注目のスタートアップ

腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を提供する「サイキンソー」が8億円調達

company

2023年7月27日、株式会社サイキンソーは、総額8億円の資金調達を実施することを発表しました。

サイキンソーは、腸内フローラ検査サービス「マイキンソー(Mykinso)」を提供しています。

自宅からキット購入~検査結果の閲覧まで可能な腸内フローラ検査サービスです。腸内フローラの数値やエンテロタイプ(腸内細菌のタイプ)を把握することができます。

また、医療機関で受けられる「マイキンソー プロ(Mykinso Pro)」では、検査結果と腸内環境改善に向けたアドバイスを医療機関で受けることができます。

2022年からは、乳幼児向け検査や、花粉症セルフケア用検査、口腔内フローラ検査の提供を開始し、検査領域を拡大しています。

また、2023年4月にはサイキンソーの検査技術が活用された大手食品会社の新サービスがリリースされたほか、7月には健康食品ブランド「Mykinso Food」をリリースし、腸内フローラ検査後ソリューションの充実に向けて本格展開を開始しています。

今回の資金は、検査後ソリューションの充実や、腸内細菌叢による各種疾患の早期発見・対策に関する研究開発に充当します。


人間の腸内には多種多様な細菌が生息しています。これを腸内フローラ(腸内細菌叢)と呼びます。

腸内フローラは、消化できない食べ物を良い栄養に変える、腸内のバリア機能を向上させる、腸内フローラのバランスを保って健康を維持する、という3つの役割を担っています。

さらに、腸内細菌は人間の体質だけでなく、性格にも影響を与えているという研究結果が報告されており、医療だけでなくヘルスケアの分野でも高い注目がよせられています。

サイキンソーは、検査キットにより便を採取し郵送することで腸内フローラを検査できる検査サービス「マイキンソー」により、手軽な腸内フローラ検査の手段を提供しています。

さらには、手軽に腸内フローラをケアできる食品ブランド「Mykinso Food」を展開し、腸内フローラの把握から改善までを手がけるヘルスケア企業として、事業成長を目指しています、

企業の成長には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Mykinso サイキンソー ヘルスケア マイキンソー 健康 株式会社 検査 細菌叢 腸内フローラ 腸内細菌 腸活 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

iPS細胞由来の細胞移植による角膜内皮再生医療の事業化を目指す「セルージョン」が28.3億円調達
2023年6月7日、株式会社セルージョンは、総額28億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 セルージョンは、iPS細胞から角膜内皮代替細胞を効率的に作り出す独自技術をもとに、水疱性角…
GHG排出量算定・開示・削減を支援するソリューション「zeroboard」を提供する「ゼロボード」が24.4億円調達
2023年2月15日、株式会社ゼロボードは、総額24億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ゼロボードは、GHG(温室効果ガス)排出量算定・開示・削減を支援するソリューション「zer…
「SBINFT」がコンテンツ事業者向けにNFTマーケットプレイス機能をWeb APIで提供する「TOKEN CONNECT」を発表
2022年10月27日、SBINFT株式会社は、新サービス「TOKEN CONNECT」を発表しました。 「TOKEN CONNECT」は、コンテンツ事業者向けにNFTマーケットプレイス機能をWeb …