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肉用牛の枝肉形質の生体予測診断サービス「B-som診断」を提供する「ビーフソムリエ」が資金調達

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2025年3月24日、株式会社ビーフソムリエは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、一般社団法人AgVenture Lab(あぐラボ)です。

ビーフソムリエは、肉用牛の枝肉形質の生体予測診断サービス「B-som診断」を提供しています。

肉用牛の個体差を可視化することで、牧場経営の安定化や生産工場に貢献しています。

今回調達した資金は、「B-som診断」のさらなる発展と市場への普及加速に活用します。


国内の畜産の産出額は、農業産出額の約39%を占め、そのうち肉用牛は8257億円で24%を占めています。

また、生産量は緩やかな増加傾向にあり、海外需要も高まっていることから、今後のさらなる成長が期待されています。

畜産業界では、肉用牛の肉質は解体するまでわからないことが課題のひとつです。肉質は肉用牛の価値を決定づける重要な要素であるため、肥育段階で肉質を把握できれば、飼育管理方法の変更など必要な改善を実施することができます。

このような背景のもと、ビーフソムリエは、近畿大学生物理工学部の研究成果であるAIビーフ技術にもとづいた「B-som診断」を提供しています。

このサービスは、血液中のタンパク質情報をAIで分析することで、出荷時期のサシの状態や、枝肉の重量、口溶け、風味、脂肪の質といった情報を予測することができます。また、目標までの最短の改善策も提案し、経営の改善・安定化にも寄与します。

事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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