注目のスタートアップ

中重度障害者に特化した就労支援サービスなどを展開する「リハス」が資金調達

company

2025年1月16日、株式会社リハスは、資金調達を実施したことを発表しました。

リハスは、中重度障害者に特化した就労支援サービスや、企業のSX(サステナビリティトランスフォーメーション)の支援サービスを展開しています。

医療福祉専門職の社員を登用し、障害特性や生活特性に応じた専門的な生産活動支援・就職支援が実施できる体制を整えています。

また、このサービスモデルを標準化することで、ソーシャルフランチャイズ(SFC)や企業敷地内での事業所開設などのサポートを行い、就労支援サービスを全国に広く展開しています。

今回の資金調達を通じ、事業成長をさらに加速させるほか、各金融機関との連携・共創を通じ、新たな顧客層やネットワークの接点を創出します。


内閣府「令和6年版 障害者白書」によると、身体障害・知的障害・精神障害の3区分における障害者の概数は、身体障害者が436万人、知的障害者が109万4,000人、精神障害者が614万8,000人で、総数は約1,160万人とされています。

近年、障害者の自立や社会参加が進展しており、就労意欲の向上が顕著です。

厚生労働省「障害福祉サービスからの就職者について」によると、特別支援学校卒業者の約29.3%が一般企業に就職し、約34.2%が就労系障害福祉サービスを利用しています。また、就労系障害福祉サービスを利用した障害者の一般企業への移行も年々増加しており、2022年には約2.4万人が一般就労を実現しました。

こうした背景の中で、就労支援サービスの需要が高まるとともに、個々の障害特性や状況に応じた多様な支援が求められています。リハスは、医療や介護が必要な中重度障害者に特化した就労支援サービスを提供し、幅広い障害者の社会参加を支援しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業などとの協業が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ソーシャルフランチャイズ リハス 介護 医療 専門職 就労支援 就労支援サービス 就職 支援 株式会社 生活 生産 福祉 資金調達 障害 障害者
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

D2Cアンダーウェアスタートアップの「ONE NOVA」が4,500万円調達
2021年11月17日、株式会社ONE NOVAは、総額4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アンダーウェアブランド「One Nova」と、全世代型吸水ショーツブランド「sponge…
創薬・医療系ベンチャー育成支援プログラム「Blockbuster TOKYO」 ビジネスプラン発表会が3/3に開催
2021年2月2日、Beyond Next Ventures株式会社は、「Blockbuster TOKYO」選抜プログラム参加チームによるビジネスプラン発表会を2021年3月3日に開催することを発表…
【東京】「中小企業DX 推進に係るスタートアップ支援事業( DX Scrum Team プロジェクト )」 スタートアップの実証実験を支援
2022年11月4日、東京都は、「中小企業DX 推進に係るスタートアップ支援事業(DX Scrum Team プロジェクト)」(第1期)について発表しました。 企業が抱える課題の解決に資する販売(事業…
令和6年度「スタートアップ知的財産支援事業 ハンズオン支援」申請受付開始 無料専門家派遣+1,500万円助成
令和6年度「スタートアップ知的財産支援事業 ハンズオン支援」の申請受付が開始されました。 令和6年度「スタートアップ知的財産支援事業 ハンズオン支援」は、公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する支…
電気運搬船や大型蓄電池を開発する「パワーエックス」が27億円調達
2023年1月10日、株式会社パワーエックスは、総額27億円の資金調達を実施したことを発表しました。 これにより、累計調達額は約99億円となります。 パワーエックスは、超急速EV充電用蓄電池・定置用蓄…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集