注目のスタートアップ

夜間・休日の臨時往診バックアップサービス「ON CALL」を提供する「on call」が資金調達へ

company

2022年10月31日、株式会社on callは、資金調達とブランドロゴの刷新を実施することを決定したことを発表しました。

on callは、在宅医療クリニックに特化した夜間・休日の臨時往診バックアップサービス「ON CALL」を提供しています。

夜間・休日対応のコールセンターを代行し、患者・介護施設からの電話対応を行います。

患者宅・介護施設への往診が必要な際に、往診ディレクター(看護師)と医師が2名体制で業務にあたります。

2022年4月1日から、東京都23区においてサービスを提供しています。

今回の資金は、システム開発の加速、人材採用の強化などに充当します。

在宅医療には、医師が定期的に施設・自宅を訪問し、定期診療を行う「訪問診療」や、訪問看護ステーションから看護師などが療養を必要とする患者の自宅・施設に訪問しケアを行う「訪問介護」、理学療法士・作業療法士などが在宅患者を訪問しリハビリテーションを提供する「訪問リハビリテーション」などいくつかの種類があります。

また、定期的な訪問以外にも、患者の突発的な体調変化などに対応する「往診」があります。

訪問診療・訪問看護では、在宅で療養する人の急変などの緊急時に備えるため、24時間365日対応できるよう待機するオンコール(夜間オンコール)という業務があります。

オンコールでは、急変時に、本人・家族・夜間対応しているヘルパーなどから電話がかかってきたものを受け付け、電話越しで対応できるものは対応し、そうでない場合は現地に行き適切な対応をします。

オンコールの頻度自体は多くなかったとしても、オンコールを担当する日はいつ電話がかかってくるかわからないため精神的に休まらず、睡眠についても質が悪いということが研究によって明らかになっています。

そのため近年は現場の負担を減らすため、オンコールを外部に委託するクリニック・施設が増えています。

高齢者の増加により在宅医療を希望する人も増加することが予測されているため、オンコールのアウトソーシングサービスは、今後もその需要が高まっていくと考えられます。

人材不足は医療業界に限らず大きな問題となっています。創業期はフットワークの軽い運営が求められるため、事務作業などノンコア業務はアウトソーシングすることが重要です。「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ on call アウトソーシング コールセンター サービス 介護 介護施設 代行 休日 医師 医療 在宅医療 夜間 夜間オンコール 往診 株式会社 看護師 訪問看護 訪問診療 資金調達 電話対応
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

遠隔医療Ai技術開発の「miup」が1億円調達!
2018年11月5日、miup株式会社は、約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 miupは、2015年から、AIやICTを活用した遠隔医療基礎技術の開発の取り組んでいます。 これまで、問診…
「i-nest capital」が知的財産権を可視化・収益化するインテリジェンスデータプロバイダー「IPDefine」に出資
2022年12月5日、i-nest capital株式会社は、IPDefine株式会社への投資を実行したことを発表しました。 IPDefineは、知的財産権の本来価値の可視化と有効活用のための技術開発…
デジタル病理支援ソリューション「PidPort」を提供する「メドメイン」が「PSP」と資本業務提携 3億円調達
2022年7月26日、メドメイン株式会社は、PSP株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、メドメインはPSPを引受先とする第三者割当増資により3億円の資金調達を実施しています…
コワーキング・スペース事業の「いいオフィス」とITフリーランス向け独立支援サービス展開の「NKC ASIA」が業務提携
2020年10月12日、株式会社いいオフィスは、株式会社NKC ASIAと業務提携に関する契約を締結したことを発表しました。 いいオフィスは、国内・海外において約210店舗のコワーキング・スペース「い…
アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」を運営する「The Chain Museum」が資金調達
2024年8月19日、株式会社The Chain Museumは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ジャフコ グループ株式会社が運営する投資事業有限責任組合です。 The Chain …

大久保の視点

スタートアップワールドカップ九州大会:優勝は医薬品開発のStapleBio!熊本で開催
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
(2024/8/27)
「スタートアップビジネスMBA講座」明治大学MBAの執筆陣と出身起業家が解説
創業手帳代表も執筆陣に参加。注目のスタートアップ本 起業家教育が近年注目を浴びています。しかし、スタートアップはまだ新しい領域であり、不確実性も高く、学問に…
(2024/7/29)
世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】