EV充電サービスを展開する「ユアスタンド」が「北陸電力」と業務提携 北陸地方でのEV充電器の設置・運用へ

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2022年7月21日、ユアスタンド株式会社は、北陸電力株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。

ユアスタンドは、集合住宅・オフィス向けのEV充電サービスをで展開しています。

集合住宅向けのサービスでは、マンション・アパート専用アプリを提供し、アプリを通じて充電の予約・管理が行えます。

また、クレジットカード決済に対応しており、利用料金はユアスタンド経由で定期的に指定口座に振り込まれ、受益者負担で充電器を運用することができます。

現在EV充電サービスは首都圏・中部・関西エリアで展開していますが、今回の北陸電力との提携により北陸電力と共に北陸地方のEV充電器の設置・運用の普及促進を図っていきます。

世界的に脱炭素化が進み、EV(電気自動車)への転換も推進されています。

一方で2020年の国内の新車販売台数の割合では、EVが約0.6%、PHVが約0.6%で、あわせて約1.2%となっています。いまだガソリン車が50%以上を占めており、電気自動車はまだまだ普及していない状況にあります。

EVが普及しない大きな要因としては、充電インフラの整備が遅れていることが挙げられます。

たとえば、一軒家であれば自宅のガレージに充電用のコンセントを設置することは簡単なのですが、充電設備がないマンションの駐車場に充電設備を設置するには、マンションの管理組合などとの交渉が必要となります。

さらに、マンションでは設備と工事費用で50万円~150万円の費用がかかるため、交渉が失敗しマンションでの充電を諦めているEVユーザーも多く存在しています。

また、マンションの共用部の電気代は住民で負担しているケースが多いのですが、EVの充電を行わない住人がいる場合、これを負担するのかしないのかといった問題もあります。さらに、EVユーザーが充電した分の電気代を支払うようにしたくても、通常の設備では充電に使用した分が可視化されないため、受益者負担にすることも難しいのです。

ユアスタンドが提供するEV充電サービスは、こういったマンションなどの集合住宅における充電設備の設置・運用の課題を解決するサービスです。

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