注目のスタートアップ

eスポーツ大会運営やeスポーツ施設の開業支援事業などを展開する「TechnoBlood eSports」が8,000万円調達

company

2022年12月27日、株式会社TechnoBlood eSportsは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

TechnoBlood eSportsは、ネットカフェ支援事業を行う株式会社テクノブラッドのeスポーツ事業・コンテンツ事業の新設分割によって2021年4月に設立された企業です。

eスポーツ大会の企画・運営や、eスポーツ施設の立ち上げ・運営支援、PCカフェ向けコンテンツ事業、オンラインゲーム向けセキュリティ事業などを展開しています。

eスポーツ施設の立ち上げでは、JR東日本エキナカの常設eスポーツ施設「Jexer e-sports station 松戸駅店」などの実績があります。

国際eスポーツ連盟(IeSF)と提携し、グローバルeスポーツ大会の開催にも取り組んでいます。

今回の資金は、オンラインプラットフォームの開発、グローバル展開の推進、国内外でのeスポーツ事業展開のさらなる拡大に充当します。

eスポーツ市場は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う巣ごもり需要と、eスポーツ大会の賞金が上限10万円になるという景品表示法の解釈が消費者庁によって改められ高額な賞金の大会の開催も問題なくなったため、近年大きく拡大している市場のひとつです。

eスポーツタイトルとして世界的に人気のある5v5タクティカルFPS『VALORANT』の世界大会である「2022 VALORANT CHAMPIONS TOUR – STAGE1 MASTERS Reykjavík」では、日本のプロゲーミングチームであるZETA DIVISIONが世界3位という成績をおさめ各メディアで報道されるなど、日本のeスポーツシーンが大きく注目されるといった機会もありました。

eスポーツは、スマートフォンの普及によるゲームアプリを中心としたゲーマー人口の増加や、eスポーツの認知度の向上、動画プラットフォームの普及などによって成長しています。

さらに今後の5Gの普及によってさらなる成長も予測されており、次世代のエンターテインメントコンテンツとして大きな期待が寄せられています。

eスポーツは既存のスポーツと同様に興行的な側面もあり、大会運営・施設運営は重要な事業のひとつです。

eスポーツの大会ではゲームをプレイするための機材や、試合を観戦・実況するための機材、放送機材などさまざまな要素がからみ、そのどれかにトラブルがあると試合や放送に影響が生じてしまうことから、トラブルを未然に防いだり、迅速に対処したりといったノウハウが重要となると考えられます。

事業のさらなる成長には戦略的な資金調達が必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ eスポーツ eスポーツ施設 TechnoBlood eSports エンターテインメント テクノブラッド ビデオゲーム 大会 支援 立ち上げ 運営
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIを用いたケアマネジメント支援サービス「SOIN」が業務支援システム「ほのぼのNEXT」と連携
2020年12月7日、株式会社シーディーアイは、エヌ・デーソフトウェア株式会社の「ほのぼのNEXT」の「在宅ケアマネジメント基本システム(AI)」に、「SOIN(そわん)」の提供を開始したことを発表し…
IoTリハビリ支援サービス展開の「Moff」が総額7.6億円調達
2020年1月14日、株式会社Moffは、総額7億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 高齢者のリハビリ支援サービス「モフトレ」や、IoTリハビリ支援・見える化サービス「モフ測」など…
コンピューターゲーム向けサイバーセキュリティ事業を展開する「Sentry」が4,000万円調達
2022年5月11日、株式会社Sentryは、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Sentryは、コンピューターゲーム向けチート対策プロダクト「Sentry Anti-Che…
【特許庁】特許審査におけるスタートアップ向けプッシュ型支援(PASS)実施へ
経済産業省 特許庁は、「スタートアップに対するプッシュ型支援」(PASS)を2024年4月から実施することを発表しました。 「スタートアップに対するプッシュ型支援」(PASS)は、特許庁からスタートア…
「フューチャーベンチャーキャピタル」がデジタルアートとセンサーを活用したリハビリツールを提供する「デジリハ」に投資実行
2023年3月31日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社デジリハに投資を実行したことを発表しました。 デジリハは、デジタルアートとセンサーを活用したリハビリツール「デジリハ(Digi…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集