注目のスタートアップ

都市型立体ロボット倉庫「CUEBUS」を提供する「Cuebus」が資金調達

company

2024年12月23日、Cuebus株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社豊田自動織機です。

Cuebusは、都市型立体ロボット倉庫「CUEBUS」を提供しています。

フレームを結合し、縦横に拡張するユニット構造により、狭い場所でも利用者のニーズや利用環境に合わせて柔軟に設置・稼働が可能な立体ロボット倉庫です。

必要最小限の規模から導入できるため、初期投資も最小限に抑えられます。

また、業務アプリや倉庫管理システムを含めた自社での全システム開発・販売も行っています。

2024年9月に、豊田自動織機が拠点全体のエンジニアリングを手がけた、株式会社ビームスの新物流拠点「ビームス ウエアステーション」に「CUEBUS」が採用されています。

豊田自動織機との協業を強化し、物流自動化ニーズに応えるため、豊田自動織機が持つ物流自動化システムの豊富な導入実績や、ノウハウ、販売ネットワークを活用したCUEBUSの拡販を通じて、さらなる事業の拡大を目指していきます。


人手不足が深刻化している製造業や物流倉庫では、生産性向上と省人化を目指して、テクノロジーの活用が進んでいます。とくに荷物のピッキングや搬送を自動化する自律ロボットは、効率化の鍵として注目され、さまざまな現場で導入が進められています。

そして、さらなる作業効率と保管効率の向上を目的に、立体自動倉庫への注目が高まっています。

立体自動倉庫は、倉庫内に専用のラックを立体的に設置し、専用のピッキングロボットと組み合わせることで、ラック内への荷物の格納と出荷を自動化するソリューションです。

Cuebusはこの自動倉庫の領域で、リニア駆動型のロボット倉庫「CUEBUS」を提案しています。

このシステムは、従来の自動倉庫とは異なり、床自体を動かす仕組みを採用しています。従来のベルトコンベアーの概念を進化させ、リニアモーターを利用して床全体を動くタイル状に構築することで、荷物を効率的に移動させます。

さらに、システムの構造がシンプルであるため、導入が迅速である点も大きな特徴です。「CUEBUS」はスペースや設計の制約を大幅に緩和し、自動化のハードルを下げることで、幅広い現場での活用が期待されています。

企業・事業の大きな成長には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Cuebus キューバス リニアモーター ロボット ロボット倉庫 倉庫 株式会社 物流 立体 自動化 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

電気自動車充電サービス「WeCharge」提供の「ユビ電」が「オリックス」から資金調達
2022年9月27日、ユビ電株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、オリックス株式会社です。 また、オリックス自動車株式会社と業務提携契約を締結したことも併せて発表しています。 …
オンライン婚活「naco-do」運営の「いろもの」が6,500万円調達
2022年4月25日、株式会社いろものは、総額約6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 いろものは、オンライン婚活「naco-do」を運営しています。 真剣に結婚に取り組むユーザー同士…
派遣業界特化のキャリア形成支援プラットフォーム運営の「manebi」が資金調達
2019年10月15日、株式会社manebiは、資金調達を実施したことを発表しました。 派遣業界に特化したキャリア形成支援プラットフォーム「派遣のミカタeラーニング」を運営しています。 派遣スタッフの…
社会にあるさまざまな課題を提起し意見を投票できるSNS「Surfvote」を運営する「Polimill」が4,000万円調達
2023年4月25日、Polimill株式会社は、4,000万円以上の資金調達を実施したことを発表しました。 Polimillは、社会にあるさまざまな課題を提起し、誰もが意見を投票できるSNS「Sur…
現場特化型ビデオ通話アプリ「SynQ Remote」を提供する「クアンド」が3.8億円調達
2023年1月18日、株式会社クアンドは、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クアンドは、現場仕事に特化したビデオ通話アプリ「SynQ Remote」を開発・提供しています…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集