創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年8月2日【東京都】「燃料電池フォークリフト導入促進事業」助成金
2023年7月31日、東京都は「燃料電池フォークリフト導入促進事業」について発表しました。
燃料電池フォークリフト(FCFL)の導入に対し助成金を交付します。
助成対象者
事業者(リース事業者含む)等
助成対象フォークリフト
燃料電池フォークリフト(定格荷重1.8トン及び2.5トン)
※使用の本拠が東京都内であること
助成対象経費
車両本体価格
助成額等
・助成金の交付額は、助成対象経費から基準額(定格荷重1.8トンの場合は300万円、定格荷重2.5トンの場合は350万円)を差し引いた額の2分の1
・国補助を受ける場合は助成対象経費から国補助額と基準額を差し引いた額
・上限は700万円
受付期間
2023年7月31日(月曜日)~2024年3月29日(金曜日)
受付時間
9:00~17:00(土曜日・日曜日・祝祭日は除く。)
受付場所
公益財団法人東京都環境公社
東京都地球温暖化防止活動推進センター(愛称 クール・ネット東京)
燃料電池フォークリフトは、水素を燃料として駆動し、駆動中にはCO2を一切排出しないエコなフォークリフトです。
フォークリフトは物流倉庫や製造業においては必要不可欠な運搬機であり、EC市場の拡大、物流の構造転換(モーダルシフトや中距離輸送の確立)などによって、今後需要が高まることが予測されています。
従来のフォークリフトは、ガソリンなどのエンジン式が主流であり、騒音と排気ガスを排出することが課題となっていました。フォークリフトは物流倉庫など屋内で稼働することも多いため、作業環境を改善するため、近年は蓄電池式が採用されるケースが増加しています。
一方、蓄電池式にも課題があり、たとえば充電に6時間といった長い時間がかかること、蓄電池の重量が大きいため予備の蓄電池に交換するのも一手間であることといった課題が挙げられます。
燃料電池は、エネルギーの充填に3分程度しかかからず、エンジン式のような排気ガス・騒音がないため、フォークリフトにとって現在最良の方式であると考えられています。
しかし燃料電池フォークリフトは価格が高いことから、日本では普及が進んでいません。
そこで国・自治体は燃料電池フォークリフトの普及を後押しするため、補助金を出しています。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。
また、「資金調達手帳」では、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウや、VCから出資を受けるための方法などを掲載しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | FCFL フォークリフト 助成金 東京都 燃料電池 燃料電池フォークリフト 燃料電池フォークリフト導入促進事業 物流倉庫 補助金 製造業 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
「認定経営革新等支援機関による早期経営改善計画策定支援事業」のご案内です。 本格的な経営改善が必要となる前の早期段階において、中小企業・小規模事業者が、外部専門家(認定経営革新等支援機関)の助けを得て…
2024年3月26日、株式会社LIGHTzは、資金調達を実施したことを発表しました。 これによりシリーズAの資金調達が完了し、累計調達額は合計8.6億円となりました。 LIGHTzは、製造業向けのナレ…
2023年11月20日、水産庁は、令和5年度「水産物輸出拡大連携推進事業」の公募について発表しました。 2025年の水産物の輸出額5,568億円目標の達成に向けて、生産者、加工・流通業者と輸出関係業者…
2023年4月1日、厚生労働省は「人材確保等支援助成金(テレワークコース)」の支給要領を改正したことを発表しました。 「人材確保等支援助成金(テレワークコース)」は、良質なテレワークを制度として導入・…
「IT導入補助金2023」の「デジタル化基盤導入枠(複数社連携IT導入類型)」(3次締切分)の交付決定事業者が発表されました。 「デジタル化基盤導入枠(複数社連携IT導入類型)」は、複数の中小企業・小…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…