注目のスタートアップ

空中発射方式による衛星軌道投入ロケットを開発する「AstroX」が5,000万円調達

company

2022年12月14日、AstroX株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

AstroXは、空中発射方式(ロックーン方式)による衛星軌道投入ロケットを開発しています。

国内の宇宙ビジネスにおいて課題となっている衛星打ち上げロケット不足を解決することを目指しています。

今回の資金は、2025年の宇宙空間到達を目指し、現在開発している技術実証機の開発の加速に充当します。

世界の宇宙ビジネスの市場規模は非常に大きく、2020年は約46兆円、2030年には70兆円、2040年には最大で300兆円にまで成長すると予測されています。

宇宙ビジネスの成長は、衛星開発の進展により超小型衛星が実現されたことが要因のひとつです。

従来の中大型人工衛星は、数百キログラムから数トン程度の重量があったのですが、現在は1キログラムから数十キログラムといった小型なものが実現されています。

衛星の小型化のメリットには、一度により多くの衛星を打ち上げられることによる低コスト化、衛星を打ち上げるためのロケットの小型化・低コスト化が挙げられます。

一方で国内においては衛星を打ち上げるための小型ロケットが不足しており、衛星打ち上げには海外のサービスに頼っているという現状があります。

そのため国内では安価な打ち上げが実現できる小型ロケットの開発が推進されています。

AstroXが採用するロックーン方式とは、ロケットを気球によって成層圏まで持ち上げ、そこからロケットを空中発射するというものです。

メリットは、大規模な射場を必要としないこと、地上よりも低出力で目的の高度・軌道に到達させられることなどが挙げられます。

スケールの大きな事業を実現するには、豊富な資金を調達することが重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ロケット 宇宙 宇宙ビジネス 株式会社 衛星 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

インバウンド事業者向けコワーキング・スペース「インバウンドリーグ」東京オフィスが開設
2019年7月8日、ファインピース株式会社は、「インバウンドリーグ」に2019年7月から東京サテライトオフィスを設定したことを発表しました。 「インバウンドリーグ」は、ベンチャー企業やインバウンド事業…
「Chatwork」がプロのアドバイザーにHP制作や動画制作を相談できるサービス「幹事」シリーズを提供する「ユーティル」に出資
2023年6月21日、Chatwork株式会社は、株式会社ユーティルに出資したことを発表しました。 Chatworkは、ビジネスチャット「Chatwork」を展開しています。2022年に組成したコーポ…
インフルエンザ等感染症迅速検査デバイス開発の「ナノティス」が資金調達
2020年5月20日、ナノティス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、大正製薬株式会社です。 次世代の迅速検査デバイスの研究開発を行っています。まずは、インフルエンザを対象に、…
上空シェアリングサービス「sora:share」などを手がける「トルビズオン」がデッドファイナンスによる資金調達を実施
2023年6月23日、株式会社トルビズオンは、日本政策金融公庫 福岡西支店 国民生活事業から融資による資金支援を受けたことを発表しました。 トルビズオンは、上空のシェアリングサービス「sora:sha…
縦型ショート動画のマーケットプレイスを提供する「kamilas4am」が2,400万円調達
2022年9月8日、kamilas4am株式会社は、総額2,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 kamilas4amは、東南アジアにおいてスモールビジネスとスタートアップ向けの縦型ショ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集