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2024年7月17日3Dレーザースキャナー・外壁診断・構造物点検など最先端技術を有する建設コンサルタント企業「クモノスコーポレーション」が5億円調達
2024年7月17日、クモノスコーポレーション株式会社は、5億円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、株式会社パソナグループです。
クモノスコーポレーションは、3D計測、構造物点検・調査、工事測量、施工管理、機器・システム販売、システム開発などを手がける建設コンサルタント会社です。
1998年に日本で初めて3Dレーザースキャナーを導入し、それ以来、3DLS技術による3D計測、3Dデータ利活用事業、3D機器導入事業を展開しています。
今回の資金調達により、パソナグループのファシリティマネジメントを始めとするBPO事業など幅広い事業領域とも連携し、事業基盤の強化を図ります。
さらに、3Dデジタルデータの利活用の拡大、3D空間プラットフォームの普及、遠隔によるインフラ点検技術のさらなる高度化・汎用化を進めます。
3Dレーザースキャナーの小型化・普及により、建設業界ではレーザースキャナーの活用が進められています。
このレーザースキャナーは対象物の立体的なデータを取得することが可能であり、これを用いることで比較的簡単に建築物などの3Dモデルを作成することが可能となります。
たとえば、この3Dデータは、施工・管理の効率化を目的としたBIM/CIM(Building/Construction Information Modeling, Management)において活用されています。
このシステムは、コンピューター上に現実と同じ建物の3Dモデルを立ち上げ、各部材の仕様・サイズをはじめ、設計から施工までの各工程において必要な情報を可視化・管理することで、施工・管理のDXを実現します。
ほかにも土木やインフラ業界では3D計測技術の活用が進められています。
とくにインフラ業界は、デジタル化による効率化が喫緊の課題となっています。現在、高度経済成長期につくられた多数のインフラは老朽化しており、点検・補修の重要性が高まっています。しかしインフラ業界は深刻な人手不足にあり、インフラ点検を十分に行うことができないという課題を抱えています。最先端技術は、こうしたインフラ点検を効率化します。
クモノスコーポレーションは、建設領域におけるレーザースキャナーの活用や、3Dデータの利活用だけでなく、最新技術によるインフラの遠隔デジタル点検事業も展開し、建設業界やインフラ業界の課題解決に貢献しています。
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