注目のスタートアップ

転倒ハイリスク者を可視化するAIアプリ「Reha3.0」を提供する「Rehabilitation3.0」が資金調達

company

2025年5月28日、Rehabilitation3.0株式会社は、資金調達を発表しました。

Rehabilitation3.0は、睡眠時のバイタルデータをAI技術で解析し、転倒ハイリスク者を可視化するAIアプリケーション「Reha3.0」を提供しています。

転倒リスクを3段階で可視化し、ハイリスク者にアラートを鳴らすことで、見守り業務の削減に貢献します。

すでに一部の介護施設での導入が進んでいます。今年度は100施設での展開を予定しています。

今回調達した資金は、全国の介護施設への本格展開、機能強化、販売パートナーとの連携の推進に活用します。


介護施設で起こる事故のうち、転倒が占める割合は約6割とされています。

たとえば、厚生労働省が発表している「介護施設等における重大事故報告制度」によると、報告されている事故の中で最も多いのが転倒関連であり、年間を通じて全事故のおよそ60%を占めています。

転倒は、要介護高齢者の身体機能や認知機能の低下、環境要因などが複合的に関与して発生します。また、高齢者は骨が衰えていることが多く、転倒は重度の骨折につながるリスクがあります。さらに、大腿骨の骨折などでは長期の療養が必要となりますが、その間に筋力・体力が低下し、寝たきりの状態になるケースも少なくありません。

そのため、介護施設では転倒を防ぐための体制整備が重要とされています。

一方、人手不足が課題となっている介護施設では、転倒防止のための見守り業務を強化するのが難しいという課題があります。そのため、テクノロジーの活用が注目されています。

このような背景を受けて、Rehabilitation3.0は、転倒ハイリスク者を可視化するAIアプリを提供し、見守り業務の負担軽減に貢献しています。

事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB Reha3.0 Rehabilitation3.0 アプリ ハイリスク リスク 介護 介護施設 可視化 株式会社 要介護者 資金調達 転倒 骨折
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

薬局向けのオンライン事務員による処方箋入力代行サービスを提供する「プレカル」が1億円調達
2022年5月11日、株式会社プレカルは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 プレカルは、薬局向け自動受付・自動入力システム「precal(プレカル)」を提供しています。 自動受付システム…
「モブキャストホールディングス」が資金調達へ 子会社「モブキャストゲームス」の成長を加速
2022年6月3日、株式会社モブキャストホールディングスは、転換社債と新株予約権による資金調達を行うことを発表しました。 モブキャストホールディングスは、スマホ向けゲーム開発を展開する株式会社モブキャ…
インフルエンサー・エージェント「アナライズログ」が「東映アニメーション」から資金調達
2019年12月20日、株式会社アナライズログは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東映アニメーション株式会社です。 アナライズログは、YouTuberなどインフルエンサーのエージェン…
高付加価値体験の開発支援や国内・海外富裕層向けプロモーション支援などを手がける「エクスペリサス」が2.5億円調達
2025年4月15日、エクスペリサス株式会社は、2億5598億円の資金調達を発表しました。 エクスペリサスは、官庁自治体向けの高付加価値体験の開発支援、国内・海外富裕層向けプロモーション支援、高付加価…
心疾患による突然死を防ぐ超聴診器を開発する「AMI」が4.9億円調達
2020年4月10日、AMI株式会社は、総額4億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 疾患に繋がる心雑音のみを自動的に検出することを可能とした聴診器「超聴診器(心疾患診断アシスト機能…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集