注目のスタートアップ

変形するロボットベッド「Bexx」やロボット枕「Pixx」を開発する「Ax Robotix」が1億円調達

company

2022年6月22日、Ax Robotix株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Ax Robotixは、ロボットベッド「Bexx(ベックス)」や、AIで成長するロボット枕「Pixx(ピックス)」を開発しています。

また、2022年4月には、要介護者の褥瘡(床ずれ)を予防するロボットベッド「Haxx(ハックス)」を開発し、社会福祉法人一燈会と実証実験を開始しています。

「Pixx」は、ベッドサイドに設置された可動式のシリンダーとハンモック構造の布により、高さの変更と上下の角度を調整し、日々の体調によって最適な枕の形状に変化するロボット枕です。また、寝ている間に最適な形状に変化することで快適な眠りを支援します。

2022年5月にコンパクトホテル「ファーストキャビン市ヶ谷」に「Pixx」を設置し、実際に一晩体験できる環境を提供しています。

今回の資金は、ロボット寝具に関する研究開発の加速、事業開発分野の採用の推進に充当します。

テクノロジーにより睡眠の質の改善を目指す領域をスリープテックといいます。

睡眠は健康に密接な関係があることがわかっており、睡眠の質を改善することで健康状態を向上させられるため、人びとの健康意識の高まりにより大きな盛り上がりをみせています。

市場規模としては、2020年には世界の市場規模が約800億ドル、日本では1兆2,000億円と推計されています。

スリープテックではさまざまなプロダクトが提供されており、たとえば脳波計測やウェアラブルデバイスによって睡眠を可視化するもの、動くベッドによって睡眠の質を向上させるもの、サプリ・機能性食品、いびき防止デバイスなどがあります。

また、睡眠の質を向上させるだけでなく、幼児の睡眠をモニタリングし窒息や乳幼児突然死症候群(SIDS)するものもスリープテックの範疇といえます。

医療・介護における睡眠のモニタリングや質の向上などは、より良い医療介護の提供のために重要なものであるため、今後さらに拡大していくと考えられます。

新たなプロダクトの開発には資金調達が欠かせません。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法などを紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Bexx Haxx Pixx スリープテック ハックス ヒックス ベックス ペット ヘルスケア ロボット 介護 健康 実証実験 株式会社 睡眠 研究開発 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

製造業向け生産計画自動立案システム「最適ワークス」を提供する「スカイディスク」が「商工組合中央公庫」からの資金調達と業務提携を実施
2023年7月31日、株式会社スカイディスクは、株式会社商工組合中央公庫と、ビジネスマッチング業務に係る提携と資金調達を実施したことを発表しました。 スカイディスクは、製造業向け生産計画自動立案システ…
ダイヤモンド半導体を開発する「大熊ダイヤモンドデバイス」が1.4億円調達
2023年5月24日、大熊ダイヤモンドデバイス株式会社は、総額1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 大熊ダイヤモンドデバイスは、ダイヤモンド半導体を開発する、北海道大学および産業…
SNSを活用した写真教室・教材販売の「CURBON」が8,000万円調達
令和元年7月31日、株式会社CURBONは、8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SNSで多数のフォロワーを持つ写真家を講師とした対面型写真教室の実施や、写真技術のeラーニング講座配…
Webサービスにノーコードでガイドの表示ができるUI/UX改善SaaS「Onboarding」提供の「STANDS」が1億円調達
2022年2月15日、株式会社STANDSは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Webサービスにノーコードでガイドの表示ができるUI/UX改善SaaS「Onboarding」を提供し…
積算業務の自動化システム「AI積算」を提供する「H2Corporation」が3.1億円調達
2024年8月22日、株式会社H2Corporationは、総額3億1000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 H2Corporationは、積算業務の自動化システム「AI積算」や、現場の予…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集