注目のスタートアップ

細胞製造の品質管理AI「Cytometa」を展開する「Quastella」が1.1億円調達

company

2025年7月11日、株式会社Quastellaは、総額1億1000万円の資金調達を発表しました。

Quastellaは、細胞製造の品質管理AI「Cytometa」を展開しています。

製造工程における細胞品質を画像から可視化・定量評価する品質管理AIシステムです。

また、ユーザーの製造環境に最適化された品質評価AIを検証・構築・実装する伴走支援「PoCサポート」をパッケージとして提供しています。


細胞を活用した産業は、現在では医療分野を超えて広がりを見せています。たとえば、培養肉をはじめとする食品産業、創薬・毒性試験分野、農業・環境モニタリング、美容・化粧品分野、バイオものづくり・工業応用などが挙げられます。

これらの産業・分野の成長のためには、細胞の「再現性」「拡張性」「安全性」が鍵となります。すなわち、細胞製造における品質管理技術が重要なのです。しかしながら、細胞製造の現場は手作業に依存しており、熟練者の勘と経験に支えられているという現状があります。これにより、属人化によって品質の一貫性が確保できない、技術継承が困難、微細な変化・異常を見逃してしまうリスクがあるといった問題が発生しています。

そこでQuastellaは、細胞製造における品質管理AIシステム「Cytometa」を提供し、商用生産に向けた技術移転の円滑化や生産性の向上に加え、説明責任を含む品質保証体制の強化を支援しています。

事業の成長のためには資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達に関するノウハウを解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB Cytometa PoC Quastella システム バイオテクノロジー 伴走支援 可視化 品質 品質管理 定量評価 株式会社 画像 細胞 製造 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

空間データプラットフォーム「Spacely」を提供する「スペースリー」に「大和ハウスベンチャーズ」が出資
2024年5月2日、大和ハウスグループの大和ハウスベンチャーズ株式会社は、大和ハウスグループ共創共生1号投資事業有限責任組合(シナジーファンド)からの出資1号案件として株式会社スペースリーを選定したこ…
福祉とアートを軸とした新規サービスの企画立案・開発などの「ヘラルボニー」が資金調達
2020年8月5日、株式会社ヘラルボニーは、資金調達を実施したことを発表しました。 知的障害のあるアーティストが描いたアート作品を扱うアート・ライセンス事業や、CSR・CSV・SDGsを軸とした企画の…
ウォレット・パス運用ソリューション「KINCHAKU」がeギフト・プラットフォーム展開の「ギフティ」と資本業務提携
2020年5月21日、株式会社KINCHAKUは、株式会社ギフティと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、「九州オープンイノベーションファンド」を引受先として、資金調達を実施したことを…
次世代型BtoBコマースプラットフォームを開発する「goooods」が5.4億円調達
2022年9月28日、goooods株式会社は、日米の投資家・エンジェル投資家から、総額約5億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 goooodsは、取引先発見・与信管理・債権回収を…
AIを活用したトレーディングカード鑑定サービス「VALUE SCOUTER」を提供する「コレクテスト」が1億円超調達
2024年3月25日、株式会社コレクテストは、総額1億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 コレクテストは、AIを活用したトレーディングカード鑑定サービス「VALUE SCOUTER(バリュー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集