創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年2月4日アフリカでタクシードライバー向けマイクロファイナンス事業を展開する「HAKKI AFRICA」が19.7億円調達
2025年2月3日、株式会社HAKKI AFRICAは、総額19億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
HAKKI AFRICAは、アフリカ・ケニアでタクシードライバー向けマイクロファイナンス事業を展開しています。
独自アルゴリズムを用いたクレジットスコアリングシステムを開発して与信審査を機械的に実施し、リスクを限りなく抑えた車両購入用のファイナンス商品を提供しています。
今回の資金調達により、さらなる海外展開を進めます。
日々の生活費を賄うだけ収入が低い場合、貯金が難しく、自分自身や子どもの教育に投資したり、新たなビジネスを始めるための資金を確保したりすることができません。
新興国や途上国においては、とくに貧困層が利用できる金融サービスが限られており、新たな事業を立ち上げるための資金や、仕事に必要な機材(たとえば車両など)を購入することが困難です。これが生活水準の向上を阻む大きな障壁となっていることが指摘されています。
マイクロファイナンスは、このような新興国や途上国の貧困層や低所得者の生活改善を目的とした、小規模な融資を提供する金融サービスです。
近年は、SDGs(持続可能な開発目標)の推進に伴い、社会的課題の解決に取り組む企業や分野への投資を通じて、経済的リターンと社会的リターンの両立を目指すインパクト投資が世界的に注目されています。マイクロファイナンス事業は、このインパクト投資の重要な対象とされています。
こうした背景の中、HAKKI AFRICAはケニアでテクノロジーを活用し、タクシードライバー向けのファイナンス商品を提供しています。これにより、現地のドライバーが必要な車両を手に入れ、安定した収入を得ることで生活の質を向上させることを目指しています。
SDGs(持続可能な開発目標)はビジネス・チャンスとしてみられています。もちろん社会課題を解決しなくてはならないので、ハードルは高いのですが、意義のあるビジネスといえます。「冊子版創業手帳」では、様々な起業家のインタビューを掲載しています。先人の思考を知ることは、新たなビジネスの創造・成長にとって役に立つでしょう。
また、事業を拡大するには資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | HAKKI AFRICA SDGs アフリカ アルゴリズム ケニア タクシー ドライバー ファイナンス マイクロファイナンス 与信審査 新興国 株式会社 資金調達 車両 金融包摂 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年2月28日、株式会社Predictionは、資金調達を実施したことを発表しました。 Predictionは、オフィス内デジタルサイネージ「Office Vision(オフィスビジョン)」を運…
2020年6月4日、株式会社FINOLABは、「SUBPOSI(サブポジ)」を開始することを発表しました。 「SUBPOSI」は、スタートアップ向けのバックオフィスのシェアリング・サービスです。 第1…
2023年6月30日、荏原実業株式会社は、ネクスファイ・テクノロジー株式会社に出資したことを発表しました。 ネクスファイ・テクノロジーは、大阪大学吹田キャンパス内に所在するスタートアップで、炭化ケイ素…
2022年5月9日、イノバセル株式会社は、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 イノバセルは、切迫性・漏出性便失禁、腹圧性尿失禁を治療するための細胞治療薬の研究開発を行っています。 たっ…
2023年12月21日、株式会社Iranoanは、総額4億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Iranoanは、トレーディングカードのオンラインガチャサービス「Gacha24」、オ…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…