注目のスタートアップ

バトルロイヤルTPSゲーム『Fortnite』に特化したメタバース制作を手がける「NEIGHBOR」が資金調達

company

2023年5月17日、株式会社NEIGHBORは、資金調達を実施したことを発表しました。

NEIGHBORは、バトルロイヤルTPSゲーム『Fortnite(フォートナイト)』のクリエイティブ機能を利用し、都市のメタバース化やオリジナルゲームの開発を手がけています。

世界トップレベルのクリエイターと提携し、大規模開発に対応できるスタジオを構築しています。

2022年にローンチしたメタバース「AI ロケスタくん」はグローバルで来場者数100万人を突破しているほか、2023年2月にNetflixのオリジナルアニメアニメ伊藤潤二『マニアック』のPRとして制作したメタバースお化け屋敷は120万人を記録しています。

今回の資金は、『Fortnite』上におけるメタバース都市の開発に充当します。


メタバース(Metaverse)は、一般的にはインターネット上に構築された仮想空間を指します。通常のバーチャル空間よりも広大で自由度が高いのが特徴です。

メタバースは、すでにビジネスの領域でも活用されており、大規模な商談会やライブエンターテイメントなどの例があります。

また、エンターテイメント分野では、すでに多くのメタバースが誕生しており、そこから派生してアバター(3Dモデルで表現される自分自身の分身)の売買やカスタマイズなど、メタバース固有の文化や経済圏も形成されています。

『Fortnite』は、Epic Games社が開発・運営する人気のオンラインバトルロイヤルTPSゲームです。

TPSゲームとしてだけでなく、ゲーム内で音楽ライブなどのイベントを開催するなど、仮想空間の活用やメタバースとしての拡張を目指しています。

元々人気のあるゲームであり、ユーザー総数は3.5億人以上で、月間アクティブユーザー数はピーク時には6,200万人という世界でも有数の仮想空間であり、メタバースとしてのポテンシャルが評価されています。

『Fortnite』では、ユーザーが独自のコースや建物を作ることができるクリエイティブモードが実装されており、ユーザーが作成したさまざまなクリエイティブマップが公開されています。

NEIGHBORは、このクリエイティブモードを利用して、メタバース空間として遊べるプロモーションコンテンツの制作などを行っています。

株式会社NEIGHBORのコメント

このニュースを受けまして、株式会社NEIGHBOR 代表取締役 川本龍(ノトフ)氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

ひとつは優秀な起業家の先輩たちを巻き込むことです。彼らの持つ経験、コネクションやネームバリューをNEIGHBORの力にしたい想いは強いです。

もう一つはNEIGHBORとしての方向性も少し見えてきたので、プロダクト開発に資金を使いたいと思ってます。

・今後の展望を教えてください。

NEIGHBORの都市をFortniteに建設して、世界一遊べるメタバース都市にしていきます。世界中の人がNEIGHBORの街で遊んで、人と出会って、思い出を作っていくことを目標としています。

・読者へのメッセージをお願いします。

日本はコンテンツ制作能力はまだまだ非常に長けていると思ってますが、資金力の差でコンテンツも負け始める未来が到来しています。メタバースという新しいメディアに乗ることで日本のコンテンツが世界に広がる可能性は秘めています。NEIGHBORが日本初のコンテンツを作って広げていきます。応援してください!

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D Fortnite NEIGHBOR エンターテインメント クリエイティブ ゲーム スタジオ フォートナイト メタバース 仮想空間 制作 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

肌の状態と悩みに合ったスキンケア製品を提案する肌検査サービス「肌フローラカルテ」を運営する「ユーブローム」が3,600万円調達
2023年5月10日、株式会社ユーブロームは、総額3,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ユーブロームは、肌の状態と悩みに合ったスキンケア製品を提案する肌検査サービス「肌フローラカルテ…
次世代の椅子型モビリティ「TRANSELLA」(仮称)を開発する「LIFEHUB」が1.6億円調達
2022年8月23日、LIFEHUB株式会社は、総額1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 次世代型の電動車椅子「TRANSELLA(トランセラ)」(仮称)を開発しています。 車椅…
地方自治体のSDGs推進支援などの「ケイスリー」が1.9億円調達
2020年3月26日、ケイスリー株式会社は、総額1億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 先端技術を取り入れた社会的インパクト・マネジメントや、成果連動型官民連携など(ソーシャル・イ…
EV充電サービスを展開する「プラゴ」が協調融資による資金調達を実施
2023年9月15日、株式会社プラゴは、日本政策金融公庫 新宿支店、三井住友銀行、りそな銀行 池袋支店からの協調融資による資金調達を実施したことを発表しました。 プラゴは、オンライン予約・決済が可能な…
オールインワン型BtoBマーケティングツール「ferret One」など提供の「ベーシック」が11億円調達
2021年12月2日、株式会社ベーシックは、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オールインワン型BtoBマーケティングツール「ferret One」や、フォーム作成管理ツール「for…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集