「pafin」が暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」を刷新 投資家向け情報ツールを「フィンタクト」として新たに展開開始

tips

2022年8月25日、株式会社pafin(旧:株式会社クリプタクト)は、サービスの全面刷新を実施したことを発表しました。

pafinは、暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」を運営しています。

これまで、自動損益計算と投資家向け情報ツールを同じプラットフォーム内で運営していましたが、今回の刷新により投資家向け情報ツールを金融情報プラットフォーム「フィンタクト」として新たに展開します。

「フィンタクト」は、個人投資家向けに、証券アナリストの上場企業分析レポートや、ヘッジファンド出身者によるマーケットレビュー、企業IRなど、独自の金融情報を発信します。

さらに、上場企業向けのIR支援プログラム「オープン1on1」も展開しています。これは、元機関投資家と上場企業の1on1ミーティングにより、上場企業へのインタビューを動画・レポートとしてコンテンツ化して発信するものです。

金融市場では個人投資家の存在感が増しているといわれています。

とくにコロナ禍では、株式市場における個人投資家の週間売上代金は、2019年の4兆円から、2020年の5.5兆円へと増加しています。また、個人投資家の市場シェアは2019年の20%から、2020年4月以降は25%前後となっており、これを見る限り個人投資家の存在感が増しているという言説は正しいと考えられます。

先を見通すことが難しい時代において個人投資家は、機関投資家やヘッジファンドと違い、自己責任で思い切った投資ができるという特徴があります。

一方で、国内の個人投資家の年齢別の割合は、60歳以上が全体の約65%を占めており、40歳未満の個人投資家は5%に満たない数しかいません。

今後高齢の個人投資家の引退が続くことを考えると、若年層の個人投資家の数をどう伸ばしていくかが重要となっています。

上場企業においても若年層の個人投資家を取り込むため、IR活動に積極的に取り組むなどの施策を行なっています。今後の「フィンタクト」の動向に注目が必要です。

資金調達においては投資家の心をどう掴むかが重要です。スタートアップで主に対象となる投資家はVCや株式投資型クラウドファンディングを利用する個人投資家でしょう。累計200万部を発行する起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウや、VCから出資を受けるための方法などを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 1on1 IR pafin クリプタクト フィンタクト プラットフォーム 個人投資家 情報 投資家 投資情報 支援 暗号資産 株式会社 金融
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

メンズ・スキン・ケア・ブランド「BULK HOMME」展開の「バルクオム」が15億円調達
2020年9月11日、株式会社バルクオムは、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メンズ・スキン・ケア・ブランド「BULK HOMME」を展開しています。 全国1,000店舗以上の小…
婚活事業展開の「IBJ」が「長野銀行」と業務提携
2019年9月2日、株式会社IBJは、株式会社長野銀行と業務提携契約を締結したことを発表しました。 IBJは、結婚相談所ネットワーク「日本結婚相談所連盟」や、IBJ直営結婚相談所「IBJ直営メンバーズ…
知能ロボットコントローラー「Mujinコントローラ」を手がける「Mujin」が27億円調達
2023年12月6日、株式会社Mujinは、総額27億円の資金調達を実施したことを発表しました。 これにより、シリーズCラウンド全体の資金調達額は総額150億円となります。 Mujinは、汎用的知能ロ…
「アドレス」が「ANA」と連携し航空券サブスクリプション・サービスの実証実験を開始
株式会社アドレスは、ANAホールディングス株式会社と連携し、航空券のサブスクリプション・サービスの実証実験を開始することを発表しました。 アドレスは、月額制で全国の家に自由に住める多拠点ライフ・プラッ…
ストリートダンスバトル大会「DANCE ALIVE」をプロデュースする「アノマリー」が「NTTドコモ」と資本業務提携
2022年5月20日、株式会社アノマリーは、株式会社NTTドコモと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、ドコモを引受先とする、4億5,000万円の資金調達を実施したことも併せて発表し…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集