注目のスタートアップ

リペア・リメイクサービスを運営する「ナガク」が1.4億円調達

company

2025年2月27日、ナガク株式会社は、総額約1億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ナガクは、リペア・リメイクサービス「ナガク」や、モノを長く使うカルチャーのウェブマガジン「NAGAKU Magazine」を運営しています。

「ナガク」は、ジュエリー・バッグ・着物・家具・靴など、さまざまなモノのリペア・リメイクをプロに依頼できるサービスです。

今回調達した資金により、「ナガク」の機能拡充、取り扱いカテゴリーの拡大、登録するプロの増加などを進めます。


SDGsの推進に伴い、大量生産・大量消費型の経済活動から、資源や製品の価値を最大化し、資源消費を最小化するとともに、廃棄物の発生を抑止する循環経済への転換が進められています。

大量生産・大量消費の社会は、本来もっと長く使える製品であっても、短いライフサイクルで買い換えられてしまう問題を抱えていました。この問題を解決するには、製品をリサイクルしたり、別の利用者に引き継いだり、修繕して再利用したりする取り組みが必要です。

このような流れのもと、リサイクル体制や二次流通網の構築は進んでいますが、一方で修繕サービスの普及はあまり進んでいないという課題があります。

修繕サービスは職人などが小規模で展開していることが多く、消費者が必要なサービスを見つけにくいという問題があります。こうした問題を解決するため、ナガクは、プロや事例を探し、リペアやリメイクを依頼できるサービス「ナガク」を運営しています。

ナガク株式会社のコメント

このニュースを受けまして、ナガク株式会社 代表取締役CEO 渡部一紀(カズワタベ)氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

先般リリースしました、当社が運営するプロや事例を探して依頼できるリペア・リメイクサービス『ナガク』の開発が主となります。

・今後の展望を教えてください。

私たちはなにかモノを直したいと思ったときに、その事例や、依頼先が誰でも簡単に見つかり、少しでも多くのモノが直され、長く使われる世の中を実現したいと考えており、そのためにプラットフォームサービスの成長を目指しています。

・読者へのメッセージをお願いします。

まだリリースしたてではありますが、ナガクでは様々なジャンルのプロの方たちがリペアやリメイクのサービスを提供しています。事例を見ているだけでも楽しいですので、ぜひアクセスしてみてください。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB SDGs プロ マッチング モノ 依頼 専門家 株式会社 職人 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クラウド録画サービス「セーフィー」が新型コロナ対策支援パッケージの無料提供を開始
2021年1月19日、セーフィー株式会社は、「Safie Pocket2(セーフィー ポケット2)」を2カ月間無料で利用できる新型コロナ対策支援パッケージの提供を開始したことを発表しました。 セーフィ…
飲食店と卸売業者をマッチングするプラットフォーム運営の「クロスマート」が1.2億円調達
2019年9月24日、クロスマート株式会社は、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 飲食店と卸売業者をつなぐプラットフォーム「クロスマート」を運営しています。 このプラットフ…
薬局や訪問看護などを展開する「GOOD AID」が「JR東日本スタートアップ」と資本業務提携
2021年5月26日、GOOD AID株式会社は、JR東日本スタートアップ株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 GOOD AIDは、調剤薬局「おだいじに薬局」や、零売薬局チェーン「…
VRアート制作ツール「Snow Canvas」を開発する「Zenesis」が1,800万円調達
2022年4月28日、株式会社Zenesisは、総額1,800万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Zenesisは、VRアート制作ツール「Snow Canvas」、VRアートをNFTマーケッ…
学術系クラウドファンディングの「アカデミスト」が「Beyond Next Ventures」と資本業務提携
2019年1月29日、アカデミスト株式会社は、Beyond Next Ventures株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 これは、クラウドファンディング・サイトを通じた大学などの…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集