注目のスタートアップ

食品ロスを削減するフードシェアリングサービスを運営する「ロスゼロ」が資金調達

company

2022年10月13日、株式会社ロスゼロは、資金調達を実施したことを発表しました。

ロスゼロは、規格外品・過剰在庫を販売するECや、未利用食材でつくるアップサイクル食品の開発、余剰在庫などの不定期・不定量の食品ロスを届けるサブスクリプションサービス「ロスゼロ不定期便」などを展開しています。

今回の資金は、事業拡大に向けたマーケティング、人材確保・育成、システム強化、認知度向上のための広告などに充当します。

食べられるのにかかわらず何らかの理由で捨てられてしまう食品のことを食品ロスと呼びます。

環境省の発表によると、2020年度の食品ロスの量は約522万トンと推計されています。うち事業系の食品ロスは275万トンで、前年から34万トン減少しています。

食品ロスは2015年あたりから減少が続いており、企業・消費者ともに食品ロスの削減に取り組んでいることがわかります。

事業系食品ロス発生の要因は、製造日から数えて賞味期限の3分の1にあたる期間内に小売店まで納品しなければならない3分の1ルールや、消費者の過度な鮮度志向などが挙げられます。

近年はこの食品ロス削減のため、賞味期限を日単位ではなく月単位にする取り組みや、賞味期限が近いなどの訳あり商品を一括で仕入れ安価に販売する業態も目立つようになってきました。

以前は賞味期限切れ間近の商品をディスカウント販売するのはブランドイメージの毀損につながる恐れがあるため、ディスカウントストアなどの事業者に商品を販売しない企業も多数存在していました。

しかし近年はSDGsの浸透や食品ロスの周知などが進んだことで、捨てずに販売することのほうがイメージの向上につながるようになってきています。

食品ロス削減など、SDGs周りには多くのビジネスが眠っています。消費者の意識の変化も激しいため、市場を分析することの重要性がさらに高まっています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析するフレームワークを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EC アップサイクル サービス サブスクリプション シェアリング フード フードロス ロスゼロ 余剰在庫 削減 在庫 株式会社 販売 資金調達 食品 食品ロス 食材
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

睡眠テック事業を展開する「ACCELStars」が10.9億円調達
2024年11月29日、株式会社ACCELStarsは、総額10億9000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は16.8億円となりました。 ACCELStar…
太陽光発電セカンダリプラットフォーム「SOLSEL」などを運営する「エレビスタ」が4.5億円調達
2023年12月19日、エレビスタ株式会社は、合計約4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エレビスタは、太陽光発電セカンダリプラットフォーム「SOLSEL」や、発電データのアグリ…
ISMSオートメーションツール提供の「SecureNavi」が1.3億円調達
2022年3月1日、SecureNavi株式会社は、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)オートメーションツール「Secure…
多拠点ライフ・プラットフォーム「ADDress」運営の「アドレス」が資金調達
2020年1月31日、株式会社アドレスは、資金調達を実施したことを発表しました。 月額制で全国の家に自由に住める多拠点ライフ・プラットフォーム「ADDress」を運営しています。 2020年4月に、4…
ECの業務効率化を実現するノーコードツール「TēPs」を提供する「テープス」が5,000万円調達
2023年1月5日、テープス株式会社は、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 テープスは、ECの業務効率化を実現するノーコードツール「TēPs」を提供しています。 APIを介し…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集