鬱病患者向けVRデジタル療法を開発する「BiPSEE」が資金調達
2026年8月17日、株式会社BiPSEEは、資金調達を発表しました。
BiPSEEは、VRとスマートフォンアプリを用いた鬱病患者向けVRデジタル療法(VRx)を開発しています。
抗鬱剤が奏功しにくいとされる、ネガティブな感情や事柄をくり返し考えてしまう「反芻思考」の傾向に着目し、より有効な治療法の開発を目指しています。
今回調達した資金は、実施中の治験(検証的試験)の推進、薬事承認取得に向けた開発・薬事・品質保証体制の強化に活用します。
スマートフォンアプリやVRなどのデジタル技術を活用する新たな治療法「デジタルセラピューティクス(DTx)」は、従来の薬物療法や対面治療を補完する手段として注目されています。医療の質の向上や患者の治療継続率の改善、医療従事者の負担軽減につながることから、世界各国で開発・実用化が進んでいます。
2010年に糖尿病管理アプリが承認されて以降、鬱病やパニック障害、耳鳴り、アルコール依存症など、多様な疾患を対象とした治療用アプリが臨床現場に導入されてきました。なかでも精神疾患領域では、科学的な有効性が確立された認知行動療法をデジタル化した治療アプリへの期待が高まっています。
こうした潮流のなか、BiPSEEは、鬱病をはじめとする精神疾患を対象に、VRとスマートフォンアプリを組み合わせたVRデジタル療法の開発を推進しています。とくに、ネガティブな感情や出来事を繰り返し思い返す「反芻思考」に着目し、従来の抗鬱薬では改善が難しい症状に対する新たな治療アプローチの確立を目指しています。
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