注目のスタートアップ

リモートアクセスサービス「moconavi」提供の「レコモット」が資金調達

company

2022年7月15日、株式会社レコモットは、資金調達を実施したことを発表しました。

レコモットは、リモートアクセスサービス「moconavi(モコナビ)」を提供しています。

スマートフォン・タブレット端末・PCにデータを残さず、社内システムやクラウドサービスにセキュアにアクセスするためのリモートアクセスサービスです。

端末アプリからのリクエスト時のみ通信を行うことで無駄な通信を削減し、さらにパケットを圧縮して通信することで、システムと端末それぞれの不可を低減しています、

また、メール・カレンダー・アドレス帳・ストレージ・チャットなどの専用アプリを実装しており、Microsoft 365やTeamなどのサービスとAPI連携してデータのみを取得し専用アプリで操作することで、快適な操作感を実現しています。

今回の資金は、「moconavi」機能追加・改善、サービスラインナップの増強、人材採用、ブランディング、プロモーション強化に充当します。

新型コロナウイルス感染症の流行により、多くの企業でテレワークの導入が急激に進みました。

テレワークには、場所の制約がなくなり多様な人材を活用できること、オフィス賃料などのコストを削減できること、社員の通勤時間が削減されることなどのメリットがあります。

一方で、セキュリティを確保しながら遠隔で社内システムにアクセスするための環境を構築しなければならないというデメリットがあります。

従来から利用されてきたセキュアなリモートアクセスの方法としてはVPNがあります。

VPNとは、インターネット上に仮想の専用回線を構築し、接続元と接続先でセキュアな通信を行う技術です。

一方で、VPNは暗号化通信を行うため、通常のインターネットよりも速度が遅くなってしまうことや、一度にアクセスできる量が限られているため、多くの社員がアクセスすると処理が遅くなったりアクセスできなくなったりしてしまうという速度面での課題を抱えています。

また、テレワークでは音声通話やビデオ通話なども行う場合がありますが、こうしたデータ通信量が多い通信はVPNサーバーに大きな負担をかけてしまうことになります。

このVPNの課題はテレワークの急激な普及によって顕在化し、VPNを代替する新たなリモートアクセスサービスのニーズが高まっています。

テレワークなど新たな働き方のためにはコミュニケーション・ツールなどICTツールの導入が必要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における社内システムの構築について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ moconavi サービス テレワーク モコナビ リモート リモート・アクセス レコモット 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

夫婦の共有家計簿・貯金アプリ開発・運営の「OsidOri」が9,300万円調達
株式会社OsidOriは、総額約9,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 夫婦の共有家計簿・貯金アプリ「OsidOri(オシドリ)」を開発・運営しています。 夫婦共有のお金と個人のお金を…
デジタルゲート認証/決済プラットフォーム「SmartWallet」開発の「PaylessGate」が1.3億円調達
PaylessGate株式会社は、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 デジタルゲート認証/決済プラットフォーム「SmartWallet」を開発しています。 独自技術である“…
アート専門のWebマガジンなどを運営する「KAMADO」が資金調達
2022年9月28日、株式会社KAMADOは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、スタートアップスタジオの株式会社ガイアックスです。 KAMADOは、アート専門のWebマガジンの運営や、…
心疾患診断アシスト機能を搭載した「超聴診器」を開発する「AMI」が1億円調達
2022年3月1日、AMI株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 心疾患診断アシスト機能付き遠隔医療対応聴診器「超聴診器」を開発しています。 心電・心音の同時計測と、独自のアルゴリ…
シニア人材を中心としたキャリア支援事業を展開する「エイジレス」が1.1億円調達
2022年5月18日、株式会社エイジレスは、総額約1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エイジレスは、シニア人材を中心としたキャリア支援事業を展開しています。 具体的には、ミドル…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集