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2024年6月7日IPキャラクターやVTuberを活用したAIコンテンツ制作やAIライブコマースを手がける「Livetoon」が1,000万円調達

2024年6月4日、株式会社Livetoonは、1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、エンタメユニット「すとぷり」を運営する株式会社STPRなどです。
Livetoonは、IPキャラクターやVTuberを活用したAIコンテンツの制作と、24時間稼働のAIライブコマースの運営を手がけています。
IP保有企業が抱える、ショート動画など多様化するプラットフォームへの対応、コンテンツ制作や新規ファン獲得のプロモーションコスト、多言語展開の障壁、といった課題を解決し、より多くのファンにエンターテインメント購買体験を提供することを支援しています。
今回の資金調達により、以下の事業拡大に取り組みます。
1. AIを用いたIPキャラクターのコンテンツ制作
AI技術を活用した動画・アニメ・配信などのコンテンツを制作。
2. AIモデルによるライブコマース
AIメタヒューマン技術を活用した、IPキャラクターによる直接的な「購買体験」の提供。
3. 自社AIキャラクターコンテンツの制作
4. AIキャラクターコマースプラットフォームの制作
IPキャラクターが共通で使用できるライブコマースプラットフォームの開発。
5. 海外展開
多言語対応のコンテンツ制作による、国内外IPキャラクターの市場拡大。
国内のキャラクタービジネス市場は堅調に推移しており、2023年度の市場規模は約2.65兆円と予測されています。
日本はエンターテインメント、とくにサブカルチャーが発達しており、国内外に多くのファンを有しています。
近年は、YouTbeなどの動画プラットフォームにおいてイラストや3DCGのアバターを利用して配信や動画投稿を行うVTuberという新たなジャンルが登場し、急速に市場が拡大しています。
また、こうした動画プラットフォームは、コロナ禍によるインドア需要を受けて成長しており、さまざまな属性のユーザーの取り込みに成功しています。さらにはショート動画は多くの再生数やSNSでの拡散が見込め、また短時間でユーザーにメッセージを伝えられることから、企業におけるマーケティングでの活用も進んでいます。
こうした中で、キャラクターをプロモーションとして起用する施策は、そのキャラクターのファンにリーチできる、ユーザーへの印象が良いといったメリットがあり、注目が高まっています。
一方で、キャラクターを活用する場合は、演者の活動時間に制限がある、あるいは、クリエイターによる制作が必要となることから、多くの施策を展開することができないという課題を抱えています。
こうした課題を解決するものとして、AIキャラクターの活用が考えられます。AIキャラクターはキャラクターの発話・動きなどをAIが生成し行うというものです。
近年は生成AIの性能が向上しており、特定の声を学習することで、その声で支持したテキストを発話させることができたり、ユーザーとのやり取りを学習しコミュニケーションを行うといったことが可能となってきています。
企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
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