注目のスタートアップ

システム伴走型顧客獲得プラットフォーム「mycsess」運営の「YZ」が1億円調達

company

2022年6月6日、株式会社YZは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

YZは、システム伴走型顧客獲得プラットフォーム「mycsess(ミクセス)」を運営しています。

従業員20名以下の小規模事業者を主な対象とする、システム伴走型の顧客獲得支援プラットフォームです。

営業活動をシステムで伴走し、行うべき行動をナビゲートすることで営業活動を効率的にします。

今回の資金は、「mycsess」のマーケティングと開発強化、採用強化に充当します。

また、自治体連携やパートナー連携を進め事業の成長を加速させていきます。

YZはほかに、中小企業向け営業代行「ハンズオンソーシング」、中小企業経営者のためのテクノロジー活用メディア「U-Technology」を運営しています。

従来型の営業は営業担当者の能力や体力が重要で、担当者それぞれが独自のノウハウを持って業務にあたっていました。

しかし独自のノウハウは属人的なものであるため、営業担当者が他人に教える能力を持っていなかったり、後進の育成のための勉強を行わなかった場合、ノウハウは受け継がれることがなく、そのまま失われてしまいます。

中小企業では営業に関する人材も限られているため、技術の継承を行いながら営業活動を行うというのも難しい場合があり、さらに組織力を強化することが困難となっています。

一方で新型コロナウイルス感染症の流行やAIの普及など、社会は大きな変化を迎えており、従来型の営業は限界を迎えています。

また、営業は企業の売上の規模を決定づける重要な業務です。企業が生き残っていくためには営業力を強化しなくてはなりません。

そこで近年は営業において効率化や成約率を向上させるためテクノロジーの導入が進んでいます。

中小企業もテクノロジーに投資していく必要があるのですが、実際のところ上手くデジタル化を推進できる中小企業は多くはありません。

内閣府が公表している「令和3年経済財政白書」によると、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいる中小企業はたった9%しかいません。

「mycsess」は、デジタル化が進まない小規模企業において、小規模企業でも導入しやすいよう、3万円からの月額費用+5%の成果報酬という価格設定を実現しています。

営業は、企業の売上を向上させるために必要な業務です。しかし、リソースの足りない創業期は、満足できる営業を行えないかもしれません。「冊子版創業手帳」では、少しでも営業の成功率を上げるため、営業ツールの導入や、販路開拓の方法などのノウハウを提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ M&A mycsess SFA YZ システム ミクセス 中小企業 伴走 営業 支援 株式会社 獲得 資金調達 顧客
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

顧客紹介マッチングサービス提供の「Saleshub」が1億円調達
2021年7月14日、株式会社Saleshubは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 顧客紹介マッチングサービス「Saleshub」を運営しています。 知り合いと企業をつなぐことで成長…
太陽光発電所再生事業の「ヒラソル・エナジー」が5億円超調達
2021年8月31日、ヒラソル・エナジー株式会社は、総額5億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 東京大学発のIoT技術「PPLC-PV」(電流型電力線通信技術、Pulse Powerline…
データ・シェアリング・プラットフォーム 「DP2」など運営の「アイディオット」が資金調達
2020年8月26日、株式会社アイディオットは、資金調達を実施したことを発表しました。 データを軸としAIやソフトなど以下のようなプロダクト開発を行っています。 ・データ・シェアリング・プラットフォー…
不動産による資産形成をクラウドで支援する「ヤモリ」が5,000万円調達
2021年6月8日、株式会社ヤモリは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 不動産オーナー向けクラウド不動産経営管理サービス「大家のヤモリ」や、管理会社向けクラウド不動産オーナー…
アプリそのものが病気を治療する「治療アプリ」開発・提供の「CureApp」が21億円調達
2021年3月12日、株式会社CureAppは、総額約21億円の資金調達を実施したことを発表しました。 革新的な治療法(デジタル療法)である治療用アプリを研究開発・提供しています。 2020年8月には…

大久保の視点

ニコニコ超会議・学生ピッチ甲子園ビジネス部門優勝&1000万円獲得はウェルヘルス土井久生馬さん
2024年4月27日(土)~2024年4月28日(日)に幕張メッセでニコニコ超会議実行委員会で『ニコニコ超会議2024』が開催された。 『ニコニコ超会議20…
(2024/4/28)
「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】