注目のスタートアップ

宇宙バイオ実験サービスを開発する「IDDK」が2.4億円調達

company

2023年12月4日、株式会社IDDKは、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

IDDKは、光学技術と半導体技術の融合により従来の顕微鏡とは全く異なる原理の革新的な顕微観察技術MID(マイクロイメージングデバイス)の開発に成功し、このMIDをコア技術としたオートメーション宇宙バイオ実験装置の開発を進めています。

2024年に実証実験を、2025年からはサービスを開始し、いつでも・どこでも・だれでも使える顕微観察技術MIDを宇宙でも展開することを目指しています。

今回の資金は、次世代MIDの開発や、体制強化に充当します。


近年、急激に宇宙ビジネス市場が成長しています。具体的な数字でいうと、2010年における世界の宇宙ビジネス市場規模は約27兆円でしたが、2019年には約40兆円にまで成長しました。

また今後、2040年代には市場規模が100兆円以上に達すると予測されています。

この宇宙ビジネス市場の成長の一因は、超小型衛星の開発が進み、打ち上げコストが低くなったことが理由です。これにより、世界の人工衛星の打ち上げ数は増加しており、2011年に129機だった打ち上げ数は、2022年には2,368機に達しました。

こうした中、宇宙環境を利用した実験や試験を実施したいというニーズが高まり、これら実験を提供するサービスの開発が行われています。

とくに、宇宙空間でバイオテクノロジーの実験を行う宇宙バイオ実験は、より高品質な細胞の培養ができる、より高品質なタンパク質などの高分子の結晶が得られるといった点で高い注目を集めています。

これらの実験を通じ、新たな医薬品の開発や、新たな製品の開発が進展することが期待されています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ IDDK MID サービス バイオ バイオ実験 マイクロイメージングデバイス 宇宙 宇宙ビジネス 宇宙利用 実験 実験サービス 微⼩重⼒環境 株式会社 特殊環境 試験 資金調達 顕微観察 顕微鏡
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

産業廃棄物回収の配車計画を自動作成するSaaS「配車頭」提供の「ファンファーレ」が1.5億円調達
2021年9月21日、ファンファーレ株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIにより産業廃棄物の収集運搬のための配車計画を自動作成するSaaS「配車頭」を提供して…
マウスピース型歯科矯正サービス「DPEARL」を展開する「フィルダクト」が1.5億円調達
2022年6月23日、株式会社フィルダクトは、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 フィルダクトは、透明マウスピース型の歯科矯正サービス「DPEARL(ディパール)」を運営…
完全会員制ショッピングサイト「SECRET MALL」や法人向けギフトカードECサービス「AOYAMA GIFT SALON」を展開する「AoyamaLab」が資金調達
2023年7月26日、株式会社AoyamaLabは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、コンサルティング事業、フリーランスのエンジニアやコンサルタント向けプロジェクト案件紹介事業などを⾏…
再エネ調達プラットフォームを運営する「エナーバンク」が2億円調達
2022年10月5日、株式会社エナーバンクは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 エナーバンクは、電力リバースオークションサービス「エネオク」、環境価値取引プラットフォーム「グリーンチ…
会話サマリーAI電話「ピクポン」提供の「pickupon」が8,000万円調達
2020年10月21日、pickupon株式会社は、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 会話サマリーAI電話「ピクポン」を開発・提供しています。 AIにより電話で話した内容のサ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集