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「フューチャーベンチャーキャピタル」がデジタルアートとセンサーを活用したリハビリツールを提供する「デジリハ」に投資実行

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2023年3月31日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社デジリハに投資を実行したことを発表しました。

デジリハは、デジタルアートとセンサーを活用したリハビリツール「デジリハ(Digital Interactive Rehabilitation System)」を開発・提供しています。

デジタルアートと各種センサーによって起きるインタラクションを活用し、リハビリにエンターテインメント要素を加えることで、リハビリにおけるモチベーションの維持や継続性の向上を実現するリハビリツールです。

2023年3月時点で、総合病院、リハビリ病院、放課後等デイサービス等の児童福祉施設の全国33事業所に導入されています。


障害児・障害者のリハビリテーションは、残存機能の強化や障害軽減によって二次障害を予防するという目的と、より自分らしく暮らしていくという目的を達成するために非常に重要なものです。

一方で、リハビリではできなかった動作をできるようにしたりする必要があることから心身に大きな負担がかかります。

年齢が低い子どもの場合はリハビリの必要性について理解ができず、いやいやながらリハビリに取り組む、つまりリハビリをやらされているという状態であることも多くあります。

しかしリハビリは当事者の意欲が回復に関わっていることが脳科学の分野でも提言されており、当事者が主体的に取り組んでいくことが重要とされています。また、本人の意欲の有無は、リハビリを継続的に実施できるかどうかにも関わってきます。

そのため、リハビリに「遊び」の要素を取り入れ、楽しみながらリハビリに取り組めるようなプログラムがさまざまな場所で実施されています。

「デジリハ」は、そのような楽しみながら取り組めるリハビリツールです。

デジタルアートとセンサーと連動したインタラクション性により、遊びながらリハビリに取り組むことができるため、子どもでも主体的にリハビリに取り組むことができ、さらに継続性を高めることも可能です。

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