注目のスタートアップ

データプラットフォーム「AirLake」などを提供する「DATAFLUCT」が「全日本食品」と資本業務提携

company

2023年6月7日、株式会社DATAFLUCTは、全日本食品株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

DATAFLUCTは、企業のデータ基盤構築やデータ利活用を推進するデータプラットフォーム事業と、社会課題に着目したAI・機械学習プロダクトの開発を行っています。

プロダクトとしては以下のものを提供しています。
・データ収集と構造化をノーコードで実現するデータプラットフォーム「AirLake」
・生活者の行動変容を軸とした環境価値流通プラットフォーム「becoz」
・最新のアルゴリズムと外部データで高精度な需要予測を実現する「Perswell」
・持続可能なまちづくりを支援する地理空間データプラットフォーム「TOWNEAR」
・データ連携により最適なファシリティマネジメントを実現する「builbo」
・青果物の流通をデータで可視化し最適な仕入れを実現する「Fresus」

全日本食品は、地域のミニスーパーや個人商店の経営者からなるボランタリーチェーン「全日食チェーン」事業を展開しています。

今回の提携により、全日本食品の全国1,600の加盟店への食品流通の効率化、データサイエンスを用いた加盟店の店舗内DXの実現など、食品流通業界における新たな価値の創出を目指します。


近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を聞く機会が増えました。

DXとは、テクノロジーとデータの活用により、ビジネスや企業のあり方を変革し、競争優位性を確立するというものです。

多くの企業では業務効率化のためにクラウドサービスの導入などが進められていますが、一方で、こうしたクラウドサービスから得られるデータを有効的に活用できているとは言い難い状況にあります。

データ活用が遅れている理由としては、多くの企業にはデータ活用のための基盤が整備されていないことが挙げられます。

企業に蓄積されるデータの約8割は、テキスト・画像・音声など人間が読んで理解するためのデータである非構造化データであるといわれています。この非構造化データをコンピューターで扱うには専門的な処理をしなくてはならず、データサイエンティストなどの専門的な人材・スキルが必要となり、コストと時間がかかるという課題があります。

DATAFLUCTは、簡単な操作だけで社内外の非構造化データを含むさまざまなデータを収集・分析しやすい形に加工・蓄積するデータプラットフォーム「AirLake」の提供などを通じ、企業のデータ活用とDXを支援しています。

AI技術の発展により、ビッグデータの活用が進んでいます。またデータ分析の効果を最大化させるには、データ活用を前提とした業務環境を整えることも重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、資金調達に関するノウハウについては、「資金調達手帳」で提供してます。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AirLake DATAFLUCT Perswell アルゴリズム データ データサイエンス データプラットフォーム データ利活用 データ基盤 ノーコード プラットフォーム 株式会社 資本業務提携 需要予測 食品流通
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

GPUデータセンター事業とGPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を展開する「ハイレゾ」が12億円調達
2024年10月7日、株式会社ハイレゾは、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ハイレゾは、石川県志賀町にて国内最大級のGPUデータセンターを運営し、GPUクラウドサービス「GPUS…
スマート水産養殖の「ウミトロン」が「東京海上日動火災保険」と業務提携
2021年11月16日、ウミトロン株式会社は、東京海上日動火災保険株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 ウミトロンは、持続可能な水産養殖の実現のため、水産養殖にIoT・AI・衛星リモ…
総合人材サービスを展開する「エヌエフエー」が1億円調達
2022年7月4日、株式会社エヌエフエーは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 エヌエフエーは、人材派遣・人材紹介・人材教育など総合人材サービスを展開しています。 また、材派遣会社自身…
「ニトエル」が資金調達 大手製造業向け調達支援サービス「Nitoel」をリリース
2023年1月18日、ニトエル株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、2022年12月1日から「Nitoel」の正式提供を開始していることも併せて発表しています。 「Ni…
独立支援型シェアサロン運営の「Reco」が資金調達
2021年9月15日、Reco株式会社は、総額数千万円の資金調達を実施したことを発表しました。 独立支援型シェアサロン「Reco(リコ)」を運営しています。 フリーランスや独立予定の美容師を対象とした…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集