「中堅・中小成長投資補助金」3次公募の採択者が発表

subsidy

「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金(中堅・中小成長投資補助金)」の3次公募の採択者が発表されました。

「中堅・中小成長投資補助金」は、地域の雇用を支える中堅・中小企業が、足元の人手不足等の課題に対応し、成長していくことを目指して行う大規模投資を促進することで、地方における持続的な賃上げを実現することを目的とする補助金です。

採択

申請者:229件
採択者:116件(採択倍率は約2.0倍)

概要

・採択者の平均投資予定額は約62億円、平均目標賃上げ率の中央値は6.2%
・採択金額の合計額は約1812億円
・4次公募は7月上旬の公募開始予定

「中堅・中小成長投資補助金」の補助金額・補助率などを詳しく知りたい方はこちらの記事へ>>
補助上限最大50億!「中堅・中小成長投資補助金」をわかりやすく解説!

日本は本格的な人口減少社会に突入しており、とりわけ15歳から64歳までの生産年齢人口の減少が顕著です。これに伴い、今後は労働力不足が一層深刻化することが懸念されています。

人口減少の影響は地域によって異なりますが、特に地方ではその影響がより顕著に表れています。都市部と比べて、地方の企業では人材の確保が難しく、今後さらに深刻な人手不足に直面する可能性が高いと考えられます。

こうした状況を受けて、地方の中堅・中小企業には、従来の枠組みにとらわれない抜本的な改革が強く求められています。

その有効な手段の一つとして挙げられるのが、業務の効率化や生産性の向上、省力化を図るための設備の新規導入や既存設備の更新です。これらの取り組みは、慢性的な人手不足を直接補う手段として、高い効果が期待されています。

しかしながら、このような本質的な変革を実現するためには、相応の設備投資が不可欠であり、多額の資金を要します。現実として、多くの中堅・中小企業にとっては資金的な制約が障壁となり、十分な対応策を講じることが難しい状況にあります。

この課題に対する支援策として注目されているのが、「中堅・中小成長投資補助金」です。本制度は、中堅・中小企業による大規模な設備投資を後押しするもので、補助額は最大50億円にのぼります。対象となるのは、工場や倉庫、販売拠点の新設や増築、最先端の機械設備の導入、ソフトウェアの導入やシステム構築など、多岐にわたる取り組みです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ 中堅・中小企業の賃上げに向けた省⼒化等の⼤規模成⻑投資補助⾦ 中堅・中小成長投資補助金 中小企業 助成金 投資 採択 省力化 補助金 賃上げ
詳細はこちら

3次公募の採択者について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

2022年1月以降の「雇用調整助成金」・「休業支援金」の特例措置等について
厚生労働省は、「令和4年1月以降の雇用調整助成金の特例措置等」について発表しました。 新型コロナウイルス感染症に係る「雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金」、「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給…
【東京都】「AI等先端技術を活用した受入環境高度化支援事業」補助金
東京都は、「AI等先端技術を活用した受入環境高度化支援事業」の公募について発表しました。 エリア単位で観光関連事業者等が連携し、AI等先端技術を活用した観光地の面的な高付加価値化を図る取り組みを支援し…
令和7年度「酒類業振興支援事業費補助金」
令和7年度「酒類業振興支援事業費補助金」のご案内です。 日本産酒類の輸出拡大及び酒類業の経営改革・構造転換に向けて、酒類事業者による、日本産酒類のブランディング、インバウンドによる海外需要の開拓などの…
【東京都】「ES(社員満足度)向上による若手人材確保・定着事業助成金」
公益財団法人東京しごと財団は、「ES(社員満足度)向上による若手人材確保・定着事業助成金」について発表しました。 従業員の住宅・食事・健康に関する福利厚生の充実による従業員のES(Employee S…
【東京都】「テレワーク定着強化奨励金」
公益財団法人東京しごと財団は、令和6年度「テレワーク定着強化奨励金」の募集について発表しました。 従業員のニーズや運用課題等を踏まえ、コロナ後の新たな「テレワークルール」等(我が社のベストバランス)を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集