AIファイナンスの「H.I.F.」がAI定性与信審査技術を活用した敷金保証事業を開始

tool

2022年5月19日、H.I.F.株式会社は、AI定性与信審査技術を活用した敷金保証事業を開始することを発表しました。

今回発表した、AI定性与信審査技術を活用した敷金保証事業は、H.I.F.が敷金を保証することで、入居者は敷金を拠出することなく入居することを可能とするものです。

また、すでに入居している場合でも、敷金保証サービスを活用することで、すでに預けている敷金を手元資金として使うこともできます。

この敷金保証事業は、法人向け事業用賃貸と個人向け住居用賃貸で展開します。

H.I.F.は、独自のAI定性与信技術を活用し、AI定性与信審査サービス「二十一式人工知能付自動与信審査回路」、「債権流動化サービス」、決済代行サービス「Fimple決済」、掛金保証サービス「Fimple保証」など、様々なFintechサービスを展開しています。

敷金とは賃貸契約において賃料の支払いを担保するために貸主が借主から預かるお金のことです。

そのため特にトラブル等がなければ、契約終了時には基本的に返還されることとなります。

一方で個人の賃貸住宅では、オーナーや不動産管理会社の裁量で原状回復の費用に充てられることもあり、貸主と借主の間でのトラブルの元となるケースが散見されます。

貸主としては、敷金はまとまって手に入る資金であるため、それをその他の運用や運転資金に流用することもあります。悪質な貸主の場合は、借主の退去時にキャッシュが手元になく、何らかの理由をつけて敷金を返還しないということもあります。

また、賃貸オフィスなど法人契約では、賃料の6~12カ月分が敷金の相場であり、創業期の企業にとっては大きな出費となっています。

このように敷金は様々な課題を抱えています。この課題を解決するため、H.I.F.が提供するような、第三者が敷金の預入・保証を行ってくれる敷金保証サービスが登場しているのです。

H.I.F.株式会社のコメント

このニュースを受けまして、H.I.F.株式会社 代表取締役 東小薗光輝氏よりコメントが届きました。

・今回の新サービスの売りは何ですか?

敷金保証をすることで入居したいスタートアップやベンチャー企業は資金拠出なくオフィスに入居できるため、敷金相当額を成長資金に使えるようになります。

・今後の展望を教えてください。

敷金だけでなく、引越し等や車両購入の後払い保証等も行っていきます。

・読者へのメッセージをお願いします。

オフィス移転を検討している場合はぜひ家賃・敷金保証や引越しに関してご相談ください。

資金繰りがうまくいかないと、売上が黒字であっても倒産してしまう、黒字倒産に見舞われてしまうことがあります。「冊子版創業手帳」では、創業期に重要視したいキャッシュフローについてのノウハウや、黒字倒産しない会社を作る資金繰り表の作成術など、詳しく解説しています。

カテゴリ 便利なサービス
関連タグ AI Fintech ファイナンス 不動産 与信審査 保証 株式会社
詳細はこちら

AIファイナンス企業のH.I.F.、AI定性与信審査技術を活用し敷金保証事業を開始

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産開発のデジタルインフラ事業を手がける「トグルホールディングス」が5.6億円調達
2023年11月15日、トグルホールディングス株式会社は、総額5億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 トグルホールディングスは、不動産開発のデジタルインフラ「sketch」、デジタ…
AI献立自動作成アプリ「me:new」の運営元が資金調達
平成30年6月21日、株式会社ミーニューは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、レンダーズ創業で現在キッズラインを営む経沢香保子氏です。また、これにより氏はミーニューの顧問に就任しました…
建設業マッチングプラットフォーム提供の「ツクリンク」が3億円調達
2021年5月20日、ツクリンク株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 登録料無料で利用できる建築業マッチングプラットフォーム「ツクリンク」を運営しています。 2021年3月…
CO2排出量可視化・削減サービスプラットフォームを手がける「e-dash」が「三井物産」「みずほ銀行」「みずほイノベーション・フロンティ」と資本業務提携
2024年2月20日、e-dash株式会社は、三井物産株式会社、株式会社みずほ銀行、みずほイノベーション・フロンティア株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 e-dashは、企業や自…
飲食店向けに野菜・果物などの食材を配送する「ベジクル」が資金調達
2024年6月28日、ベジクル株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、累計調達額は5.2億円となりました。 ベジクルは、業務用野菜の卸売や、青果流通BPaaS事業、飲食…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集