注目のスタートアップ

動画を活用した顧客対応や従業員教育を実現するサービス提供の「VideoTouch」が7億円調達

company

2022年8月2日、VideoTouch株式会社は、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、株式会社Viibarから、VideoTouch株式会社へと社名を変更したことも併せて発表しています。

VideoTouchは、顧客育成プラットフォーム「VideoTouch」を提供しています。

マニュアルやFAQに関する動画を2クリックで作成し、リンクをすぐに顧客に共有できるサービスです。

また作成した複数の動画はカテゴリごとにまとめ、動画FAQとして構築・運用することができます。動画を中心としたFAQコンテンツにより、顧客からの問い合わせを削減します。

顧客対応以外にも、社内のスタッフの研修や営業活動などでも動画を活用できます。

サービスやアプリケーションの操作・使い方でわからないことが生じた場合、カスタマーサポートに連絡することがあります。

しかし、カスタマーサポートとのやり取りは、スクリーンショットや文章によって状況を伝えることになり、上手く状況が伝わらないことも多くあります。

また、こうした状況の説明を理解しなくてはならないカスタマーサポート側にも負担がかかっています。

そのため、よりよい顧客対応の実現へ向けて、新たな仕組みが求められています。

たとえば、画面共有によって顧客の見ている画面を確認しながら、音声通話で対応を行うといった顧客対応も増えています。

しかし画面共有を活用した顧客対応は、顧客に画面共有のための作業をしてもらうという手間が発生しますし、顧客のインターネット回線の品質によっては画面共有が難しいこともあるため万能な手法ではありません。

ほかにはリアルタイムの画面共有ではなく、作成した動画クリップの共有による顧客対応も考えられます。

動画クリップの作成はWindowsの標準機能でも可能ではありますが、注釈やテキストの挿入などには手間がかかるという課題があります。

また、動画のアップロード・共有についても別のサービスを用意しなくてはならないため、気軽に使える手段ではありません。

VideoTouchは上記の課題を、簡単に動画を作成・共有できるプラットフォームによって解決することを目指しています。

動画は顧客対応以外にもさまざまな業務で利用されています。たとえばデジタルマーケティングにおいては、一度に多くの情報を伝えられるものとして動画が利用されています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期におけるSNSやインターネットを活用したマーケティングのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ FAQ VideoTouch Viibar サービス プラットフォーム マニュアル 作成 動画 従業員 教育 株式会社 活用 資金調達 顧客対応
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

VR酔いを防止する移動技術を保有する「UNIVRS」と電力系通信事業者「QTnet」が資本業務提携
2022年12月15日、株式会社QTnetは、株式会社UNIVRSに出資し、メタバース分野での協業を行うことを発表しました。 QTnetは、九州電力グループの電力系通信事業者(旧社名:九州通信ネットワ…
次世代キャリア支援プラットフォーム「BaseMe」を運営する「アレスグッド」が4.6億円調達
2024年8月28日、株式会社アレスグッドは、総額4億6000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アレスグッドは、次世代キャリア支援プラットフォーム「BaseMe(ベイスミー)」を運営してい…
再生可能エネルギーを中心としたエネルギーサービス事業を展開する「Looop」がグリーローンで2.92億円調達
2023年3月3日、株式会社Looopは、東和銀行より2億9200万円を調達したことを発表しました。 グリーローンの概要 企業名:株式会社Looop 融資額:292百万円 契約締結日:2023年3月3…
リヴァンプ出身者が経営する企業に出資する「アラムナイ応援出資プログラム」 AI乗合配車システム「Noruuu」を展開する「REA」に出資
株式会社リヴァンプは、「アラムナイ応援出資プログラム」を開始し、第1号案件として、株式会社REAに対し出資を実行したことを発表しました。 リヴァンプは、経営実務、マーケティング、コンサルティング、デジ…
クラウドファンディング・サイト運営の「CAMPFIRE」が資金調達 ECプラットフォーム運営の「BASE」と資本業務提携
株式会社CAMPFIREは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先であるBASE株式会社とは資本業務提携契約も締結しました。 CAMPFIREは、国内最大のクラウドファンディング・プラッ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集