注目のスタートアップ

100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」展開の「Beauty Thinker」が資金調達

company

2022年5月31日、株式会社Beauty Thinkerは、資金調達を実施したことを発表しました。

Beauty Thinkerは、100%ヴィーガンコスメブランド「mirari」を展開しています。

「mirari」では、肌タイプや心の変化に寄り添ったセミカスタマイズのスキンケア商品の開発や、肌診断・15分の瞑想音楽・オリジナルラジオ「Dear mi-you」を提供する無料アプリ「my mirari」の開発・提供、公式YouTubeチャンネル「mirari letter」の運営などを行っています。

スキンケア商品としては、「mirari」第1弾としてフェイスマスクを販売し、2022年6月6日から、洗顔後の化粧水と睡眠時の化粧水(スリーピングマスク)の2種類を正式に販売します。

また、代表のカン・ハンナ氏自らが1対1で行うオフラインのカウンセリングイベントの継続的な開催や、「mirari」のコアユーザー向けのクローズイベントなどの開催を通し、ブランドとファンとの密接な関係性を築いています。

今後オフラインだけでなく、オンラインのコミュニケーションを設計していく予定です。

自社で企画・製造した商品を直接ユーザーに届けるD2C(Direct to Consumer)モデルは、様々な領域に広がりをみせています。

D2Cは、ブランドの世界観・コンセプトを顧客に届けることを重視しているため、SNSでファンを獲得したり、さらに関係を深めるファンマーケティングと相性が良いといわれています。

なかでもコスメブランドは、熱心なファンがつきやすく、口コミで話題が広がっていきやすいため、D2Cにおいて特に成長が目立つ領域となっています。

また、大手企業が作らないようなニッチなプロダクトが注目を集め、大きな成長をするというブランドもあり、今後もこの勢いは続いていくと考えられます。

一方で、大企業がD2Cブランドを立ち上げる例も増えてきたため、スタートアップはマーケティングにおいて資金力で勝負するのではなく、持続的に顧客・ファンが増えていく仕組みを構築することがさらに重要になっています。

Beauty Thinkerは、オフラインイベントの開催によりファンと深い関係を築いていることが特徴的です。今後はオンラインでもファンとの関係を深められるような仕組みを作るとしており、コミュニケーションに重点を置いていることがわかります。

D2Cの盛り上がりもあり、これからのプロダクト開発やマーケティングではインターネットやSNSの活用は欠かせないでしょう。「冊子版創業手帳」では、ネットPRのノウハウや、ネット通販のはじめ方、SNSの活用方法など詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Beauty Thinker D2C mirari イベント ヴィーガン オフライン・イベント コスメ コミュニティ スキンケア ブランド 化粧品 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

網羅型タンパク質アレイにより自己抗体研究などに革新をもたらす「プロテオブリッジ」が1.8億円調達
2022年6月30日、プロテオブリッジ株式会社は、1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、スパークス・グループ株式会社が運営する「未来創生3号ファンド」です。 プロテオブ…
乳房用画像診断装置を開発する「Lily MedTech」が9.3億円調達
株式会社Lily MedTechは、総額約9億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リング型の超音波を用いた革新的乳房用画像診断装置を開発しています。 現在、乳がん検査には、X線マン…
需要者と供給者を直接マッチングする木材プラットフォーム「eTREE」運営の「森未来」が8,000万円調達
2021年10月6日、株式会社森未来は、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 いつでも簡単に適正価格の木材を購入できるプラットフォーム「eTREE(イーツリー)」を運営しています…
組織における関係構築と行動変容を促進する社内イベント・研修サービスを提供する「バヅクリ」が2.5億円調達
2022年11月9日、バヅクリ株式会社は、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 バヅクリは、組織における関係構築と行動変容を促進する社内イベント・研修サービス「バヅクリ」を提…
設備保全における目視巡回点検をリモート化するIoT・AIサービス「LiLz Gauge」を提供する「LiLz」が5.9億円調達
2023年4月28日、LiLz株式会社は、総額約5億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 LiLzは、アナログメーターなどの目視巡回点検をリモート化するIoT・AIサービス「LiLz…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集