注目のスタートアップ

サステナビリティ活動の可視化・計測・マッチングサービスを提供する「ICHI COMMONS」が3,500万円調達

company

2023年12月26日、ICHI COMMONS株式会社は、総額3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ICHI COMMONSは、企業とNPOのマッチングプラットフォーム「サステナNet」や、企業のサステナビリティ活動を可視化する「サステナサマリー」を提供しています。

「サステナNet」は、企業と社会的事業の連携やマッチングを支援する共助共創プラットフォームです。

社会課題解決に向け、誰が・どこで・何をしているのかを可視化し、ステークホルダーのマッチングを実現し、それぞれが持つ有形無形資産の最適活用を実現するプラットフォームです。

「サステナサマリー」は、現在行っているサステナビリティ活動をわかりやすくレポートで作成するサービスです。さまざまな活動をヒト・モノ・カネの観点から計測し、定量的に算出します。

今回の資金は、「サステナサマリー」のマーケティング活動強化、「サステナNet」のサービス充実などに充当します。


サステナビリティ経営とは、環境・社会・経済の3つの観点において持続可能性に配慮することで、事業の持続可能性を向上させる経営のあり方のことです。

産業革命以後発展してきた経済活動は、地球の資源を消費することで大幅な発展を遂げてきました。

しかし近年になってからは、気候変動を原因とした大規模災害が頻発するようになっており、経済活動に大きな影響を与えています。

私たちの経済活動は良好な環境が前提であり、それが土台となって築かれてきたものです。したがって、今後経済活動を持続的に発展させていくには、こうした地球環境の悪化を防止し、改善していくことが重要です。

さらに経済活動などの社会の構造的な歪みが原因となっている社会課題も深刻なものです。たとえば、海外の取引先や原料の産地などにおける強制労働や児童労働は、国際的に大きな問題となっており、企業の人権への対応が進められています。

サステナビリティ経営は、こうした社会の要請に企業が応えていくための体制であり、今後企業の成長に向けてさらに重要となってくると考えられています。

ICHI COMMONSは、サステナビリティ経営をサポートする各種サービスを提供し、新たな時代における企業の成長を支援しています。

環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的なトレンドとなっています。再エネ電力の契約などは、今後重要な取り組みとなっていくことが予測されます。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB ICHI COMMONS NPO サステナビリティ ステークホルダー マッチング マッチングサービス 共創 共助 可視化 株式会社 社会的インパクト 社会的事業 社会課題 計測 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

新車カーリース・サブスク「おトクにマイカー 定額カルモくん」運営の「ナイル」が50億円調達
2021年1月18日、ナイル株式会社は、総額50億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 新車カーリース・サブスク・サービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」や、デジタル・マーケティング事業、…
太陽光発電システムの第三者所有サービス「シェアでんき」運営の「シェアリングエネルギー」が12.3億円調達
2022年5月18日、株式会社シェアリングエネルギーは、総額12億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、直近では、2022年4月8日に総額40億円の資金調達を発表しています。 …
クラウド決算開示管理サービスなどを提供する「Uniforce」が5.3億円調達
2023年8月16日、Uniforce株式会社は、総額約5億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Uniforceは、「クラウド決算開示管理サービス」、IPO準備に特化したサービス「…
多用途EV商用車「ELEMOシリーズ」を展開する「HW ELECTRO」とエアエナジー事業・コーティング事業を展開する「アネスト岩田」が資本業務提携
2023年3月16日、HW ELECTRO株式会社は、アネスト岩田株式会社と、自動車納車前整備(PDI)の業務提携ならびに資本提携を締結したことを発表しました。 HW ELECTROは、多用途EV商用…
コミュニティの設計・運営をデザインとテクノロジーによって支援する「station」が資金調達
2024年4月10日、station株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 stationは、場・コミュニティを設計・運営する事業などに向け、コミュニティデザイン、ブランディング、システム…

大久保の視点

スタートアップワールドカップ九州大会:優勝は医薬品開発のStapleBio!熊本で開催
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
(2024/8/27)
「スタートアップビジネスMBA講座」明治大学MBAの執筆陣と出身起業家が解説
創業手帳代表も執筆陣に参加。注目のスタートアップ本 起業家教育が近年注目を浴びています。しかし、スタートアップはまだ新しい領域であり、不確実性も高く、学問に…
(2024/7/29)
世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】