注目のスタートアップ

DAOメンバーの貢献度を可視化するツールを開発する「Unyte」が資金調達

company

2023年2月15日、株式会社Unyteは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、East Venturesです。

Unyteは、DAO(自律分散型組織)メンバーの貢献度を可視化するツール「Unyte」を開発しています。

コミュニティへの貢献を、「チームへの提案」「タスクへのアウトプット」「メンバー間のお礼メッセージ」の3つにわけて記録し、貢献度を自動で計算します。そしてその貢献に応じてトークンやNFTなどの報酬を送付することができるツールです。

2023年2月現在、NFTコミュニティであるVeryLongAnimalsや、医療×Web3領域での事業展開を行うMedicalDAO・PharmacistDAOといったDAOにβ版プロダクトを提供しつつ、得られたフィードバックをもとに改善・開発を進めています。

今後、持続可能な報酬制度とガバナンスの仕組みを備えたDAOをワンストップで実現できるツールとしての改善を進める予定です。


暗号資産(仮想通貨)の基盤技術として知られるブロックチェーンを実装した次世代のインターネットのことをWeb3といいます。

ブロックチェーンは、P2P通信、非中央集権型、高い改竄耐性などの特徴を有しています。インターネットの基盤として実装することで、これらの特徴を備えたインターネットを実現できます。

Web3の世界では、従来型の強い権限をもった管理者が管理する中央集権型の組織ではなく、メンバー全員が平等な立場で運営される透明性の高い組織であるDAO(Decentralized Autonomous Organization:分散型自律組織)が注目されています。

DAOは民主主義的な組織運営を実現するためのものであり、従来の組織形態に存在していたトップやリーダーは存在しません。

組織としてのルールを決める際や意思決定の際には、参加者それぞれが決定権を持っており、投票によって行います。

また投票権の影響力は、個人がどれだけDAOやプロジェクトに貢献したか、という貢献度によって左右されるというルールを採用しているDAOが多く、これによりコミュニティを活性化させることを目指しています。

一方で、この貢献度を把握する仕組みの実装が難しく、DAOではメンバーの行動がブラックボックス化してしまう、報酬の分配ができずにメンバーの活動が続かないといった課題が生まれています。

UnyteはDAOにおける貢献度可視化の課題を解決することを目的に「Unyte」を開発しています。

ブロックチェーンやAIなどの最新技術を活用したプロダクトの開発は時代をリードすることができます。しかしこれらの技術は専門知識を必要とするため、優秀な人材を獲得する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ DAO Unyte Web3 コミュニティ チーム ツール ブロックチェーン メンバー 可視化 株式会社 組織 自律分散型組織 貢献 貢献度 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ゲームパブリッシャーの「イザナギゲームズ」が4.3億円調達 中国の「ビリビリグループ」と業務提携
2022年2月8日、株式会社イザナギゲームズは、総額4億2,980万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、中国のHODE HK Limited(ビリビリグループ)と業務提携契約を締結したこ…
店舗のデジタル化/無人化支援サービス提供の「fixU」が8,000万円調達
2022年4月15日、株式会社fixUは、総額約8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 fixUは、店舗のデジタル化/無人化支援サービス「fixU(フィックスユー)」を提供しています。…
「learningBOX」と「チェンジ」 eラーニング教材における新サービスの提供を開始
2022年8月19日、learningBOX株式会社は、株式会社チェンジと、eラーニング教材における新サービスの提供を開始したことを発表しました。 learningBOXは、eラーニングに必要な教材の…
時間単位の従量課金で社内SE・ITサポート業務を提供する「システム担当​ 1DAYパス」がリリース
2022年2月15日、合同会社百色は、スカイテック株式会社、株式会社フリートライと共同で、「システム担当​ 1DAYパス」の提供を開始することを発表しました。 「システム担当​ 1DAYパス」は、社内…
独自冷凍技術により地域のパン屋と消費者をつなぐ「パンフォーユー」が6億円調達
2022年6月1日、株式会社パンフォーユーは、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 パンフォーユーは、独自の冷凍技術とテクノロジーを活用し、個人向けパン宅配サービス「パンスク」や、法人…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集