメンドサービスの事業開発が注目の企業
温泉レコメンドサービス事業の展開で注目されるのが、西岡貴史さんが2021年2月に創業した株式会社たびふぁんです。 2020年3月末時点での温泉地数(宿泊施設のある場所)は、全国で2971カ所あります。…
アジア最大級のオプショナル・ツアー予約サイト運営の「KKday」が79億円調達
2020年9月29日、KKday (日本法人本社:東京都千代田区、CEO:陳明明(Ming Chen)は、7,500万USドル(約79億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 現地オプショナル・…
「地域観光新発見事業」補助金 地方誘客を目的とした観光コンテンツの磨き上げ・販路開拓・情報発信を支援
「地域観光新発見事業」のご案内です。 地域の観光資源を活用した地方誘客に資する観光コンテンツについて、十分なマーケティングデータを活かした磨き上げから適時適切な誘客につながる販路開拓及び情報発信の一貫…
【東京都】「バリアフリー情報発信支援事業補助金」
東京都は「バリアフリー情報発信支援事業補助金」の募集を開始したことを発表しました。 都内民間事業者に対して、観光施設に関するバリアフリー情報を提供するアプリ等の機能拡充に必要となる経費の一部を支援する…
観光事業者向けDXプラットフォーム「Nutmeg」を提供する「NutmegLabs Japan」が4億円調達
2023年5月17日、NutmegLabs Japan株式会社は、親会社であるNutmegLabs, Inc.(CEO:中口 貴志、本社:サンフランシスコ)が総額約4億円の資金調達を実施したことを発表…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集