令和5年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」

subsidy

一般財団法人環境優良車普及機構は、令和5年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」について発表しました。

環境省からの令和5年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(低炭素型ディーゼルトラック普及加速化事業)を活用し、中小トラック運送業者について燃費性能の高い低炭素型ディーゼルトラックの導入を支援し、低炭素社会の創出を促進する事業を実施します。

補助対象

トラック運送事業者(中小事業者)またはトラック運送事業者(中小事業者)に車両をリースする事業者。

補助対象車両と補助額

・車両総重量3.5t超の事業用車両(緑ナンバー)
・新車で2023年4月3日から2024年1月31日までに新車新規登録された車両
・平成27年度重量車燃費基準を大型車は+5%以上、中型車及び小型車は+10%以上達成した車両。

申請台数

・1事業者4台


国土交通省によると、日本の部門別二酸化炭素排出量のうち、運輸部門は19.5%とかなりの割合を占めています。そのため、物流業界の脱炭素化は、地球温暖化対策として必要不可欠な取り組みといえます。

物流業界の脱炭素化の取り組みにはさまざまなものがありますが、やはり一般的なのがトラックなどの車両を低炭素型のものに転換する取り組みです。

軽油を燃料とするディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンと比べて、燃料価格の安い軽油で走れる、構造上の燃費が良い、二酸化炭素排出量が少ない、耐久性が高い、トルクがあるといったメリットがあります。

一方で、窒素酸化物(NOx)などの有害物質を大気中に排出するほか、ガソリンエンジンよりも騒音が発生することから、一般車両としてはあまり普及しませんでした。しかしトラックやバスなどの商用車ではディーゼルのメリットが高いことから一定の需要があります。

また、大気汚染物質の低減対策として、クリーンディーゼルなどの技術開発が進められ、従来よりも環境負荷の低いディーゼル車が実現されています。

「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」は、中小企業などにおいてトラックの買い替えを検討している企業の、低炭素型のディーゼルトラックの導入を促すことを目的としています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ トラック 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 低炭素型ディーゼルトラック 低燃費 助成金 物流 脱炭素 自動車 補助金 車両 運輸
詳細はこちら

令和5年度 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【東京都】「観光資源の保全等のための支援事業」補助金
東京都は「観光資源の保全等のための支援事業」について発表しました。 観光関連事業者を対象に、東京の魅力発信に資する観光資源の維持・保全に係る取り組みや、民間資金を募るクラウドファンディングによる資金調…
「IT導入補助金2024」における「通常枠:7次締切」「セキュリティ対策推進枠:7次締切」「インボイス枠(インボイス対応類型):12次締切」「複数社連携IT導入枠:4次締切」の補助事業者が採択
「IT導入補助金2024」における「通常枠:7次締切」「セキュリティ対策推進枠:7次締切」「インボイス枠(インボイス対応類型):12次締切」「複数社連携IT導入枠:4次締切」の補助事業者が採択されまし…
「産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース)」10/31廃止予定
厚生労働省は、「産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース)」が2023年10月31日で廃止予定であることを発表しました。 「産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース)」は、新型コロナウイルス感染症の影響で…
令和6年度農山漁村振興交付金(農山漁村発イノベーション対策)農山漁村発イノベーション推進事業(農山漁村発イノベーション創出支援型)のうち農山漁村発イノベーションサポート事業「農山漁村発イノベーション促進事業(マッチング・事業化を促すコーディネーター派遣)」公募
農林水産省は、令和6年度農山漁村振興交付金(農山漁村発イノベーション対策)農山漁村発イノベーション推進事業(農山漁村発イノベーション創出支援型)のうち農山漁村発イノベーションサポート事業「農山漁村発イ…
「スマート水産業推進事業のうちスマート水産業普及推進事業」補助金
水産庁は、令和7年度「スマート水産業推進事業のうちスマート水産業普及推進事業」の公募について発表しました。 地域におけるスマート化の取組をリードする伴走者の育成を支援するとともに、伴走者のサポートの下…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集